第2158例会 九重ミヤマキリシマ
==三俣山==
前田 悠子
6月5日(木)
一番心配された天気は「快晴」の予報。まずは一安心。予定通りに大曲登山口に到着して、Yさん指導のもと準備体操を行い、9時過ぎに登山口を出発する。

三俣山 |
西峰往復コースと三俣周回コースを設定していたが、何となく「どっちにしようかなぁ」という誰かの心の声が漏れ聞こえたのか「北峰までは歩かん」というレジェンドSさん、Yさんのツルの二声で急遽本峰→南峰コースができる。
結局、A:三俣周回コース(9名)、B:西峰往復コース(4名)、C:本峰→南峰コース(7名)の3つ のコースに分かれての山行となった。
B班は、西峰まで行き、その後分岐から長者原の方へと向かい、

A班とC班 B班 |
熟女4名でのんびりと歩き、ミヤマキリシマ以上に笑顔の花が
咲いたそうである。
C班は、軽快なスピードで歩きつつも山頂でたっぷり休憩を取り、
楽しい山行になったようだ。本峰から南峰へと進み下山する。
さて、ここからはA班の山行報告である。A班は、Sさんを先頭に休憩なしで

C班 |
10:08すがもり越到着。予定より20分早い。これなら帰りの時間も大丈夫!二安心。
すがもり越から西峰までは、ミヤマキリシマがほぼ満開で、見上げると真っ青な空に葉の緑とミヤマキリシマのピンクが映えてとても美しい。足元には白い可愛いらしいマイヅルソウが咲いている。
急登を登り切り10:47西峰到着。
白口岳、中岳、天狗ヶ城、久住山の山々を眺めているとC班7名の姿が見えた。
本峰斜面のミヤマキリシマは所々咲いてはいるがまだまだ蕾が多く、

本峰での記念撮影 |
これが咲き揃うと圧巻だろう。
11:19本峰到着。ピンク色に染まる平治岳を眺めながら早めの昼食をとる。
最高のお天気に最高の景色である。コーヒーを飲んだら出発という頃C班到着。
A班とC班16名で平治岳をバックに記念撮影。
さて、ここからが今日の核心部。なかなかの激下り。ロープと木をつかみながらそれぞれのペースで慎重に下りる。
この辺りから北峰までは、ピンク色のイワカガミがたくさん咲いていた。
大鍋に下りたいところだが、今日は諦める。そしてここからまた急登、しかもミヤマキリシマの枝が行く手を阻み、チクチクと体を刺してくる。尾根に上がり南峰方向を見るとYさんの赤い服が見えた!C班はもうすぐ南峰到着だ。

北峰での記念撮影 |
12:20北峰到着。記念写真を撮り、また下る。
ここから見た紅葉がすばらしかったことを思い出す。またその頃に来たいものだ。
右側斜面が大きく崩壊し、南峰斜面にも崩れているところがあり自然の驚異を感じる。
北峰頂上あたりからピンク色や紅色のドウダンツツジのトンネルが現れる。
丁度見頃で、おそらく「ベニドウダン」だと思われるが、植物の先生もいないし、写真もピンボケでGoogle先生も困っているし、おそらくである。

北峰から平治岳を見る |
ちなみに「ドウダンツツジ」を漢字で書くと「満天星躑躅」。「満点星」は中国での呼び方で、花を満天の星に例えたものだそうだ。なるほど、赤みを帯びた花が夜空に輝く満点の星のように咲いている。
この辺りはシャクナゲの木も多く、少し前だったらシャクナゲロードを見ることができただろう。
下り切った後、南峰斜面をまた登る。しかもまっすぐ。誰も一言も発せず、無言で、ただひたすらに登る。途中、坊がつるのカラフルなテントが見えた時は、歓声があがった。そうしてようやく13:20南峰到着。
ピンク色の帽子をかぶったような平治岳がここからはより大きく見える。Ⅳ峰からはずーっと下りなので一安心だが岩ありぬるぬる道ありで気は抜けない。下を見ると、久住分かれから北千里ヶ浜へと歩く人たちが見える。北千里ヶ浜を東方向に歩いている人たちは法華院温泉か坊がつるに泊まるのかなぁと考えていると、西日に照らされた西峰斜面のミヤマキリシマ

西峰分岐を通り過ぎて |

すがもり越を通り過ぎて |
が「おつかれさま。あと少しですよ。」と迎えてくれた。
14:40すがもり越到着。「僕行けたよー。」という三俣山初登頂のFさんが嬉しそうにつぶやいた言葉が心地よい風とともに疲れを癒やしてくれた。
ミヤマキリシマや景色を眺めながら、達成感と安堵と疲労感で最後はのんびり歩いて、15:37みんなが待つ大曲登山口に
到着。Hさんが笑顔で出迎えてくれ、ほっとする。
今回、長崎山岳会入会初日のNさんが参加しました。これからよろしくお願いします。
参加者全員の写真を取り損ねました。ごめんなさい。長者原で三俣山をバックに撮ろうと思っていたのに、ソフトクリームですっかり忘れてました。B班のみなさま、本当に申し訳ありません。
コースタイム(A斑)
登山口9:13~10:08諏蛾守越10:20~10:47西峰10:58~11:19本峰(昼食)11:55~12:15北峰12:20~13:20南峰13:35~13:55Ⅳ峰14:00~14:39諏蛾守越14:50~
15:37登山口
距 離: 7.1km
累積標高:804m
所要時間: 6時間24分
参加者:CL:前田Y、SL:宮前、赤岩、井上、川口A、木場、喜屋武、栗崎、小宮、
下松八重K、田尻S、田尻H、田辺、中島H、中谷、福田、平田S、前田C、山上
計19名 会員外1名
★出会った植物
~心で叫び目で元気づけられた三俣山~
前田 千春
登山経験があまりないのですが、九重のミヤマキリシマを見たいと思い参加しました。初めての九重ミヤマキリシマです。山行の日は2日前の雨が嘘のような晴天です。
せっかく行くなら三俣山の全部の峰を回りたいと欲張ったものの、リーダーの「Aコースは写真を撮る余裕はありません!」と言う鬼の言葉に、最初からビビりながらのスタートでした。
遠くから、今から登る三俣山や九重の山々の山肌に鮮やかなピンク色を見るだけで胸が躍ります。
足弱で3番目にしてもらい岩や石の登りをこえると西峰・本峰です。
お昼の後は「ヒエー、ここを降る!」という急な降りと登りの連続。顔で笑って心で叫んでです。
しかし、名残のシャクナゲ、小さな白い花のマイヅルソウ、初めましてのイワカガミ、サーモンピンクのドウダンツツジ、そしてもちろんお目当てのミヤマキリシマ。
可愛くて可憐な花たちが途中の道々で元気づけてくれます。
道中の右側に見える大鍋・小鍋もいいですね。
《鬼》の言葉はメンバーへのはっぱかけで、実はタイミングよく休息と写真の時間をとってくれている優しくも頼もしいリーダー・YさんとMさん。
歩きやすいペースで岩を降りるときには的確なアドバイスをくれる先頭のSさん。
色んな話をしてくれる先輩方のお陰で何とか北峰から南峰へと楽しく(でもきついけれど)行くことができました。
南峰まで来るとあと少しと思ったのですが、この帰路が思いのほか長い道のりでした。
「足よ、あと少しだから頑張れ!」と思いながら下山します。すがもり越で少しほっとします。
登山口のバスでB斑C斑の皆さんの顔を見たときは、安心しました。時間も予定より早かったとか。
とても楽しくて、もっともっと他の九重の山にも行ってみたいと思う1日でした。