第2067例会 平日山行・諫早の山

 

諫早金比羅岳・蓮華石岳 露払いと魅惑の赤テープ

馬場

登山口より100メートル程進んだ所で、おい、おい、ヤマップさん、情報ウソやろ!心の中で叫んだ。?
天気良しの10月11日(水)諫早小野体育館前に集合。
広場ではゲートボールを楽しんでいる人達がいて会員の「あっちもこっちも似たような中高年ばかりだね」の声に頷き、リーダーがダウンロードした地図をもらって歩き出す。
住宅地を歩いて行くと金比羅岳への案内板が出て来たが、地図上の登山口は少し先なので地図通りに行き、直ぐに今日のコースの分かり易い登山口に到着。
ヤマップ情報によると金比羅岳は歩きやすく家族で楽しめる山である・・・いつの情報か。
冒頭に書いた心の叫びと共に歩き始めた。人が来ないのだろう。荒れている。歩きにくい。蜘蛛の巣だらけである。
先を歩く福田さんと井上さんが笹の葉っぱで蜘蛛の巣をバッサバッサと払ってくれるのでありがたい。
朝日に照らされ銀色に輝く蜘蛛の糸は綺麗だけれど、チラチラ見る余裕はない。
キツイと文句を言いながらも、足の裏から伝わって来る山の感触は心地よく木々に包まれながら金比羅岳に到着。全体的に荒れている。
懐かしい井戸のポンプがあり、しっかり水が出ていた。それを眺めていた田尻Sさんがニッコリと「お、ここで野営出来るね」恐ろしい言葉が聞こえて来た。
待って、待って!朽ちた石像、色あせた朱色の前掛けを付けた頭の無い石仏が大勢いる中で野営・・・怖すぎる。幸いなことに田尻Sさんの声は周りに聞こえず、昼ご飯の場所へ移動。
見晴らしのいい小さな広場という事だったが、周りの木々も成長していて展望はいまいち。
食後、全員ぽぉ~っとくつろいでいたら大塚さんがびっくり玉を投げ込んできた。
カフェのお姉さんのようなリズムある歩き方で、カップに入れたレアチーズケーキをみんなに配給。それもトレイに乗せて。
トレイ迄持って来るとは流石大塚さん。美味しく笑いながらご馳走になった。
さあ、次は蓮華石岳へ。
前からは露払いの音。後ろからは花組によるお花の話を聞きながら進む。
やがて、地図によると目印になる鉄塔へ到着。
ここを左と前方が言っているところへ後方のリーダーより「赤テープがある」と声がかかり、テープに沿って進むことにした。
が、二個目のテープから先は藪になり、思いがけないサプライズ藪漕ぎになった。
キャー嬉しい。すごく久しぶりの藪漕ぎを楽しむこと数分、無事に林道に到着。
リーダーは「惑わされた」と言っていたが、荒れた登山道でチラッと見える赤いテープが可愛い声で「こっちヨ」と囁きかけたら普通行くよね。
林道からは道の無い急登をヒーヒー言いながら登り蓮華石岳に着く。
登りつめたらパーンと広がる景色が待っていた。
金比羅岳が金比羅岳だっただけに素晴らしい開放感。芝生の平らなやや広い不思議なテッペン。
大きな岩を囲むように人が一人立てるような岩が数個置いてある。
ここって、もしかしたら宇宙人のキーステーションで地球に遊びに来た彼らが、我が会の一部のおっさん達の今ブームになっている、例会の後に反省会、残業と言って飲んでいるように、宇宙に帰る前ちょっと休憩して「あそこの姉ちゃんは可愛かった」「あのラーメン屋は美味しかった」なんて話して帰って行く場所かもしれない。
半分本気でそう思わせる不思議な蓮華石岳だった。
楽しく面白い例会、集合場所にて元気に解散した。
コースタイム⑥軌跡.pdf へのリンク
小野体育館10:00~11:30金比羅岳~展望ポイント(昼食)12:15~13:45蓮華石岳14:05~15:25小野体育館
参加者:
 CL:大町、山上、東、小笹T、福田、井上、 田尻S、馬場、木場、大塚、山本、赤岩、
 田辺、宮前、前田、田尻H   計16名