第1880例会 長崎県500m以上の山 烽火山・烏帽子岳

田尻 S

 予定の1月26日に例会を実行するに当たって随分迷ってしまった。
例会日が近づくと天気予報が気になるのは当たり前、1週間前くらいから予報を見ていると、低気圧と前線が次々と発生し、梅雨の天気に類似していると言う。
半分も当たらぬ天気予報を見て一喜一憂するより、小雨でも決行と決めれば気持ちも落ち着く。
1月26日(日) 曇
 8時30分に多良見のファミマに集合し、例会の概要を説明して出発する。
今日の「長崎県500m以上の山」は多良山系の烽火山と烏帽子岳の2座である。
轟峡まで車を走らせ、轟の滝駐車場手前から林道を左折する。
まず烽火山だが、この山は地の言葉で「山頂までほげている」らしい(頂上まで車道が通っているらしい)。
だが頂上まで車で登り、烽火山一丁上がりでは余りにも味気ない。天気も曇だが持ちそうなので、事前に調べていた、山の北面から登る。
登るバイのメンバーは東、金木、大塚、田尻Sの4名。登山口らしい「烽火山遊歩道」の標識横から入る。
このルートは少し歩かれていて、赤やピンクのテープが木々に巻かれたり下げられたりしている。
踏み跡は土が露出している所はそれらしくあるが、消えたり現れたりする。
10分も登るとスダジイの大木が現れ深山の趣がある。
ひたすら登り続けるが、足元はガレ場に近い大小の石ころの斜面であり、浮き石に足を置き落石を起こすことも多々あり、神経と体力を使う。
ルートは冬の林の中で見通しは良く、目印のピンクも見つけやすい。
10時半前には烽火山(554m)頂上に着き、体力温存メンバー8名(車で頂上へ)と合流する。
三角点のある場所を少し整地して標識を立て記念写真を撮り、全員車で轟の滝駐車場まで。そこで昼食をとる。
11時50分に昼の部2座目烏帽子岳へ出発する。この山も登山ルートとしての明確な道はなく、地図を頼りの歩き出しである。
駐車場から多良岳方面へ林道を行くと、長崎林業事務所の「山火事注意」の看板があり、ここから沢筋に入る。
右岸から左岸へ渡りしばらく行くと、どうしたことか古く錆びてはいるが、朽ち果てる前の金属製手摺が石段状にある。しかし手摺前後の道は林の中へと消えている。
思うにこれは、轟の滝がキャンプ等で賑わいを見せていた40~50年前の頃に出来た遊歩道の一部ではないだろうか。昔よく見かけた山用?灰皿まであった。
手摺を過ぎ、こちらも烽火山に劣らぬ急斜面であるが、地面がしっかりしており浮石を落す事はない。
このルートもテープを頼りの登りである。35分程でイノシシのヌタバと化した林道交差点に出る。
ここから烏帽子岳の頂上まで標高差約200m弱の尾根を辿る事となる。
頂上手前は大小の苔むした岩が行く手を阻む様にゴツゴツと続く。
烏帽子岳(697m)頂上は見通しもなく疎林の中にある。
標識を設置しようとした時、その標識文言に誤りが発覚し、後日正しい標識を設置する事とする。
帰りは往路を辿り15時に駐車場に着く。
終わりの時間が見えず、帰りの温泉は予定に入れていなかったので、ここで解散とする。
雨も降らず、予定通り1日に2座済ませる事が出来た。
参加者の皆さんのご協力感謝します。
コースタイム:
・烽火山(北面コース) 登山口9:40~10:20烽火山 行動時間 40分
・烏帽子岳  駐車場11:40~登山口11:50~12:30林道交差点12:35~13:20 烏帽子岳13:40~14:20林道交差点14:25~14:50登山口~15:00駐車場 
行動時間 3時間20分 
参加者:
CL:田尻S、山上、東、吉村、金木、西川A、西川I、田尻H、大塚、中村E、福田、小笹T