第2152例会 春山(屋久島) 

下松八重 清幸

当初の計画では加賀白山を予定していたが天気が思わしくない。皆で相談して急遽屋久島に変更した。
屋久島は個人的には3回目になる。
最初は20歳の時(50年前)荒川登山口から入山、宮之浦岳、永田岳を経由し永田浜に下山している。
2回目は33年前の1992年9月山岳会の例会、その時は11名参加、淀川登山口から入山、黒味岳経由で投石平にテン泊、2日目は宮之浦岳~永田岳経由、新高塚小屋泊、3日目は白谷雲水峡から楠川歩道を楠川まで歩いている。
この度は白谷雲水峡からバスに乗った以外はほぼ33年前と同じルートとなった。

5/1(木)20:00窪田邸を出発、鹿児島港の駐車場で仮眠

5/2(金)7:45発のトッピーで宮之浦港に向かう。
宮之浦港から淀川登山口まで予約済みのタクシー利用、13,900円也。タクシーの運転手さんがとても面白かった。
「山では飲むんですか」「はいちょっとだけですけど」から始まると、晩酌の話になり何とこの運転手さん毎晩5合飲むとの事、銘柄は三岳「お湯で薄めるとせっかくの味が落ちますからね~」と。
「この人二日酔い?俺たち大丈夫かな~??」みたいな。
途中車を止めて、紀元杉の所では「一周して来ませんか」と、川上杉の所では「動画で撮った方が良いですよ」とアドバイス、どちらも流石の屋久杉で見ごたえ十分だった。

淀川登山口
屋久杉見物をしたことも有り、予定より遅れて淀川登山口を出発、直ぐに深い森となり根が張りだしたり水が流れたりしている登山道を進む。
30分くらいで淀川小屋到着、小屋の横に流れる淀川の水は とても澄み切っていて思わず写真を撮りたくなる。 ここからは
淡々とした登り、1時間ほど歩いたところで休憩する。
花之江河の手前に展望台が有りそこに立ち寄った。
これから向かう黒味岳が良く見える。花之江河に付くと突然
明るくなり、木道が敷かれた湿原に癒される。
ここから石塚小屋への分岐が有り水も豊富に流れている。
水を補給して黒味岳分岐へ、時間は有るので黒味岳往復する事にする。 標高差180m、時々お助けロープの世話になり黒味岳山頂に到着する。
山頂は岩で360度の素晴らしい眺めだ。
これから行く縦走路も見えるし、モッチョム岳らしい岩峰の山も見えた。

黒味岳山頂
立っていられないほどの強風、記念写真は三人で撮りたかったが二人ずつにして、立てないので寝転んで写った。
その後は、長い話なので省略する。

5/3(土)4:30起床
朝飯は行動食を少し食べ、ヘッドランプを点けて出発する。今日は何としてでも

九州最高峰 宮之浦岳
屋に泊りたい。
栗生岳で記念写真を撮って宮之浦岳に到着、休憩していると若い外人のアベック
が登って来たので記念写真のシャッターをお願いする。
二人とも半ズボンだ。多分ヨーロッパ系だなと思いながら聞いてみたらチェコの人で、日本で仕事をして11年になると言う事だった。
風は強かったがしゃがめばそうでもないので暫く休憩して出発する。

焼野分岐北側の
焼野分岐の北側に白いものが見えて、近づいて見たら雪で、びっくりした。
新高塚小屋で会ったガイドの人に聞いたら、たまに今の時期まで残雪が
有ると言う事だった。
永田岳に行こうかどうしようか迷ったが、今夜の小屋泊は必須なので時間は有るがカットする事にした。
自分は50年前にテントを張った場所が気になって永田岳の方向に確認に行くとそれらしいところがあった。

シャクナゲの群生地
平石の辺りに来るとシャクナゲの群生地が有る。 「スゴカ~スゴカ~」「花の時期は良かばいね~」と言いながら、
シャクナゲの木の下をくぐるようにして進む。
10時過ぎに新高塚小屋に着いた。
早すぎるので高塚小屋まで行こうかどうしようか相談したが、行っても次の日は変わらないからという結論になった。
時間は早いし天気は良いので、小屋に場所を確保して、昨夜は飲まなかった焼酎で小宴会をした。
つまみは昨夜食べなかった親子丼とウインナーとキャベツ、キャベツは意外とシャキシャキしていて
旨かった。
「環境省の者ですが、アンケートに答えてくれませんか」と女性の人が聞いてきた。
連休中ここにテント泊で滞在するらしい。
男性の人もいて焼野の残雪の事を教えてくれた古賀さんと記念撮影した。
夜は予定のカレーを食べて7時過ぎに寝た。

5/4(日)3:30起床
4:45 昨夜雨が降ったのでカッパを着て出発 高塚小屋を過ぎると、大きな杉を何本も
見ながら間もなく縄文杉に到着。
50年前は抱っこできたが今は見学用のウッドデッキから見ることになっている。
樹齢2000年以上と言われておりやっぱり凄い。縄文杉を過ぎても大きな杉が何本も有り「いちいち名前付けられんとばいね~」と。
ウィルソン株まで来ると、ハイキング客も増えてくる。 順番待ちで記念撮影して先に進む。 大株歩道入口まで来ると沢山のハイキング客。 男性用はそうでもなかったが、女性用トイレは10人以上の順番待ちだった。
ここから先はトロッコ道でさっさと歩けるのだけど、ツアーグループと出会う

定番 ウィルソン株の♡
度にお互いに避けながら交差することになりめんどくさい。
仁王杉、三代杉を過ぎ小杉谷荘跡の水場で休憩、程なく歩いて左の山道を辻峠に登って行く。辻峠のちょっと下に大きな奇岩が有ってそこで休憩、白谷雲水峡に向かう。
辻峠には沢山のハイキング客、さっき休んで良かった。
その後も沢山のハイキング客と交差しながら12:40白谷雲水峡のバス停に到着、
13:45の宮之浦行きのバスに乗車して春山例会を終わる。

コースタイム
5/1(木) 20:00窪田宅発=(高速道路経由)=
5/2(金) 0:30 鹿児島港高速船駐車場着、仮眠、7:45発高速船で屋久島へ
宮之浦港~淀川登山口(タクシー\13,900)
以下、5/2と5/3は休憩等を含む所要時間です。
淀川登山口→(30分)→淀川小屋→(2時間)→花之江河→(20分)→黒味岳分岐→(30分)→黒味岳→(20分)→黒味岳分岐→(30分)→投石平→(1時間)→翁岳下水場休憩→(30分)→栗生岳→(25分)→宮之浦岳→(20分)→焼野分岐→(25分)→平石→(1時間)→坊主岩→(45分) →新高塚小屋
5/4(日) 3:30起床
4:45新高塚小屋発→5:53高塚小屋→6:15縄文杉6:24→7:12休憩7:20→7:48ウィルソン株8:00→8:50仁王杉9:00→9:43三代杉9:56→10:45休憩→10:59辻峠→11:30白谷小屋11:40→12:40白谷広場着
参加者 CL:下松八重K、SL:窪田、橋口 計3名

~観光編~

窪田 紀幸


屋久島には人生初の上陸、ワクワク・ドキドキの山行となりました。
 屋久島は「ひと月に35日雨が降る」といわれていますが、今回の2025年5月2日~5月5日(4日間)は晴天が続きとても幸運でした。4日間晴れたので、残りは丸々100%雨でしょうか・・・?

 さて、山行も良かったのですが、下山してからの屋久島観光も楽しめましたので
記録として残しておきたいと思います。
<宮之浦川のせせらぎ 最終日も快晴>

①民宿
宿は橋口君が電話連絡で押さえてくれました。ゴールデンウィーク中にもかかわらずグーグルで検索した民宿2件目で予約が取れたそうです。何という幸運の持ち主でしょう。民宿名は「海星Ⅰ」。
宮之浦港から徒歩10分ぐらいの便利な所にありました。
各室にシャワー・トイレを完備、間取りも広く快適な宿でした。
 宿の女将さんが「どうやってココを探したの?」と意味不明な質問があり、「グーグル検索したら普通に出てましたよ」と橋口君が答えると、コロナ禍からウェブサイトは閉鎖して、現在リピーター(口コミ)、工事関係者の利用がほとんどだそうです。
そう言った意味ではネット情報の便利さと橋口君の引きの強さを感じた次第です。

②反省会@5/4(日)
宿のご主人から何件か紹介してもらったのですが、屋久島の日曜日の飲食店は店休か予約かの二者択一が基本だそう。
「さっちゃん」というお店が人気のようですが残念ながら予約で一杯。
 二件目の「お食事処 とし」というお店に決定。17:30からのテント紛失の反省もそこそこに酒盛りでヒートアップ。
切り盛りしているお父さんは御年88才バリバリの現役。滑らかな包丁
さばきで刺身等々美味しい料理を作って下さいました。
お酒はもちろん屋久島の地酒焼酎。屋久島限定焼酎「水ノ森」、

屋久島限定焼酎「水ノ森」おいしいです


屋久島トビウオのかさにビックリ
三岳酒造プライベートブランド焼酎「とし」をじっくり味わいました。
お孫さんたち二人も手伝ってくれていて、お店は大繁盛でした。
<屋久島限定焼酎「水ノ森」おいしいです>
 お値段もお値打ち。3時間ほど飲み食いして一人約4千円
でした。 屋久島は子どもたちが多くて賑やかで良いですね。
 <屋久島トビウオのかさにビックリ>
③土産物屋さん巡りなど@6/5(月)
フェリー乗船前の午前中に宮之浦徒歩圏内をブラッとしてき
ました。
 まずは各家庭への手土産、これ必須です。自分だけ楽しんじゃいけません。
 ツアコン橋口君の案内で、まずはお菓子屋さん「新月堂」でお土産を。地元産ヨモギやタンカンを使ったお菓子がいっぱいあり、どれも美味しそうです。
 次はぶらり歩くと酒屋さん「荒木商店」。ここは民宿もされているようです。
屋久島限定の焼酎を定価で購入。 またまたぶらり歩くとお土産屋さん「Shelly coco(シェリーココ)」。屋久島っぽいものを購入致しました。
 徒歩圏内に色々ありました。海岸縁の温泉まで行き着いていません。また屋久島を訪れてみたいと思います。

~10kgでテント泊~

橋口 晋


もう重い荷を背負えないとテント山行から遠のいている先輩も多いのではないか。
でも、令和のテント泊は、快適装備で10kgが目安らしい(アライテントのホームぺージ)。
私も、冬山用大型ザックを40Lの軽量ザックに替えただけで1.5kgの軽量化。
軽いからストックも要らないといくつか装備を見直しただけで、共同装備、共同の食糧の計3kgを含め、歩荷総重量は10kgを切った。
冬山用の寝袋を夏用やシュラフカバーに替えるなどすれば後1kgは減らせた。
またテント山行に復帰しませんか。