第2007例会 天山

石川 S

8月28日(日)
天山に秋の気配を探しに行こうと、メンバーと配車から集合場所を変更した高速今村PAに車3台8名が集合する。
朝の挨拶、会費集金後出発、多久で高速を降り上宮駐車場(登山口)を目指す。
駐車場には既に佐賀ナンバーの車が何台か止まっている。
準備をしシモさん体操で身体をほぐし歩き始める。
ほどなく鳥居や小さな池、避難小屋などがある天山神社上宮を過ぎる。
盛りを過ぎたホソバシュロソウ、サイヨウシャジンがそこここに見られ、シギンカラマツの白くかわいい花やシロヨメナ、咲き始めたヤマホトトギスも時々目につく。
植物調査をしているらしい数人のグループを追い越し、30分ほどで雨山分れに着き一息いれて雨山(996m)を往復する。
晴れているが、ごく薄い雲が広がっていて陽射しが少しやわらげられ、稜線の風の何とも気持ちのいいこと!連日暑さであえいでいた身にはこれだけでも来たかいがあったというもの。
360度の展望で、経ヶ岳や雲仙の眺めを楽しみ天山に向かう。
天山(1046.2m)10:50着。
なだらかな広い草原の頂上には多くも少なくもない登山者や家族連れがいる。
超ゆっくりの休憩をとることにし、早めのランチの後は展望や散策、花探訪、天山用に持ってきた傘の下で昼寝などなど・・・思い思いの時を過ごす。
花を訪ねて自然歩道を七曲峠へと向かい、お目当てのマツムシソウや見たかったキュウシュウコゴメグサを見つける。
ツルリンドウ、オトギリソウ、すっかり実になったギボウシや咲き残りのオカトラノオなども見たが、リンドウやタンナトリカブトはまだまだ蕾が固く、ムラサキセンブリを見たラッキーな人もいたが、秋の花には少し早いようだ。
集合写真を撮り天川駐車場へ岩ゴロの道を下る。
ここから紅紫のゲンノショウコが目を引く山腹の舗装路を上宮登山口へと戻りながら、どうかなと思っていたタマアジサイは花の間にまん丸のタマタマ(径3~4cmの蕾)がいくつか残っていて「ヤッタ-!」だった。
まだ夏の緑濃い茂みに見つけた緑の丸い球はツルニンジン(ジイソブ)の蕾だった。
雨山分れから下って来た自然歩道を過ぎしばらくして一休み。
辺りにはオミナエシの黄色が美しい。
ちょこちょこノダケが見られる左側の斜面にしつこく目を凝らしながら歩いているとバアソブの花発見!ジイソブの仲間で花がちょっと小ぶり、白っぽいジイソブに比べて紫っぽい。
内側にあるまだら模様を雀斑(そばかす)に例えての名とか。
ソブは木曽地方の方言で雀斑の意、そばかす面のじいさん、ばあさんというわけだ。
14:00上宮登山口に帰り着き、木場PAまで移動して解散する。お疲れさまでした。
 3時間も歩かないゆるコースで物足りない人もいたかと思うが、時にはこんなのんびりもいいかな。
天気は上々、風は気持ちよく、萩の花やススキの穂ものぞき始め、移り行く季節をしっかり実感できた例会だった。
コースタイム:
今村PA 8:30=9:30上宮登山口9:40~10:10雨山分れ10:15~10:25雨山~10:50天山(昼食)12:25~12:50天川駐車場13:00~14:00上宮登山口14:10=15:25木場PA
参加者:
CL:石川S、SL:田尻S、下松八重K、東、喜屋武、栗崎、中島H、平田T   計8名