第1815例会 初秋の阿蘇 高岳

窪田

 今年1月、例会で由布岳に登った。下山後、M電機保養所の温泉につかり「保養所巡りも良かかもね~」と湯船で話に花が咲いた・・・というのがこの例会の発端だった。
話は進んで例会を組み、5月の月報に予報を掲載すると、あっという間に自分も含め19人が集まった。
M重工阿蘇高原クラブの申込みは3ヶ月前からとなっている。6/1(金)早朝、保養所にFAXを入れ、送信したことを確認してから出社する。
 6月中旬に無事予約が取れ通知が送られてきた。この時点で例会予定は「初秋の阿蘇」のまま。どこに登るかはこれからだ。
俵山周辺辺りを考えていたところ、NHK BSの百名山で高岳が放映された。H26.8.30の噴火で噴火警戒レベル2に引き上げられ中岳火口立入規制が始まってから約3年半ぶりの今年2/28に規制解除された。
加えてH28.4.16の熊本地震で道路が寸断され登山がままならない状態になっていたそうだ。テレビで見て久しぶりに高岳を登ることに決めた。
 9/16(日) 今村PAに集合(7:30)。特に渋滞にもあわず、熊本ICから国道57号線経由で阿蘇に向かう。
阿蘇大橋が崩落した白川や、阿蘇登山道路迂回路等、熊本地震の影響がまだ痛々しい場所を通過し、予定の30分遅れで10:30阿蘇山上駐車場に到着。山上付近は雲で隠れているが、雨が降っていないのが幸いである。
軽くストレッチをして出発する。中島夫妻・平田Sさん3名は、砂千里で分かれて近辺を散策。16名で高岳を目指す。
 砂千里を歩いて行くと2013年9月に登ってきた倶利伽羅谷登山道に出会う。前回登った情景を思い出す。岩のゴロゴロした谷筋を登り、砂千里ヶ浜分岐の縁に上がると景色が一変する。
 目の前に噴煙を上げる中岳火口や大きなクレーターの旧火口が見え、とても日本には思えないスケールの大きな景色が広がる。
 12:30中岳に着く。スペイン・バルセロナからの登山者にお願いして集合写真を撮ってもらう。
(彼らには山上駐車場に戻るまで何度か会うことになる。)
 どこで発生しているのか緑色のカメムシが大量に動き回っている。中岳から高岳寄りの登山道脇で風を避けて昼食を取る。食事の最中もそこかしこをカメムシが飛び回るので、触ったりしないか気を遣う。
 昼食を済ませ、ここから戻る田尻Hさん・石川Sさんと別れて14名で高岳に向かい、13:15高岳山頂に到着。先ほどまでガスの中で展望がきかなかったが、幸いガスが晴れて根子岳等が見える。
ここでは写真を頼める人がいなかったので三脚で集合写真を撮る。
 元来た道を、ゆっくり景色を満喫しながら戻る。時間に余裕があるので中岳火口にも足を伸ばす。
中岳火口には本当に久しぶりに来た気がする。火口付近は外国人(中国・韓国辺りの方?)が多くてびっくりする。
火口のガスが多くてしばらく待ったがエメラルドグリーンの湯だまりが見えず、ベンチに座るくまモンと記念写真を撮って駐車場に戻る。
 ここからが今回のメインイベント(?)になる、M重工阿蘇高原クラブに向かう。
到着後、温泉で汗を流し豪華な夕食に舌鼓を打つ。お酒もほぼ定価ということもあり飲んべえの男性陣は飲んではしゃぎまくる。おかげで飲み過ぎ、翌日は頭が少し痛かった。
9/17(日) 二日目は、山のことはどこかに置き忘れ、買い物ツアーを楽しんだ。
阿蘇高原クラブを出発し、道の駅「あそ望の郷くぎの」を皮切りに、俵山展望台で雄大な阿蘇を眺めてから、「俵山交流館萌の里」で買い物、少し遠回りして「旭志道の駅」で昼食、菊池の「七城メロンドーム」で最後の買い物をして家路についた。中国の爆買いツアー顔負けだった。
 今回の山行はテント泊に比べてやや割高になったが、豪華絢爛な内容で皆さん満喫できたようだ。
「またお願いね!」との声が多かったこともあり、いつか計画したいものである。耳寄りの保養所情報をお待ちします。
コースタイム: 9/16の登山のみ
阿蘇山上駐車場10:40~11:07砂千里ヶ浜~12:12砂千里ヶ浜分岐~12:32中岳~13:15高岳~14:50中岳火口~15:30阿蘇山上駐車場
参加者:
CL:窪田、SL:田尻S、田尻H、吉村、山上、西川A、西川I、栗崎、東T、川口T、川口A、中島Y、中島H、金木、中村、平田T、平田S、石川S、三田T 以上19名