個人山行 九重連山縦走とテント泊

・参加者
(CL・気象) 三田 T
(食料・装備)田尻 S
(記録)   峯
・コースタイム等
▼12月29日(金)田尻宅出発8:45〜今村PA(買物等)9:10〜山田SA10:50〜九重IC11:10〜長者原着11:35〜長者原出発12:10〜小休憩12:45〜雨ヶ池13:30〜坊がツル14:30
¶テント設営15:00 懇親会 食事等 就寝19:30
▼12月30日(土)起床6:00〜朝食等〜出発7:40〜鉾立峠8:05〜白口岳9:05〜出発9:25〜稲星山9:55〜出発10:05〜久住山10:35〜出発10:50〜天狗ヶ城11:20〜中岳11:40〜出発12:00〜東千里ヶ浜経由〜池ノ小屋12:20〜御池〜出発12:40〜(2012以降使用不可道を下山)〜法華院温泉山荘14:30〜坊がツル14:40
¶懇親会 食事等15:00〜 就寝19:30
▼12月31日(日)起床6:00〜朝食等〜テント撤去等〜出発7:50〜小休憩9:20〜長者原10:00〜温泉(九重星生ホテル)〜出発11:10〜九重IC11:40〜諫早IC13:50〜田尻宅14:15

 今回の計画は山岳会のビッグ例会「冬山 中央アルプス」が中止されたので急遽あわただしいなか12月22日の夕方、長崎市立図書館にて打ち合わせを行いテント泊による九重連山縦走を楽しむことにした。

12月29日(金)
 田尻宅に8時30分集合し「共同装備及び食料」を各自パッキングすませ九重へ向けて予定どおり三田車で出発です。
予報どおり今日は寒気がぬけ穏やかな陽気と高速もスムーズで快適な走りで、まず今村PAで少々の買い物等をすませ一路九重をめざす。
途中山田SAにて小休憩をとり、ここから運転手を田尻さんにかわり長者原へと車を快調に走らせます。
 九重ICから約30分で長者原に到着する。駐車場は満杯ではないが7〜8割程度は停まっているかなと・・・・・。さっそく各自装備等の確認をすませ出発です。
タデ原湿原には一面黄金の枯れススキでみごとな風情と侘(ワビ)を感じながら遊歩道を歩く。
12月中旬の大寒波時の雪景色はすっかり姿を消していた雨ヶ池越経由で坊がツルを目指す。
 予定どおり、14時30分に現地到着、坊がツル湿原も雪はないが一面黄金のススキと平治岳・北大船山・大船山の山々と青い空が目を楽しませてくれた。
 さっそく幕営を設置し疲れを癒すために?まずはビールでカンパイ・・・懇親会をはじめる。
普段飲酒しない小生もビール・ワインをいただく。
時がすすむうちに三田さんの手作りの酒のつまみには目からウロコです。二つのメニューは是非まねしたいと思いました。ひそかにどこかでためしたいと思います。
また、食料担当の田尻さんの食事も飲んでいるあいだにいつの間にかできてくる手際よさと美味しい夕食で満足です。
私の今までの山のスタイル、宿泊は山小屋等を利用してのため違った楽しさが増えそうな気がします・・・。
明日も天気はまずまずの予報ですので19時30分頃にはそれぞれのシュラフのなかへ・・・・、いつの間にか深い眠りへ入る。
12月30日(土)
 目覚ましの挨拶で6時に起床、シュラフ等の片づけ、朝食を食べた後各自準備が整いしだい7時40分出発。
今日も穏やかな陽気・・予定では5座の縦走を楽しみます。
登山道には先週の寒波襲来時の雪が残っており一部凍っていましたが、20分ほどで鉾立峠に到着、小休憩をとり先ずは白口岳を目指します。
 徐々に高度をあげていくうちに後ろをふりかえると、青い空と大船山、北大船山、平治岳の山々の中腹に微かに雲海が流れていて、幻想的な景色を楽しみながら約1時間で白口岳に到着。
まず目に飛び込んできたのは360度の絶景、九重連山を縦走して初めてみる景色が迎えてくれました。
大崩山系・祖母傾山系・九州脊梁山系・根子岳・由布岳の双二峰等の山々が雲海に浮かんでいる雄姿をしばし楽しませてもらい、年末の最高のご褒美でした。
 20分ほど楽しんだ後「稲星山・久住山・天狗ヶ城・中岳」へと足を運ぶ・・・風もなく穏やかな稜線歩き、もちろん左右の景色も楽しみながら阿蘇山も噴煙があがり自然の脅威も垣間見ることができた。
 稲星山を経由し久住山についた頃にはさすがに人気の山で年末を楽しんでいる登山者でいっぱいです。
ここで行動食をとるため阿蘇の山々をみながら休憩をとる。
 久住山を後にして天狗ヶ城・中岳を目指す。
 中岳からみた御池では凍りついた氷上でスケーティング等戯れている登山者を見て、時間的にも余裕があることから急遽御池に立ち寄ることに・・・。
 東千里ヶ浜方面へ下山し、池の小屋に立ち寄り御池へと足を進める。御池でしばしそれぞれ氷の感触を楽しむ。三田CLは中央までスケーティングを楽しんでいた・・・・・。
 また田尻さん曰く、「気にかけていた池の小屋の避難小屋がきれいに整理され使用できるようになっている」と安堵されていたことに、長崎山岳会のホスピタリティを感じることができた。
これから坊がツルの幕営にむけて下山です。2012年の水害以降ほとんど登山者は使用していない(現地の看板は「登山は遠慮してください」の掲示)ルートを直接歩くことに。
雪のない稜線歩きからそれなりの雪の感触を感じながらの下山でしたが、長い間歩いていない道で藪・枝漕ぎをしながらの下山と、ルート等を確認しながらの歩きですが、沢筋あたりからはそれなりの岩ありで予定より時間がかかったが、変化にとんだ歩きができた。
法華院温泉山荘でビールを調達し坊がツル(幕営)に無事到着する。
 テント内にもぐりこむとさっそくビールで乾杯!飲めない小生も本当に美味しくいただいた。
約5時間ちかく昨夜と同じく懇親会と食事を楽しむ。
またまた三田さんの手作りのつまみで持ち寄ったお酒も空となり、田尻さんの手際よい食事で楽しい時間を過ごすことができた。
 明日の予定は、天気予報も怪しい状況等により、今日満喫した絶景を脳裏に残して早めに下山し、温泉にまったりして長崎へ帰還する予定とした。(翌朝状況確認して判断)19時30分ころ昨日と同様各自シュラフに潜り込む。
12月31日(日)
 昨日と同様目覚ましの挨拶で6時起床、三田さんが状況確認、予報に反して星が見える坊がツルでしたが、いつの間にか雨まじりの雪と一面ガスのなかで九重連山もすっかりガスに覆われてきたので、昨日九重山系の絶景を堪能したことから下山することと判断する。
 さっそく、田尻さんの手際よい朝食をユックリいただきます。
また「蒲鉾・餅」を持ってきていただき正月気分のおもてなしには感謝です。
幕営の撤収及び各自のパッキング等をすませ下山する。昨夜の意識あわせでは黒川温泉にはいり長崎への帰還予定でしたが、長者原についたころ、阿蘇方面はタイヤチェーンが必要との情報で、無理せず「九重星生ホテル」の温泉にまったりして途中金立PAで休憩し長崎へ帰還した。