個人山行 桜とワラビと帆場岳

馬場

個人的な事情ではなく、世界的事情で山へ行けなくなった。
新型コロナ緊急事態宣言、これは仕方がない。しかし、ラッキーな事に山への自粛が発令される前に例会から個人山行へ変更になった帆場岳へ参加できた。
桜が散り始めた4月8日水曜日平日山行。
大昔、アメリカ人チャックがいた頃、一緒に登って以来なので記憶は定かでない。記憶に残っているのは、楽、広場が広い、空が青かったの良いことばかりである。
さて、今回は!案内通り新地のバスセンターからバスに乗った。
南組がおらん・・。少々不安になっていたら宝町バス停で金木さん登場。住吉からマスク姿の面々が登場。平日山行は参加者が少ないと思っていたけれど、いつもの山行と同じだった。
六枚板入口バス停到着。
今回のリーダーの大町さんを待っていると、アップダウンの道をかなり歩いてきたと颯爽と登場して来た。
タダモノデハナイ・・・なんだか、きつい山になりそうな予感がする。
山里をしばらく歩く。ワラビ採り組は早速行動開始。
短パンにスパッツ姿のおしゃれな山上八ちゃんは「若いー」とひやかされていた。
普通、今どき山ファッションをしていると「後ろから見たら学生かと思ったぁ」なんて大げさなことを言ったりするが、八ちゃんの場合、後ろから見ても服装だけ山ボーイでした。
さて、登山口到着。みんな元気です。
途中、大きな桜の木が待っていた。残念ながら満開は過ぎていた。
東さんが「百年桜」と教えてくれた。「知っていたと?」と聞くと「いや、聞いた」やっぱりね。
テッペンより少し下ったところでお昼ご飯。まだ桜が残っていて青空の下のピンクの花の美しさは格別である。帆場岳は桜の山だったのだと改めて頭の中にメモする。
ご飯のあとはいつもの光景が始まった。
最近スクワットを始めたという中島Hさんが実演、そのやり方は緩いと川口だんちゃんの意見が出て健康談議に花が咲き始めた。
ワラビ採り組も動き出し、こうなると桜の木も微笑むだけになってしまう。
又行けと言われても、絶対行けないだろう登山道を下る。記憶によると楽!だったはずなのに、歩きにくい。年を重ねるということはこういうことなんだと自分に言い聞かせながら下る。
しかしだ!可愛いい春の花がいっぱい咲いていた。
ワラビに全く興味を示さないあっちゃんはうれしさいっぱいで春の花たちを愛でていた。
ここからだ!例会にご無沙汰している間に花に超詳しい山本さんが入会していた。
山本さんは一つ聞いたら、先に聞いた花の名前を忘れている忘却の彼方現象の私に嫌な顔せずに何回も教えてくれた。
たしか、燕だったかカラスだったか鳥の名前の葉っぱを教えてもらったがもちろん忘れている。覚えているのは紫色した小さな花たち『カキドオシ』のみ。

帆場岳から醍醐の滝コース
心地よい風が体を包み、澄み切った青空の下の山歩き。この空の下でコロナウイルスが猛威を振るっていると思うと壮大な自然の中の恐怖も感じたがそれでもやっぱり、山は楽しい。
自粛の影響かこの季節、いつもにも増して空が綺麗で空気も澄み、市内の山の稜線がくっきり、はっきり見える。今、山に行ったら最高気分だろうなと眺めている。
当たり前のことが当たり前でなくなっていく現在、自分の好きなことは益々大事にするぞ。
山に行ければそれでいい。近場の山の例会楽しみに待ってます。
参加者:
CL:大町、SL:田尻H、山上、田尻S、東、川口T、川口A、金木、江口、中島H、山本、西川I、馬場 計13名