研修会報告

ファーストエイドに使うもの

講師:本田元人 認定山岳医、 研修担当:三田 徹

 9月1日(日) 恒例となった半年に一度の山岳医の本田さんによる座学研修会「山での病気や外傷、その予防と対処法」も4回目を迎え、今回は『ファーストエイドに使うもの、なにを持って行く?どう使う?』を実施しました。
 研修会では、登山中によくある骨折やその処置、高所性頭痛への対処、そして、皆さんもよく経験する足のつりへの対処、これはご存知の芍薬甘草湯(68番)が即効で効くこと(約6分)や、そしてビバーク、低体温症対策としてレスキューシートやツェルトの選択や使用方法などな様々なことを学習しました。
 皆さんは、山行の際にどのようなファーストエイドを持って行ってますか?不要不急なものまで持って行くと、ザックも重くかさばってしまいます。かといって、行動食と飲物、雨具だけでは何かあった場合、山で起こった事象に対応できず思わぬ重症化等を招くことにもなりかねません。
 本田さんからは携行品を取捨選択する目安として
①命に係わる機材、重症化を防ぐ機材は必須であること
②自力下山するために有用な機材はできるだけ持って行くこと
③個人の特徴と山行形態で必要に応じ携行すること
など分かりやすいお話がありました。
 私も、近場の山行ではレスキューシートや絆創膏、ポイズンリムバーや傷口を洗うための穴あきの蓋を付けたペットボトルなど最小限のものは持って行ってますが、他に必要なものがないか、チェックしたいと思ってます。
 研修会は初心者の方はもちろん、ベテランの方も改めて気づいたり学んだりすることも多いので、今後とも多くの皆さんの参加をお願いいたします。
参加者:
赤岩、東、石川、石田、江口、小川、金木、川口T、川口A、川崎、喜屋武、栗崎、小笹、三田T、田崎、田尻S、田尻H、中島Y、西、中島H、中村E、西川A、西川I、福田、山上、内山、本田  計27名