第1773例会 沢登り(轟渓谷銀鈴渓)

三田 T

 個人では数年?前に行ったきりで、例会で銀鈴渓を遡行するのは何年ぶりだろうか?田尻会長は50年ぶりくらいとのこと。
今回は参加者10名、国道34号沿いの諫早のスポーツデポに3台の車で集合し、轟渓谷を目指す。
渓谷入口でおじさんに300円払い、朝早いとあってまだ空いている駐車場に車を停める。
 各自沢登りの装備を身に着け、準備運動後、記念撮影をしてちょうど9時に遡行開始。
 入渓後、いくつかの小滝を越えると淵が現れ、早速泳ぎの場面となる。少々取りつきの難しい小滝ではザイルを出して突破する。
今年は、まあまあ水量もあり、その後も泳ぎの場面が多い。
そうこうするうちに、核心部の4m滝が現れる。
ここは滝に取りつくまで足の届かない淵を結構泳がないと行けない。身体が冷えてしまうので、先行者が登り終えるまで淵に入らずに待機する。待機する間も寒くて足がブルブル震えてしまう。
窪田君、三田、東さんまで滝を突破し、残る皆さんは高巻。どうしようか迷う大塚さんは決心して淵を泳ぎ始める。ところが、泳ぐにつれ動きが鈍くなってきてちょいとやばい状況。
滝の上と淵の岸からザイルを投げ大塚さんを回収する。後から聞けば、足の届かないところでは泳げないとのこと。水泳も頑張って下さい。
残念ながら、大塚さんは、ハチに刺されてしまった金木さんとともに、ここで遡行終了となる。
 核心部を過ぎても、そこそこ楽しめる滝が幾つか現れる。そこで、ナイスショットを撮ろうとしてポケットを探るとカメラがない!慌てて、探しに戻ると滝の下の淵にビニール袋が浮いていた。
防水カメラではあったが、念のためビニール袋に入れておいたので助かった。でなければ淵の底に沈んでいただろう。
 その後も小さい滝ではあるが、足がかりがなく、東さんの肩を借りて懸命に登る窪田君の姿をみて大笑いしたり、淵の泳ぎを楽しんだり、下界の暑さを忘れ楽しい遡行が続いた。
渓流沿いには2グループが涼んでいた。下さんも、スマホを落としてしまったが、涼みに来ていた人に拾われて見つかったとのこと。沢ではカメラ・スマホ紛失対策が必要だ。
 そして、終了点の橋が見えてきて、13時20分に遡行終了。
1回の休憩と昼食休憩を含み所要4時間20分。終了点からは藪漕ぎもなく、すぐ林道に上がり、30分弱で夏休みの終わりで満車になっている駐車場に戻る。
水もきれいで巻道もあり、何より長崎から近いこの沢は、夏の暑さを忘れる初心者向けの沢としてお勧めである。
参加者:
CL:三田T、SL:窪田、田尻S、東、大塚、下松八重、金木、平田T、峯、本田 計10名