第1986例会 福智山

福智山登山を終えて

喜屋武

 4月3日、本日は晴天なり? 絶好の登山日和となりました。僕も久しぶりの県外遠征登山でわくわく、張り切って出かけたつもりが肝心な皆様へのケーキを忘れて“ポカ”の結果、集合時間に遅刻です。
一番近くに住んでいたはずなのに?お待たせしてすみませんでした。
後は予定通り高速で2.5時間程で「あがの登山口」に到着しました。福岡の人気登山ルートらしく、トイレも5〜6人の順番待ち、人出も多く、行く先混雑が予想される状況。
ここで副会長の息子さんもバイクで駆けつけて参加、総勢15名で出発です。
登山口から左手岩山、右手は川の崖っぷちの足場の悪岩道を10分程恐る恐る登った正面に落差10m程の「白糸の滝」が現れてびっくり? 感動しました。夏場ならきっと冷気が感じられ、すばらしい風景だろうな? と思いました。
そこからの登山道が断崖絶壁、足場の悪いチェーンありロープあり根っこあり何でも掴んでひたすら上へ上へと登るのみ。初心者泣かせの非常に厳しい急登ルートです。
1ツ星のつもりで参加しましたが、やはりきつい登山体験となりました。 我らじぃばぁがひぃこらひぃこら亀さん歩行で登って行く横を、元気な若い兎足組が追い越して行き、ただただ年齢差を痛感しました。
約2時間、休み休みまた立休みでなんとか視界の開けた笹竹帯の先に頂上がポッカカリ見えた時はすごく感動を覚えました。苦労して登って来た嬉しさがありました。
あと頂上まで「ん百米」となったとたん、何とリーダーが去年のリベンジとばかりに走り出したんです。
あらまぁ? 僕らは急登と昼食前のエネルギー切れ寸前でヘトヘトなのにです? なんとか最後の全気力、体力をふり絞り900mの頂上に立った時の感動、北に遠く北九州市街、右奥に関門橋、東に国東半島、豊後水道、1,791mの久住山、南に1,199mの英彦山、西に宗像市方面、玄界灘等、360度のパノラマを満喫できました。
おまけにA氏が登山口でほら貝がどうの〜?と言っていたのが当日は山開きの日だったらしく、昼食中に突然ほら貝が鳴り、山伏衣装の一団が「祝詞」と「念仏」を唱えたんです。やはり今日は良い日、登山日和なんだと一人納得しました。
いつも通り下りは楽々、スイスイ? 約1時間位で鷹取山633mに立ち寄り、ちょうど黄水仙が今を盛りに咲き誇り、きれいな花園となっていました。
さらに下って行くと樹齢600年の虎尾桜(エドヒガン)が見事に咲いていました。が、帆場岳の百年桜を観たばかりでしたので迫力はイマイチでした。
まぁ600年の歴史の重みと渋みを感じました。
桜花を堪能後、頂上で祈祷していらした山伏姿一団と再度出会いました。一団に先に下っていただき、清められたお陰で無事下山できました。
帰路の車中は、皆さん今日の登山を満喫した顔と共にいつもの各自の思い思いのビール、酒、肴で乾杯と盛り上がっていました。
生憎、僕は車でしたので一人淋しく体を休めて今日の登山の感動にひたっていました。到着は予定通り18:00頃でした。皆様 ? お疲れさまでした。

福智山例会報告

大塚

 4月3日(日)6:30過ぎ俣野レンタカーに14名が乗車し、道ノ尾駅を出発する。下さんから「久しぶりの例会でどんな人が参加しているの知りたい」とのリクエストに応え自己紹介をしてもらう。 「入会4年目が多いね」登山教室開催の成果である。
今村PA、山浦PAでトイレ休憩し、八幡ICを降りる。
「どの駐車場も満杯です」と現地集合の下松八重Jくんより連絡がある。車窓から見える桜も満開、福智山の人気ぶりが伺える。
幸いレンタカーなので登山口近くのPで降ろしてもらい合流する。男女それぞれ個室のバイオトイレに並ぶが、なかなか進まず、トイレタイムに時間を費す。
下松八重Jくんの「2歳でアルプスデビュー」の自己紹介に歓声があがり出発。ほどなく水流の涼しげな音が聞こえ、岩場をトラバースすると白糸の滝に着く。
落差25m、細長く一筋の滝が流れ落ちる姿が「白糸」のように見える名瀑である。ここから登りが続く。
岩の上に展望所(登山道と合流)があり、休憩する。田川の町並みが一望できる。ここからまたちょっと険しい急登の連続になる。
八丁と呼ばれる尾根を越えると木々が低く、草原の道となり、一気に展望が開ける。山頂は目の前、「山頂まで自由に行っていいですよ」と伝え、ササ原を駆け上がる。
福智山(900.5m)山頂からは遮るもののない360°の絶景を楽しめる。集合写真を撮り、ランチタイム。
撮影を頼んだ人が福岡山岳・スポーツクライミング連盟の人で「今から山伏による山
開きがあるからぜひ神事に参加してください」と言われるも、出発予定時間になったので、最中に鷹取山に向かう。
缶バッヂと粗品が配布されたことを後日知る。
上野越分岐で休憩し、10分程で鷹取山(633m)に到着。黒田官兵衛ゆかりの「鷹取城」の跡で山頂は平坦で広々としている。期待どおり可愛らしい水仙と長崎山岳会の紳士、淑女のコラボ写真を撮る。
次は虎尾桜へとまた急な山道を下る。
樹齢600年と言われる満開ピークの虎尾桜を観ることが出来た。
予定通り15:00登山口へ下る。
運転手さんに連絡し迎えにきてもらう。
 まだまだ駐車場は満杯。高速に入る前、コンビニで好物を調達する。一部宴会場と化し、絶えず笑い声が聞こえてくる。お天気に恵まれ、自然の恩恵を受け素敵な例会になった。参加者の皆さん、お疲れ様でした。
コースタイム:
9:00上野越駐車場9:30〜白糸の滝9:40〜11:50福智山12:30〜13:20鷹取山13:45〜虎尾桜〜駐車場15:00
参加者:
 CL:大塚、下松八重K、喜屋武、福田R、東、 大町、赤岩、峯、宮前、江口、中村E、山本、 下松八重J、田辺、小笹T  計15名