第2082例会 大山(冬山体験)

窪田

2/10(土)~12(月)の3連休を利用して大山の冬山体験を行いました。
体験者は木場さん・前田さんの2名でした。
2/11(日) 南光河原駐車場奥の看板裏手の河岸ベンチにテントを張ったので、出発が楽。
前夜の積雪でテントが真っ白。雪は降っていないが、薄日が差す程度で雲がかかっている。
7:00南光河原駐車場を出発すると料金所の所で朝霧山岳会のメンバーと出会う。朝霧も夏道経由で弥山に登るとのこと。
年末の山(八ヶ岳)の雪がなかったのに比べ、雪がたっぷり積もっている。
樹氷に覆われたブナ林を見上げながら順調に登る。5合目あたりから徐々に木の背が低くなり展望が開けてくる。

つかの間の晴れ間
雲がかかっているせいで遠望は利かないがスキー場、宝珠山は朝日に光ってキラキラと良く見える。
六合目避難小屋は、昔のブロック作りから、3年前に木造に変わって小屋風になっている。
トイレは携帯トイレ用とのこと。このあたりから樹林がなくなり、吹きさらしになる。
見上げると行列が見える。冬にこんな行列を見たのは初めてである。
1,500mを超えるといよいよ雲の中に入り寒さも厳しくなる。木道の登山道は雪の下、頼りは足跡と青色の登山道を示すポールだけ。
弥山頂上1,709mに11:00到着。しかし一緒に来たはずの下さんが見当たらない。
頂上避難小屋に向かうと「シャリバテ」とのことで、小屋内で一服腹ごしらえして再度頂上を踏み、山頂碑の前で集合写真を撮る。(周囲真っ白で、石碑だけが頂上到着の証)
復路は行者谷を、雪山体験初の2人は大はしゃぎのシリセードで所々下り(雪がフカフカで中々滑らない)元谷避難小屋へ。
大人に引率された大勢の子どもたちが滑ったり、ジャンプしたり雪のトンネルを作ったり賑やかだった。
自分たちも子どもに混じってジャンプし、はしゃいで元気を取り戻す。
大神山神社は修繕工事の準備中で、鉄パイプの足場が組まれ始めている。
外国人旅行者が厳かな雰囲気で見学していた。
中まで入らず表で無事の下山を報告し、雪の降る趣のある参道を南光河原まで戻った。
今回は雪山体験として、参加者を募りましたが最終的に2名となりました。
冬山は、冬山登山靴・シュラフ・ピッケル・アイゼン等の装備をそろえるだけで初期出費が大きく二の足を踏まれた方、時間の制約もあったでしょう。
木場さんは、シュラフ類はレンタルを利用されました。私はレンタル自体を思いつかなかったので、“その手もあったか”と勉強になりました。
冬山入門編(テント設営、雪からの水作り、雪上歩行等)を一通り行いましたが、冬山で大事な滑落停止・ロープワークは実施場所・時間の都合もあり残念ながら出来ませんでした。
これを機会に、冬山(=雪山)参加者が増えることを期待しています。

大山(冬山体験)に参加して

木場

 いつものように不安と好奇心がせめぎ合い、ほんの少し好奇心が上回って大山(冬山体験)に参加しました。
リーダーの下松八重さんとSLの窪田さんにとっては物足りないコースだったと思いますが、忍耐強く導いてくださり貴重な経験をさせていただきました。
また前田さんと私の面倒をみることを「新鮮な気持ち」と表現されたことはありがたく度量の大きさに頭が下がりました。
印象深いことの1つは雪のテント泊。思ったより寒くなかったのですが、夜のトイレが難儀でした。が、狭いなか男女4人2晩過ごしたなんてびっくりなことです。
2つ目は稜線を歩く時に右頬に受けたビンタのような風です。目出し帽がずれていたと思ったのですが、写真で見るとちゃんとかぶっていました。行きあう人や前田さんの髪が白く凍っていました。
3つめは雪の滑り台です。下りの途中からは雪が積もると通れるコースで急斜面のところはお尻で滑っていきました。楽ちんで童心に戻りました。ずっと滑り台がよかったです。慣れない12本アイゼンで足元ばかり見て登っていたようです。最後方を歩かれた窪田さんから撮ってもらった写真に霧氷がついた樹林帯の白の美しさの中を歩いている自分を見て感激しました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
最後になりましたが、大山に行けば恒例の?米子の吹野さんのお宅訪問?襲撃?早朝から押しかけて朝ごはんを食べさせていただきました。自家栽培の落花生入りおこわや宍道湖の蜆のお味噌汁などなど超美味しかったです。ご主人様もやさしく対応してくださりお二人に大感謝です。
参加者:
CL:下松八重K、 SL:窪田、木場、前田   計4名