第1820例会 古処山~馬見山  (マイクロバス使用)

Aコース 古処山~屏山~馬見山

石川 S

11月3日 (土・祝)晴の特異日とあって天気上々、今年度3回目のバスハイク例会。
赤迫6時30分始発のバスに打坂で乗ると、何か少ないような・・・南部組にちょっとしたハプニングとのこと。
バイパス、高速と走り、金立SAで南部組3名と無事合流し、お試し参加の3名を含め総勢18名が揃う。
甘木で高速を降り古処山遊人の杜キャンプ場登山口に9時過ぎ到着する。
北側からの多分誰も初めてのコースだ。Bコースで申し込んだが、馬見山への縦走と地図にあった「リョウブ(リョウブ科)、アブラチャン(クスノキ科)の美林」に魅かれAコースに変更してもらう。
軽く体をほぐし、稜線まではA、Bとも同じ奥のコースなのでAコース(9名)から出発する。
10分程で車道から山道に入りすぐに三叉路が現れて真中を登りかけたが「ン?おかしい」とすぐに引き返す。後から来たBコースにも「こっちだよ」と言われ標識もちゃんとあった。
はりきりリーダーのちょこっと勇み足?
ここからなかなかの急登を絶妙のピッチで頑張り、最後は奥の院、大将隠しの岩場を着実に登る。お試し参加の木場さんも落ち着いて心配のない歩きだ。
岩場には花の終わったジンジソウ(ユキノシタ科)が見られたが、この時季さすがに花は期待できない。
稜線の縦走路に出て一息つき古処山(859.5m)を往復する。
頂上の標示板にこの山で見られるニシキキンカメムシ(ツゲが食草、準絶滅危惧種)というチョーカラフルな虫の写真があり実物を見たかった。
Bコースは目のいい若者が3匹も見つけたと後で聞き、羨まし~!
縦走路を引返し屏山に向かう。ツゲは少なくなり落葉の進んだ木々に紅葉した灌木の混じる明るい自然林の中をお散歩気分で歩く。見晴しはないが深まる秋いっぱいの気持のいい道だ。
屏山(926.6m)に着くとBコースはすでにお昼もすんでいて、折角だからと居合わせた若者に頼みAB合同の記念撮影。
古処山に向かうBコースと別れ、北に広がる嘉麻市や田川など筑豊の町やその先の福智山あたりの眺めを楽しみながらのランチタイム。
風もなく穏やかな何とも気持のいいひと時だが馬見山はまだまだ先、まずは急坂を下る。
ここから860m峰(江川岳)を目指して登り、またまた急下降して宇土浦越に着く。
右(南)に江川、左(北)に馬見山キャンプ場の標識を見て馬見山へと約300mの登りだ。
古処山からの縦走路は小石原の方へと九州自然歩道になっていて、要所の標識や道はよく整備され歩きやすい。途中気持のいい稜線歩きもあり14時馬見山(977.8m)着。
頂上一帯は広くなだらかな林で、一休みしていると「オーイ、オーイ」と呼ぶ声がする。「アレ!吉村さんがいない」と声の方へ林の中を行くと立派な小屋があり、その少し先の広場に彼がいた。
広場には標示板やベンチがあり南面がグッと開け、朝倉の町や平野を流れる筑後川が見渡せ、ちょっと霞んでいるが多良、雲仙から阿蘇、九重、由布岳と素晴らしい展望だ。予定より時間を食ってるが休まない手はない。
林の中の小屋は木の香も新しい避難小屋「うまみ」で、今年の5月に完成したばかり。
古処、屏、馬見の三山は嘉穂アルプスとよばれ、日本山岳遺産(山と渓谷社2010年創設)に認定された(2016年)のを機に、嘉穂三山愛会のメンバーが基金をもとに道の整備、材木運び、組立て・・・と頑張って建設された由。
中をのぞいてから山頂を後にし、馬見山キャンプ村へと下る。歩く人も少ないらしく豪雨の被害などでどこが道だかわからない急斜面を、テープを確認しながらの下りで気が抜けない。
北面のせいか湿っぽく陰気な感じだ。なおも下ると御神所岩の岩場に出て、設置されたロープをつたって巨岩を降りると下に祠が祀ってある。
歩きにくい道をさらに下り、林道にでてホッとしたが甘くはなかった。豪雨の被害か路面は荒れ、あちこち崩れていて歩きにくい上に結構長い。
かなり歩いた頃栗崎さんが「アラ、ストックが・・・」忘れた所はわかっているが引返すのは時間的にも無理とそのまま歩き続ける。しかしこれにはラッキーな後日談が・・・。
途中からまた山道に入り傾斜もゆるんだ植林帯をしばらくでやっとキャンプ村に到着。
Bコースの人達をずいぶん待たせてしまい、お楽しみの温泉も諦めることになり大変申し訳なかった。
帰りは道の駅小石原に寄って杷木から高速に乗り、お待たせの〇〇〇で盛上りながら心地よい(?)山の疲れと共に一路長崎へ。
コースタイム:
遊人の杜キャンプ場9:10→奥の院10:05→古処山10:40→11:40屏山12:10→12:35江川岳→14:00馬見山14:15→16:00馬見山キャンプ村着

Bコース 屏山~古処山

田尻 H

11月3日(土・祝)
今回は初めてのコース、「1/25000地図」や「ヤマップ」の準備をして当日を迎える。
9:15遊人の杜キャンプ場の登山口を、Aコースの後ろからゆっくり出発。Bコースは9名。お試し山行の若い女性2人(川口さん、谷口さん)が入って平均年齢がぐっと下がる!!
今日は良いお天気なので、それだけで心ウキウキ。
歩き始めて10分ほどで左折して奥の院コースへ。しばらく歩くと岩場が現れる。
岩場が初めての若い2人は「こんな場所を歩くと思っていませんでした。」と言いながら、結構スイスイと登って来る。若いって素晴らしい!!
10:30稜線に出た所で、先に古処山に行くAコースと別れて我々は屏山へ。
自然林の中に陽が差し、所処紅葉した木々が綺麗だ。屏山に近付くにつれ、左手に嘉穂の平野が見え隠れする。
11:00屏山に着くと展望が開け、平野や町が一望出来る。古処山も秋月から登ると、こちら方面の展望はないのでこの景色は初めて。そうなると、遠くに見える山の山座同定が出来ないのが悲しい。
時間は早いがここで昼食にし、Aコースの到着を待って、全員で記念撮影後に11:50出発。
奥の院の分岐までは緩やかな下りになり、エネルギー補給の賜物で、スイスイと歩く??
約1名、足がつり68番のお世話になるが、そのお世話をする人の嬉しそうな顔が・・・
分岐から古処山まではツゲの幼木に囲まれた岩場歩きで、12:40古処山着。14時までにキャンプ場に戻る予定なので、短い休憩で下り始める。
ここも始めてのコースなので、道を外さないように慎重に。この季節は落ち葉で登山道が隠れて道が分かり難い。目印のピンクのリボンに助けられる。
谷筋は大雨の影響で石が浮いており歩き難い。尾根道に上がり歩きやすくなり、朝歩いたコースに合流したら、キャンプ場は直ぐ。
予定通り14時キャンプ場着。待機していたマイクロバスに乗って、馬見山キャンプ村へ移動する。
参加者:
Aコース CL:大塚、田尻S、東T、吉村、平田T、栗崎、福田、石川S
Bコース SL:田尻H、山上、川口T、川口A、西川A、西川I、平田S      計15名  会員外3名

番外編 古処山~屏山~馬見山

栗崎

Aコースを楽しく下山。馬見山キャンプ場駐車場でホッと一息。電話がかかっていたんだとスマホを出し、Bコースの田尻さんと話しながら先を行く仲間を追いかけて行く途中、「あっ、スティック忘れた!!」
大塚リーダーが取りに戻ろうかと言ってくださったけど、新しく買いたいと思うメーカーがあるので「いい!! いいよ!!」と言って帰途へ。
翌日見知らぬ番号の着信が・・・・。なんと拾ってくださった方からでした。「住所をメールしてくれれば送りますよ」と有難い申し出。喜んで返信。折り返しお便りと共に手元に戻ってきました。
拾ってくださった方は馬見山山頂に木の香ただよう避難小屋を設置されたボランティアの方でした。
本当に嬉しかったです。「ありがとうございました」名前と電話番号を書いていて良かった!!
=会員の皆様!!=
私の年頃は忘れ物の多くなる年代です。
今後は休憩の後「持った? 忘スティックれ物ない?」一声かけることを慣例にしませんか?
ちなみに今回の例会ではもう一人スティック忘れの人がいました。