第1849例会 金立山~土器山 (佐賀の山)

小笹

金立山
当初、題字の通り金立山から土器山の縦走健脚コースとそれぞれの山を登下山する欲張りコースであったが大塚リーダーの名誉の捻挫のため後者のコースのみとなった。
6月23日(日) 晴
長崎自動車道今村PAに7時前、4台(19名)が集合した。
各自セブンに代わったコンビニで食料、飲み物を補給し、トイレを済ませ参加人数を確認。7時過ぎ出発。
7:50金立SA到着。
パーキング奥の金立公園Pに移動して大塚リーダーの朝礼とストレッチ体操後8:05、萩原SLの指揮で出発。(大塚さんは現地で待機) 
金立公園内の蓮池脇を進み、山道の猪除の鉄線柵を開け登り始める。沢沿いに登りながら、涼しげな水音を楽しむ。
すぐに砂防ダムが現れ、左側に回り込みながら尾根沿いに頂上を目指す。
裾野の広い山容でいくつもの枝道がある。地図に載っていない赤テープの巻かれた道もあると聞く。
道に迷ったところで一休み。隊列もまとまり後に続く。
杉の植林と雑木の道は涼しい風が吹く。道は緩やかで整備されており踏み跡もしっかりして歩きやすい登山道である。
やがて開けた右側の巨石に刻まれた観音様が現れる。
手前には朽ちて倒れた木造建のお社が目に入る。せめて解体し、片付けて置けば儚さもわかないのにと思う。
9:40 金立神社。金立神社上宮の総白御影石造りに皆驚く。
ここで金木さんの蘊蓄。戦に敗れた大友宗麟の家紋が金立神社の家紋になっている。勝った方に使う権利があるとのこと。
祐徳神社も同じ家紋とのこと。時津の祐徳山で確認した。
10:00 金立山頂 林道を横切り、奥の院の鳥居をくぐりぬけていけば祠が祀られている金立山頂に到着。
休憩後下山するが上南尾根など25の道標があるらしい。かえって迷うほど。私ならいずこに着くか当てにならないところ、ちゃんと出発点に来た。 
11:15 金立公園にて昼食、ヤマモモが実っており、食べると子供時代を思い出す。
ハスの赤、白の花が咲き、テーブルやスツール等の設備が整い快適な昼食タイムを過ごす。


平田 S

土器山
次は、八天神社、土器山(かわらけやま)、名前も面白いが、大塚リーダーがどうしても皆さんに登ってほしいと言う山。
大塚さん好みの山だけに、想像が膨らむ。
しかし標高430mの山なのに、こちらの方が私にはかなり手ごたえあり。
狭い岩の間をいくつも通り、大きな段差のところでは短い足が届かず約3名の女子は、(恐れ多くも)Tさんの背中を借り、踏み台!にしてクリアー。
難行苦行の開山行基さんの心境など、もうどうでもよく、ひたすら、健脚組に追いつこうと必死。
ようやく山頂に。すると、これがまた見事な岩の上からの眺望!
ああ、登ってきて良かった!全員で記念撮影ぱちり。
帰りも、Iさんの、「ここはきれかよ、こっちこっち」大きな声に引かれ「親不孝岩」に立ち寄る。
ここからの絶景をも、しっかり堪能。
「古代より山頂の大岩自体が神々の寄座するご神体で、人々は諸願成就のため、下から諸々のものを持ち寄り祈願した」そうな。

御神石
ならば、事前に皿にでも書いて一つぐらい持ってきたのに、、、なんて安易な庶民心が出てしまう。
ふと、勘で、行った事もないのに長野の燕岳を連想し、次は、本物燕岳へと、夢が膨らむ。
私の中では佐賀はなんだか通過県の存在でしたが、山岳会の皆様のおかげでとても良い山を発見した気分。充実した一日でした。リーダー、皆様ありがとうございました。
コースタイム:
金立P8:05~9:40金立神社9:50~10:00金立山頂10:10~11:15金立公園(昼食) 12:00
土器山へ
土器山登山口12:30~13:40土器山山頂14:10~14:20親不孝岩~15:00登山口
参加者:
CL:大塚、SL:萩原、田尻S、田尻H、西川A、栗崎、西川I、中島H、石川S、赤岩、吉村、平田S、平田T、中村E、金木、井上、木場、江口、小笹T 計19名