第2021例会 平日山行・井樋ノ尾岳

福田 K

“なめちゃいかん。なかなかの山ばい!” 406mの見慣れた山は例会では初めて、CLさんも14年頃前以来との事。
11月9日 浦上駅から乗車、西浦上駅から2人、道ノ尾駅から4人、長与駅から1人。
普通列車の対面4人掛け椅子は懐かしく、また「大草経由」はのどかで、景色も抜群。
8:09喜々津駅到着。計8人のこじんまり山行となった。
見上げる程の高速道路橋脚の横を通り、標高150m長崎街道の「寵立て場」で5分休憩。北に多良岳、五家原岳、郡岳、遠くにかすかに虚空蔵山を望む。
山道を登りかけてすぐ、「三葉松」と書かれた大木あり。周りにはキーウィより大きい松ぼっくり。
皆びっくり! “「五葉松」は聞いたことあるけど、知らんね。’’とCLさん。“珍しかけん、持って帰ろ、どうせ捨てるけど!’’とNさん。帰って調べると松葉が3本、5本で大変ご利益のある樹だとか。
赤松の一種で、長野県中部1,900m付近で見られるとか。“捨てないでね。Nさん!” 赤松だから、松茸があるかも?
CLさんがザックの左ポケットから植木ばさみを取り出すほど、道は荒れ足跡は不鮮明。
出発して2時間10分、10:40井樋ノ尾岳頂上到着。記念撮影。
尾根を40分ほど歩いて、11:25 楽しい昼食となった。
"12:10出発で~す。’’とCL さんの声。12 : 00頃ベテランの女性お2人は既にスタンバイ。“あ、10分やったと?!”と何~にも聞いていないご様子。
行ったことないジャンダルムらしき、左右絶壁の、立派なやせ尾根を軽快に通過。「槍ヶ岳もこんなもんかな?・・・」などと不遜なことを心の中でつぶやいた。
西側林道すごい急傾斜を下るほどに何かおかしい。程なくCLさんの的確な判断で登り返し、24分のロスとなった。(標高340m'-310mまで急下降、急登)道迷いは、谷に下るのではなく引き返す、尾根に上れ!の鉄則を痛感した。
次の鞍部から、林道に入ることとなり西側を見下ろすと、なんとなく行ける。と判断したCLさんが、“偵察に下れ!”との指示。
人間ドローンと化する中、鋭い感覚で斜度35度を西へ急降下。
鞍部から見おろすCL達は、“右だ!右に行け!”意志を持つ人間ドローンは意に反し左へ下るが、程なく右へ下り林道に出た。
“林道へ出ました!” と大声で報告すると、次々と岳人が下りてきた。“よくやった!こげんときに、シュリンゲを使うとよ。”
開設される林道は急激な掘削で切り立ってるそうだ。平穏な山行よりも勉強になったな~。
車道に出てから国道34号を経て、肥前古賀駅に全員無事14:50到着。
駅はのどかで、至福の時間であった。
1時間10分の舗装道、全行程約6時間、11kmはかなりハードであった。
駅での待ち時間にひざはがくがく、よれよれの身体に十分なストレッチをし、筋肉痛に備えた。
最後に残業もあり、ほんとに満足して帰途についた。帰宅して、その「残業代?」に又満足した。
コースタイム: 221109井樋ノ尾岳ログ.pdf へのリンク
JR喜々津駅8:15~9:20籠立て場~10:40井樋ノ尾岳10:50~11:25(昼食)12:10~14:50 JR肥前古賀駅
参加者:
 CL:大町、福田K、小笹K、山本、田尻H、宮前、中島H、川口A   計8名