第1846例会 長崎県500m以上の山

野岳・妙見岳・国見岳

倉嶋 C

6月9日(日)
6月2日に登る予定だった「野岳・妙見岳・国見岳」。雨の為やむなく順延にしてこの日となった。
私にとって未踏峰の野岳・妙見岳。これを機に登ることができたのは嬉しかった。
天気は生憎の曇り空。雨が落ちていない分良しとした。早めに集合場所の仁田峠に到着すると既に天気が悪いにも関わらず数台の車が停まっていた。
多分、普賢岳に登ると思われるが、ミヤマキリシマも終わっているのにわざわざこんな日にと思いを巡らせていたが、あとでその答えが分かった。
暫くすると、三田車・大町車が到着し少し遅れて萩原車がやって来た。
全員揃ったところで、最初の山「野岳」へ向かう。
気持ちの良い平坦な登山道の脇にはたくさんの花や見頃を迎えていたヤマボウシが私達を出迎えてくれた。
暫く進むと広い登山道を離れ、標識のある左手の登山道に進路を変えて急登の歩きが続いた。
頂上は視界もなく「ここが頂上?」と思われる場所で、野岳の標識を持って数人ずつで写真を撮り、登頂の余韻もないまま下山し広い登山道の途中にあった休憩場所で、今回初めてお披露目する500m以上の山と書かれた横断幕の前で集合写真を撮った。
次の山は妙見岳。仁田峠まで戻り、いつもの道を妙見神社へ向かう。少しガスが取れて天気が回復してきたような気がした。
ロープウェー前の広場で休憩を取り、妙見神社へ。
ここで私と田尻Sさん・三田Tさんの3人で妙見岳の頂上へ登り(今は妙見岳の頂上へは登山禁止となっている)、妙見岳の標識を掲げ写真を撮った。
私は初めての妙見岳に登ってそこから見る景色に感動した。神社に戻り、全員でここでも横断幕を掲げ登頂写真を撮った。
次は国見岳。この山に登るのが初めての新入会員の方や会員もいて途中にある岩場は山上さん・三田Tさんに登り方や下り方を教わりながら登って貰った。
国見岳で昼食を摂り、後は紅葉茶屋からあざみ谷を下るだけとなった。
紅葉茶屋に着くと、降る途中、大町さんから誰かのブログでオオヤマレンゲが咲いているという情報を聞き、ここまで来たら見たいなと言う誘惑にかられ、時間も早かったこともあり皆さんに「オオヤマレンゲを見に行きませんか?」と問うと、「行ってもいいよ」という有り難い返事を貰ったので、リーダーの我儘を通させてもらった。
咲いている場所が近いと思っていた新道を歩いていたが、なかなかオオヤマレンゲの咲いている場所に着かず、少し焦りが出て咲いていなかったら無駄足になるので、花の様子を見に皆さんを置き去りに先を急いで歩いてしまった。
やっとオオヤマレンゲの咲く場所にたどり着き美しい貴婦人を愛でることができた。大声でみんなを呼びオオヤマレンゲにご対面となった。
初めて見るオオヤマレンゲに喜んでくれる人、あまり関心がない人それぞれだったが、私は大満足であった。
そこで、天気が悪いにもかかわらずという他の登山者の目的が分かったのだ。
オオヤマレンゲを目当てに多くの登山者が登っていた。
オオヤマレンゲに別れを告げ、仁田峠へと下って行った。下山後はいつものように「青雲荘」で汗を流しそれぞれ帰路についた。
コースタイム:
仁田峠9:05~野岳9:30~仁田峠10:02~妙見岳11:00~11:39国見岳(昼食)12:10~オオヤマレンゲ13:00~14:30仁田峠
参加者:
CL:倉嶋C、SL:田尻S、三田T、山上、金木、中村E、萩原、小笹、大町、山本、喜屋武   計11名