第1828例会 九州自然歩道パトロール

金比羅山→岩屋山

西川 A

当会が加盟している「長崎市山岳連盟(市岳連)」が、市から受託している「九州自然歩道維持管理」については、毎年7・9月に行う「除草作業」と長崎市地区全コース(東長崎~岩屋山)の現況確認を行う「パトロール」がある。
パトロールは、従来、会員有志で実施してきたが、この活動を新入会員にも理解してもらうため、当番月の1月に例会として取上げ、「金比羅山→岩屋山ルート」のパトロールを実施した。
1月20日 雨上がりの日曜日、予想を上回る11名が出発地点の西山高部水源地バス停に集合。
パトロール目的(①標識等の保守点検②障害物の除去等)と地図で巡回コースを確認後9:15に出発。
西山側登り口の山道には竹や木の枝が覆いかぶさっており、早速鋸部隊が伐採を行う。
金比羅山ドンク岩前広場で2名合流、合計13名となり金比羅山頂(366m)まで、主として標識類のチェックを行う。
金比羅山頂からゴールの岩屋山頂を眺めるが、地形図の直線距離でも約6kmあり、「遠いなあ」が思わず口から出る。
山頂で全員写真撮影。自動シャッターを押した後、カメラを引きずってきたカメラマンに皆で大笑い。
下りは天狗山経由、毎年除草作業を行う江平へ。
途中の標識類のうち解説板や注意板の中には老朽化して壊れているもの、文字が読めないものも散見された。
江平の「山道出口」には11:30到着。ここから、岩屋山登り口の油木まで市街地の舗道歩きが約3kmある。
昨年6名で巡回時、ここで疲れた教訓から「体力温存と時間節約」のために軟弱リーダー判断でタクシー移動とした。
油木体育館前で休憩後、岩屋山頂目指し11:50出発。
水道局設備下の荒れていた山道は改修工事も終わり歩きやすくなっていた。
昼食は水道設備周辺で取り、12:40出発、標識やカタツムリマークを確認後、14:00に岩屋山頂(475m)到着。
パトロールのゴール地点は山頂南側の広場。
ここで自然歩道についての感想や改善要望等を聞いた後、14:15に解散とし、三々五々 下山。
 冬場で草木が繁っておらず、山道整備作業はさほど無かったが、自然歩道長崎ルートは開設後約45年経過、標識類のなかには相当老朽化したものがある。
市岳連担当としては、今回巡回で指摘された
①カタツムリマークの取扱
②文字不鮮明なものの修復(白ペンキ注入等)・更新
③ボルトが脱落した注意標識補修
等の処置について、市岳連で協議を行う。
また、市(県)に提出した巡回報告書では「登山客マナーも定着傾向、環境をスッキリするために古い注意標識類は更新せずに撤収する方向」で検討方提言した。
そのうち「補修作業?実施」ということになるかも知れぬので、その節には会員各位のご協力をお願いしたい。
最後になりましたが、従来の山歩きとは違った視点で時間をかけてパトロール頂いた参加者各位に感謝申し上げます。
コースタイム:
西山高部水源地バス停発9:15~10:25金比羅山頂10:40~11:30江平山道口(タクシー利用)油木登山口11:50~12:15水道設備周辺(昼食)12:40~14:00岩屋山頂~山頂南広場14:15解散(各自下山) 
行動時間 5時間

参加者:
CL:西川A、SL:西川Y、田尻S、金木、吉村、川口T、大町、江口、石川S、田尻H、川口A、西川I、山本  以上13名