個人山行 75歳の秋山行(合作)

出羽三山・鳥海山

中島 H&川口 A

天気のおかげで何度も出発の変更があったが、自由が利く我々世代、10月2日シニア割引で長崎・羽田・庄内へと飛んだ。
帰りも同様、空き便次第だから、乗り継ぎ時間が5時間程度あった。
その時は人間ウオッチング、俳優中尾彬夫妻、庭園デザイナー石原和幸氏、最後は出張帰りの我が子の次男。
バスの?運行期間が終わっていたのと時間短縮の為、レンタカーを使用した。
月山
10月3日(水)
今日は気温が低い。8時発のリフトで上がる。
リフトのルート沿いのナナカマドが真っ赤で美しい。
リフト上駅は紅葉真っ盛り。風が相当吹いている。
高齢者が低体温症になるだろうことを実感する。もうチョットで頂上のところで「ストップ、ダウンを着る」と私。
下リフト駅で280円のおにぎりを買って、8時15分、緩やかな道を牛首分岐へと歩きだす。
今日は湯殿山コースと姥ヶ岳コースに分かれ、それぞれ自由に歩く。
牛首から尾根になり急な登りの鍛冶月光をゆっくり登る。
10時23分月山着。一足先に登った吹野さんと栗崎さんと合流し、他の登山者に写真を撮ってもらう。
オフシーズンなので、山頂は解放されていて、無料で山頂に着いた。
強風の上に霧が漂い視界が悪い。早々に山頂を後にし、紅葉真っ盛りの中、写真を撮りながら鍛冶月光を下った。
湯殿山への分岐点装束場で栗崎さん、吹野さんと別れる。
12時30分姥ヶ岳着。リフト駅で栗崎さんリクエストのコロッケを買って食べ、13時45分姥沢駐車場着。
湯殿山参籠所に下山した吹野さん、栗崎さんを車にピックアップして今日の山行は終わる。
鳥海山
10月4日(木)
こちらも広大で素晴らしい紅葉風景。8時間38分頑張って歩いた。
7時24分秡川駐車場発。
竜ヶ原湿原を抜けると涸れた沢の道を登る。植物が倒れていて、最近まで雪が残っていたことが分かる。
はるか遠い七高山の頂上目指し歩を進めていた6合目で電話が鳴る。
「洗剤の予備ストックはどこ?」と夫。家庭生活から遠く遠く離れて来たのにアーア。
頂上直下の舎利坂は鎖のある急なガレ場で、足場の不安定な道を登り詰める。
11時31分七高山着。山頂は外輪山北のピーク。
御室小屋は崖の下の火口付近にあり、火口に水が溜まっている。
12時12分山頂を満喫し康新道を下る。左は切れ立った崖が続き慎重にゆっくり下る。
この先が長かった。写真を撮りながらではあるが、長い長い下りにウンザリしたところで15時50分払川駐車場に着いた。
光るススキの向こうの鳥海山が美しかった。
羽黒山
10月5日(金)
バスと電車を使って羽黒山に登る吹野さんと別れ、長崎組はシニア割引の搭乗券予約の為に空港へ行き、その後車で羽黒山登山口である大地金神社髄神門より国宝五重塔まで歩いた後、車で山頂へ向かう観光となった。
羽黒山を脚で登ったのは吹野さんだけだった。
今回の山行は7月初旬の予定で計画し、台風と悪天候で何回も延期となり、アイゼンも6本歯から4本、不要になった10月。
また出発前に台風25号が発生し、前回の台風の影響により、予約した夜行列車が運休になったので中止する予定が、誰かさんの一言で決行することとなった。
台風が迫る中、足早ではあったが、晴天と東北の秋山との素晴らしい出会いがあり、お天気に絶対自信家の晴女さんに感謝したい。
参加者:
CL: 川口T、吹野、栗崎、中島H、川口A  計5名