第2086例会 久連子岳・岩宇土山
福寿草鑑賞登山
大塚
平成25年(2013年)例会No.1638で感動した福寿草を会員さんに見てもらいたいという思いで企画した。
だけど脊梁の山々は熊本地震や豪雨災害による山腹崩壊、落石などで復旧工事の目途がいまだ立たない箇所もある。
12月の久連子・岩宇土下見。ん~急坂の連続、崩壊回避のため急斜面のトラバース、危険個所あり。
仰烏帽子は登山口手前から通行止め確認。登山口まで往復3時間なんて、時間が足りない。
やくし山・マロン岩峰なら行けると思い月報で案内し、2月中旬、下見に行くと、登山口まで通行止め解除になっているものの、道路復旧工事は続いている。
登山道も崩壊、落石、土砂で埋もれ、途中で諦める。
他の登山口からはどうにか山に入れたが、倒木、流木、崩壊箇所ありで断念。
参加者と相談した結果、朝4:00発で久連子岳・岩宇土山、白崩平決行する。
雪が舞う中、登山口に到着すると、10台ほど先着が停まっている。やはり、福寿草は人気だ。
防寒対策はバッチリで9:00出発。取り付きから急勾配の坂が続く。衣服調整、水分補給などしながらゆっくり登り続ける。久連子岳手前の斜面で最初の福寿草とご対面。
山頂はやっと4人が立てる位の急峻な場所にある。
次の岩宇土山の眺望も素晴らしい。
しばしモグモグタイムを設け、出発。簡単には福寿草には会えないよ。
11年前に感動した稜線に出た。やはり眺めは最高。
岩宇土山は山道上にあり、写真を撮りスルー。上福根山との分岐で軽アイゼン装着。
そこから白崩平まで九十九折りにひたすら下る。雪もあり、滑るのでアイゼンがアンゼン。
白崩平には福寿草愛好家が数人いた。「やはり例年より数が少ない」「もう終わりかけかな」などと会話が聞こえてくる。写真撮影後、昼食・観賞タイム。ワンちゃんと戯れるSさん。
美人さんはどれかなとM、Mコンビさんの品評会も盛り上がり、樹氷がついた山を背景に写真撮影し下山。
すぐに「わぁ~」と歓喜の声。白崩平の群生地より下り始めの斜面に福寿草がたくさん顔を出しているではないか。つららを見つけ、はしゃぐ3人娘。
途中で渡渉、はしご箇所も難なくクリア。登山口に戻り、お目当てのミツマタ撮影。
帰りは別ルート「道の駅東陽」で温泉につかり帰途を急ぐ。
雪と福寿草のコラボ。最後は青空ものぞき、4人娘のしあわせ例会無事に終了する。
コースタイム:
岩宇土登山口9:00~久連子岳10:42~岩宇土山11:20~分岐11:33~12:18白崩平13:27~岩宇土山登山口14:30
福寿草鑑賞例会
宮前
時折小雪が舞う中、岩宇土山登山口からいきなりの急登をひたすら登る、登る。
ガラガラと今にも崩れ落ちそうなうえ、凍りついてツルツル滑りそう。
怖くて腰が引けて歩き辛い。
途中、雪に埋もれながら咲く一輪の福寿草に出会って、やる気をもらう。
やっと久連子岳。遠くに見える山々は真っ白に凍りついて長崎とはまた違った雄大な景色に感動する。
岩宇土山を過ぎ今度は長い激下りに耐え、お目当ての白崩平到着。
たくさんの福寿草が待っていてくれた。
福寿草といつの間にか晴れ渡った青空、遠くに見える白く輝く山々!
頑張って登って来たからこそ味わえる喜び。サイコーです。
リーダーから山への熱い想いを聞きながら、熱々のぜんざいをご馳走になり大満足の山行でした。
帰り道は早春の花をのんびり見ながら、無事登山口へと戻りました。
大塚リーダー、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
参加者:
CL:大塚、佐々木、前田、宮前 計4名