個人山行 3月の屋久島

吉村 克伸

3/12(木)
 夜行バス、フェリー、バスと乗り継ぎ、終点 紀元杉で降りる。
車道をしばらく歩く。つららが出てくる。写真に撮っている人もいる。
淀川小屋入口より山道になる。約40分で小屋に着く。
単独行3人、二人パーティ1組、三人パーティ1組が泊まる。
寒いのでカッパを着るが、まだ寒いので着替えのシャツも着る。冬用のシュラフを持ってくればよかった。
3/13(金)
 みんな起きるので私も起きて5:00に出発する。
三人パーティが少し早く出発した。また反対側に行く人もいた。
花の江河ではきれいな冬景色を360°たのしむ。よかったのはここまでで後はツルツルに凍った道を歩くことになる。
軽アイゼンなど持ってきていないので道の端を歩く。氷の上を木の枝をつかみながら歩くがすべってころぶ。コッヘルがへこんでいた。
一歩一歩すべらないように前へ足を出す。氷が割れて靴がずぶ濡れになる。やっと宮之浦岳(1936m)に着く。5人若者がいた。
また氷道になる。慎重に下るがそれでもすべる。氷が少ないところをみつけて下る。アイゼンをギシギシと効かせて登ってくる三人パーティとすれ違う。
今度は雪道となり鹿が出てくる。ぜんぜん逃げない。ちょっと藪になり間違ったな?と思ったがテープが見えたので安心する。
メガネが枝にひっかかり動く。もとにもどすと何か変。外すと左のレンズが外れていた。探すが、白の上に透明。これは無理。すぐにやめる。
ここからはメガネなしで歩く。雪も少なくなってきて新高塚小屋に着く。だれもいなかった。さらに下って高塚小屋。りっぱな小屋になっていて3階まであった。
明日は暗いので、縄文杉を見に行く。往復の人がいたり、ちょうど着いた人たちが登ってくる。
小屋にもどり、何もすることがないので、シュラフに入る。16時を過ぎたのでカレーを食べてねる。
単独行4人。五人パーティ1組。トイレに出ると鹿がうろうろしていた。
3/14(土)
 誰か起きるだろうと思っていたら誰も起きず、時計を見ると4:50。
すぐに起きて5:20出発。まだ暗い。1時間25分でウィルソン株、中に入り空を見上げる。
20分下ってトロッコ道に出る。板の上を軽い足取りで歩く。縄文杉見学者二人と会う。だんだんとグループの人数が増えてくる。
小杉谷山荘跡地ではたくさんの人たちが休んでいる。楠川への分かれ道です。とガイドが案内している横を登る。
また静かな山道になる。腹がグーグーいっている。
辻峠に着く。登山者がたくさんいる。これから多くの人たちとすれ違うがみんな若者ばかりである。
春休み。いつもいる団体さんには1組しか会わなかった。しかもみんな静かだった。
白谷山荘に寄る。東京から来ている修学旅行生も青いジャージを着て登ってくる。
楠川への分かれ道を確認できなく、観光客も現れ、白谷バス停に着き、3月の屋久島登山を終わる。
この後種子島へ渡り、翌日の日曜日に種子島ロケットマラソン42.195kmを完走し、16日月曜日長崎へ帰ってきた。
コースタイム
3/13(金)5:00淀川小屋〜6:20花の江河〜9:10宮之浦岳〜11:30新高塚小屋〜12:30高塚小屋
3/14(土)5:20高塚小屋〜6:40ウィルソン株〜7:05トロッコ道〜8:00楠川歩道〜8:45辻峠〜9:15白谷山荘〜10:00白谷バス停