第2090例会 近郊の山・花見
金木
3月30日(土)晴、花見ハイキングを行いました。
例会予定の日3月23日、24日は天気予報では雨。仕方なく中止にしましたが、どうしても花見の宴を催したいという人の要望がありましたので、実施の運びになりました。
少ないだろうと思っていたら13名も集まりました。
集合場所は浦上駅。明治時代は長崎駅として始発、終着駅でした。
明治の終わりころ、今の長崎駅が出来、この駅が浦上駅となりました。
まず山王神社一ノ鳥居、この鳥居は原爆の爆風(秒速280m)と平行に立っていたので、たまたま倒壊しなかったが、トラックがぶつかって倒れ、今はどこにあるか分からないそうだ。
次は二ノ鳥居、原爆遺構の一本足鳥居。
この鳥居は階段の下から眺めるだけでは遺構としての価値は分からない。そばに立って柱が爆風でねじられている事、熱線(3000℃から4000℃)で柱に彫られた文字が消えているのを見なければ原爆の威力が分からない。片方の鳥居は傍の溝端におかれている。
それから山王神社、前の道は26聖人が歩かされた道で浦上街道である。
原爆の楠、焼けた枝から3ヶ月後に芽を吹き出し、市民が大変勇気付けられたそうだ。
そして戦前の長崎医科大学(現在の長崎大学医学部)の正面の門柱は原爆遺構で左に浮いて傾いている。そして永井博士が重症を負いながら治療をした坂本小学校の前を通り穴弘法寺へ。弘法大師の寺である。
ここから登りになるが結構きつい。登った所が金比羅山砲台跡。
慰霊碑がありトイレもきれいだ。イノシシが掘り返して種を蒔いてもいいくらいだ。
岩屋山はじめ北部の景色が美しい。
この後、金星観測所の跡に向かう。来たことがない人もいたので本殿裏から行く。
フランス隊のジャンセンという人が自費で明治7年に観測し記念碑を建てた。一度は訪れたい所である。
ハタあげ広場には山上さんが待っていてくれた。
西山に下る階段は雨のたびに土砂崩れで荒れている。なんとかしなければ。
やっと12時に片淵近隣公園に着いた。
桜は満開だ。我々だけの宴が始まる。
コースタイム:
浦上駅9:00~9:20山王神社~10:00坂本小学校~10:50砲台跡~11:00金星観測所跡~12:00片淵近隣公園
参加者:
CL:金木、山上、上野、下松八重K、佐々木、大町、福田、小宮、山本、東、中島H、栗崎、石川S 計13名