第1927例会 九州自然歩道パトロール

金比羅山・岩屋山

西川 A

 市岳連行事の「九州自然歩道パトロール」は、3ヶ月毎に加盟会員(4団体)が交替で実施しているが、1月が当番の当会は、1月17日(日)に金比羅山・岩屋山の2地区でパトロールを行った。
このコースは、従来は一日で巡回していたが、かなりハード(リーダー体力不足)のため、今年から金比羅山・岩屋山の2グループに分け、参加者には自由にコース選択をして頂くことにした。
結果、2地区で合計16名の方に参加頂き、大きな問題もなく短時間で終了することが出来ました。
寒風・低温の中、参加頂いた皆様に感謝します。
グループ別報告は下記。
※ 「例会の自然歩道パトロール」は2年前に一度実施していますが、「概要」を参考までに記載しておきます。
 (A) 金比羅山・・・・担当 西川 A
10:00西山高部水源地バス停から出発。参加者6名。登り口のお堂横の「蝋梅」の黄色の花は香りもよく、この時期の楽しみの一つである。
大雪による竹や木の倒れを心配していたが影響なく一安心。昨秋の台風後に時間をかけて大物障害物を除去・処置していたため、今回の作業は楽であった。
ゆっくりとウォッチしながら歩き、緩んだ標識のネジ締めや山道沿いの雑草・小枝の伐採・切断、天狗山周辺で無駄木の切断、山道の枯れ木片付けなどを行う。
修復を要する箇所としては
①西山側石段のテスリなし6箇所
②解説板の劣化
③ドンク岩横の案内板剥離
等あり、これらはレポートで市に補修要請をした。
また、参加メンバーから室生寺方面に下る道への標識新設の要望が出たので、利用者の声として市に提案をした。
市の修復措置・対応は予算面等の問題もあるようで解決に時間がかかるが、気長に見守ることにしたい。
寒い山頂で全員写真撮影後、昼食をとり江平方面へ下山。
毎年2回草刈を行う場所も繁った草や障害物なく歩きやすく問題なし。
参加者は作業少なく(腕の振るいようがなく)モノ足りなかったようだがお疲れ様でした。
13:40 江平バス停前で解散とした。

 
(B) 岩屋山・・・・担当 西川 Y
当日の天気は曇。風が冷たくて肌寒い中、集合場所の油木体育館入口に例会参加者が集まってくれた。
今年に入り、コロナウイルス感染者が長崎も増えている為、外出自粛のお願いが行政から出たことで、我が山岳会も例会中止が決まった。
特例として、 今年最初の例会となったパトロールは「参加者が多いのかなあ?少ないのかな??」と思いながら集合場所に向かう。
集合場所体育館入口には、参加して下さる先輩方が集まってくれていた。風が冷たく気温も上がらない寒い中「もう参加する人はこんさー、寒かけん、はよー出発しょうー」等、話しながら集合時間まで待つ。
「10時になりましたので出発します!」田尻リーダーの一声で参加者9名出発―♪。
私の役割は、パトロール用の地図を持ち、標識や登山道が歩きやすいか等のチェックを付けること。
歩きながら「この標識のボルト錆びているね」とか「ここは草を切った方が良いね」などなど、草木を切る鋏・鋸・鎌など先輩方が持って来てくれていたので、登山道を整備、そしてチェックをし、岩屋山山頂をめざしながら歩く。
途中岩屋神社からのコースと出会うベンチで休憩をとる。
ここで今泉義人さんと合流。これで参加者10名となる。
11時25分ベンチを出発、小江原からの分岐点に着き、岩屋山までの石段を眺める。
「この石段はいやらしかとやもんね。登るとはきつかけん、すかん」等話していると、
石段を下って来る子供達の「こんにちわー」に元気をもらう。
山頂を目指してひたすら歩く。いつしか話し声も途切れた。
石段を登り尾根に出たときには「着いたよー」と思わず声を出してしまった。後、もう少しで山頂だー♪
 山頂には人が多いのにビックリした。自粛するどころか、山登りを楽しむ人、多すぎやし。
山頂でのチェックポイント確認後防火広場まで歩く。
歩いていると雪がチラチラ降ってきた。寒い。
最後のチェックポイント発見!防火広場12時着。お疲れ様でした。
雪が少しづつ強く降ってきた。田尻リーダーよりお昼休憩の指示あり。リーダーは金比羅山パトロール担当の西川Aさんと連絡を取り合っていた。
雪の中のお昼ご飯、寒かったけれど、今年初登山で雪山登山の雰囲気も味わいながら、お腹一杯になりました。
昼食後近くの温度計を確認したところ「-5℃」の表示が。「寒い!早く下山しよう。」と 思わず言ってしまった私。昼食後集合写真を撮り、12時45分解散! そして下山!
みんなで同じ方向に下山し、途中、小江原方面へ2名、岩屋神社方面へ5名、若竹方面へ2名と、別れて1人油木まで歩く。
下山のときは雪も止み、歩いていると体も温まってきた。
下山の途中、西川Aさんから「こちらは下山して解散しました」と連絡があり、私も今の状況を伝えながら下山。13時46分油木の体育館に着く。田尻リーダーに無事着いたことを連絡。
参加して下さった先輩方々、お疲れ様でした。
コロナの中、例会中止が何時まで続くか判らないけれど、次回の例会を楽しみに、そして先輩方々と一緒に山に行ける日を楽しみに、コロナに負けずにいたいと思います。
山岳会の皆様、コロナには負けないでね!   
参加者
Aグループ:
CL:西川A、山上、金木、峯、栗崎、西川I
Bグループ:
CL:田尻S、SL:西川Y、東、吉村、川口T、福田K、今泉Y、石川S、田尻H、川口A  計16名

参考「九州自然歩道パトロール」概要
1・市岳連が長崎市から業務受託をしています。
「九州自然歩道パトロール及び維持管理」の名目で、市岳連と長崎市で年間契約をしています。
  内容は①歩道のパトロールと②施設等の維持管理です。
(年2回の草刈が該当、路傍休憩地の清掃、路面等の軽微な補修も維持管理に含まれます)
2・実施時期
 ①パトロールは年4回
 (1月、4月、7月、10月)→ 当会の担当は1月です
 ②草刈は年2回
 (7月と9月の第一日曜日)
3・パトロールの対象区域…3地域あります。
① 古賀町・花の木(井樋の口)~番所橋~中尾大橋~田川内~木場~西山高部水源地バス停   (14.5km)→このコースは車道が多いため 市岳連担当が車利用で実施しています。
② 西山高部水源地バス停~金比羅山頂~江平バス停(3.7km)
③ 油木~岩屋山頂~防火広場(4km)
   市街地の江平バス停→平和公園→油木(3km)はパトロール対象外としています
4・パトロールでの実施事項、他
① 標識等の保守点検
② 障害物の除去・利用者の危険防止のための応急処置
③ 自然保護・火災予防・利用案内 及び、利用者への指導   
実施結果は「業務報告・巡視日誌」を作成し市岳連会長名で長崎市へ提出しています。