第1984例会 長崎港一周B

田尻 S

3月20日(日)
 前回、女神バス停で解散なので、当然同じ場所からのスタートであるが歴史に造詣が深いリーダーの案内で、バス停を一つずらした魚見山バス停集合とする。
女神バス停と魚見山バス停の中間(少し女神バス停寄り)に登山口が有り、参加者の多くは10円のバス賃節約の為女神バス停で下車する。
幹線道路脇での準備体操でもあるまいと、少し登った広場に。此処は魚見山台場跡と呼ばれる国指定の史跡である。三の増台場と呼ばれている広場で準備体操をみっちり行い、登りにかかる。
台場跡からの登りは初っ端から急登が始まる。
この急登、登る人を休ませず一喘ぎ二喘ぎと息を弾ませる。雑木林を過ぎやっと急登が終わるころ、荒れた竹林に行く手を阻まれ倒木ならぬ倒竹が、関節が硬い我が身に、乗りこえ潜りを強要する。
悪態を憑きながらやっと大久保山頂上に着く。
頂上は平凡で木々が茂り展望はない。しかし此処より少し南に行くと子午線標があり八郎岳の子午線標と一対となる。
金木リーダーの説明を借りると、戦後長崎の地図を作成する時、八郎岳を長崎の起点とし、北に線を延ばすと大久保山に至り子午線標の設置となる。(昔そのような話を聞いた事がある)
頂上を後に新戸町方面に下るが、登りに増しての急斜面で、安全の為かロープが張ってある。
雑木林を縫って下ると、またもや孟宗竹の林、荒れた竹林の見本を見るが如く折り重なり、行く手を邪魔する。またもやバンブーダンスの如く潜り跨ぐ。
やっと市街地の端に着き平坦歩きとなり、市街地を抜け暫らく気持ちの良い緩やかな山道を行くが、近郊の山も甘くない。穏やかな登りの後、直登の急登を登りやっと昼食を広げている皆に追いつく。
林の中であり、陽射しが恋しい。このコース最後のピークである戸町岳は頂上前後は短いながらも急登、急降下である。元気な年寄組は先行し我々3人組はマイペースで行く。
戸町岳で集合写真を撮り、長崎港の景色を堪能し、今日が「長崎港一周」例会だったと思い出す。
その後小さな登下降を繰り返し烏帽子岩着。
此処からもなるべく車道を避けて山道を歩くが、市民の森終点近くからは、「ここから先は山道を歩くと、急登の割に距離が稼げず頭に来る」という山上先輩の言葉に従い、車道歩きとなる。
準提観音堂がある唐八景付近に揃ったのは4時過ぎ、リーダーの解散挨拶でデポした車に分散乗り合せ解散とする。7時間以上に及ぶ行程、ご苦労さまでした。
全行程 11.5Km
累計登降 1260m/1067m
行動時間 7時間
?コースタイム
魚見山登山口9:05〜10:00大久保山10:15〜11:00戸町中学校裏11:15〜12:00(昼食)12:30〜13:10戸町岳13:35〜14:20烏帽子岩14:30〜15:50涼坂公園〜16:05準提観音
参加者:
 CL:金木、SL:田尻S、山上、峯、佐々木、 山本、宮前、田辺、川口A、川口T、大町、 福田R、西川A、西川I、福田K、小笹T、 喜屋武、田尻H   計18名