2021年度研修会 読図

[研修委員] 窪田、三田T

[出席者]  山上、東、江口、金木、川口A 、川口T、木場、小笹T、田尻H、田尻S、馬場、福田K (12名)

[日時・場所]10月31日(日)  8:5011:30、稲佐山中腹公園
[研修内容] 
実施要項及び稲佐山周辺地図(カシミールで印刷した1万分の1の磁北線付き地図)を出席者に配布し、次の内容で実施した。
 (1) 地図の使い方・見方 尾根・谷を探して地図を立体的に見る方法、がけ等の危険箇所を含む地図記号の確認、等高線から傾斜を判断する仕方など、地図の使い方・見方について確認を行った。
 (2) コンパスの使い方
・ 持参してもらったコンパスを確認すると、磁針部のオイルが黄色く変色したり、気泡が入るなど劣化したものがあった。コンパスは消耗品であるため、オイル変色・気泡などの劣化が見られたらぜひ新品に取り替えてほしい。
・ コンパスを使って、地図を正しく北に向けておく(整置)、二つの目標物から自分のいる位置を特定する?同定(交会法)?、進行方向の設定など、基本的なコンパスの使い方について習得した。
・ 携帯電話のアプリとして搭載されている電子コンパス機能の確認、電子地図アプリYAMAPについても画面を見ながら使い方を確認した。
なお、携帯電話のGPSを使う場合はバッテリーの消耗が早くなり、肝心の緊急連絡の際に電話が掛けられなくなる恐れがあるため、「機内モード」に設定してバッテリーの消耗を少なくすることをお勧めする。特に、一泊以上の山行で使用する場合は、積極的に機内モードを使う、携帯の電源を切る、モバイルバッテリーを持参するなど、バッテリーを長持ちさせる対策をすべきである。
(3) 歩測の仕方(自分の歩幅を知る)
10m歩いたときの歩数から各自の歩幅を確認した。「歩幅×歩数」で移動距離が判り、ホワイトアウトなどの際に活用できるので、ぜひ自分の歩幅を知っておいてほしい。
(4) 実地研修
駐車場から西側の288m地点(日時計のある展望台)をコンパスに目標方向として設定し、実際に歩いて地図とコンパスの使い方等を確認した。
 最近はYAMAPの活用が増えてきて便利な世の中になりましたが、やはり紙の地図とコンパスは必携です。また、YAMAPを使う際にも読図は大事です。
各自が山行前に地図を見て地形・ルートを頭に入れ、コースを歩くときには休憩や要所で地図とコンパスを使って自分の位置を確認する習慣をつけ、道迷いのリスクを減らすようにしましょう。
なお、もし迷ってしまったら、そのまま下らず、必ずもと来た道を引き返す/登り返すようにして下さい。