研修会報告

三田 T

[日  時] 5月26日(日)
[場  所] 稲佐山権現岩
[内  容] 
 朝8時30分に清香園の駐車場に集合。今回は、新人、会員外を含め16名の参加となり、研修担当としてはうれしい悲鳴。
北海道では39度を超える酷暑で長崎も30度を超える暑さとなった。
約10分、ゆっくりと歩き岩場へたどり付くが、この暑さで蚊もブンブン飛んでおり、山上さんが持ってきた蚊取り線香が活躍する。
 いつものように、ブーリン結び、8の字結び(シングル、ダブル)、シュリンゲを使ったチェストハーネスの作り方、マスト結びを確実に覚えてもらう。
 次に下の岩場で岩登りの基本である三点確保で登下降をみっちりと繰り返す。
最初はおっかなびっくりで岩から離れていた初心者も、指導者の的確なアドバイスにより、徐々に安定して登り降りすることができるようになっていった。
岩場では靴の爪先で立つことが大事で、また、次の一歩をどのスタンスに置くのか確認するためにも岩から身体を離すことがいかに大事なのかを学んでもらった。
 岩に慣れてきたあとは、上の岩場にザイルをフィックスし、チェストハーネスにメインロープを8の字結びでセットし登下降を繰り返す。
今回は人数が多いので3本セットし、ビレイヤーは小生と窪田君、今泉君、岩場での指導は山上さん、東(俊)さん、大塚さんにお願いした。
クライミングではお互いの声掛け、そして登ったあとの自己確保を忘れないように。
今泉君には、落ち役となった東(俊)さんの墜落を止める練習もしてもらった。
ひととおりの研修メニューが終り、せっかくなのでベビーフェイスに小生と窪田君、今泉君、東(俊)さん、大塚さん、会員外のSさん、Nさんが挑戦する。
ベビーフェイスは最初の出だしが核心部だが、皆、何とか登ることができ満足してもらったと思う。
最後は、ローソク岩に寄って今日の研修が無事終了したことを報告し、集合写真を撮って下り、 解散とする。
 権現岩での研修は、これからいろんな山を登るうえで、ちょっとした岩場の通過、そして北アルプス等の縦走のための基本となるので、学んだことを繰り返し、忘れないように身に付けていただければと思う。
また、普段の山行の際は、長短のテープシュリンゲ(120cm、60cm)、カラビナ3枚程度は携行していただきたい。
皆さん暑いなかお疲れさまでした!
参加者:
山上、東T、金木、吉村、中村E、大塚、窪田、今泉、江口、木場、井上、田﨑、三田T計13名  会員外3名