第1743例会 近郊の山

長与〜稗ノ岳〜丸田岳〜琴ノ尾岳

西川 A

2016年最後の「近郊の山・日帰りハイキング」は、11/21(月)JR長与駅前から「稗ノ岳→丸田岳→仙吾岳→琴ノ尾岳」を歩いた。
このルートは長与町が「ふるさと自然の道」として整備した道標や解説板のある歩きやすいコースで、例会としては3年前の「おたのしみハイキング」以来2回目。
参加者10名。うち9名はJRを利用して長与駅前へ集合。小生も道ノ尾駅から乗車。
わずか2区間だったが、ローカル列車のゆったりとした雰囲気はいいものだ。
天候曇り。雨で中止の多かった今年の「近郊の山シリーズ」は、これで、実施計画7回中4勝3敗と勝越す。
長与駅前で体操後9:45に中尾城公園方面に向けて出発。
住宅街と舗装された急勾配の農道を約1時間歩き「稗ノ岳」に着く。
この岩山にはロープが張られており、木の根や岩に捕まりながら8mくらいよじ登る。
頂(249m)から密集した新興住宅地や周辺の山を眺めるが、開発中の団地らしきものもあり、改めてベッドタウン長与の住宅の多さ・勢いを実感。ここで全員写真撮影。
頂上からの下降時は、注意深く滑らぬように気を配るが「あまりロープに頼るな」「体を離して下を見よ」等、山上さんから檄も飛び、訓練の場となる。
ここから30分程度歩いて、山頂に小さな烽火台跡のある「丸田岳(339m)」に到着、この烽火台は長崎の烽火山と琴ノ尾岳の烽火台の中継地だったことを地図で確認。
更に10分ほど下り、降雨時タンタンという音がしたという「タンタン岩」に着き、写真撮影後 昼食をとる。
この岩から岩屋山を正面に、長崎港と大村湾(時津方面)を一望、左右に海が見える景観は広がりがあり素晴らしい。
足元の岩場には青紫色の段菊も散見され秋の風情。
昼食後はヒノキ林の尾根道をたどり「仙吾岳(376m)」へ向かう。この山は展望なし。
急坂を下り農道に出て「扇塚峠運動広場」で休憩。
その後、琴ノ尾岳を目指してミカン畑の舗装道(約1.6km)を歩き始めるが、途中でミカン収穫中の農家の方にミカンを分けて頂く。このミカンは甘くておいしく好評。特産のミカンを食べながらの山歩きとは、「これぞ長与山行」というところか。
ゆるい勾配の坂道をゆっくりと25分程歩き琴ノ尾岳烽火台跡に着く。
解説板で故事来歴を学んだ後、ここから最後の登りを頑張って神社の鳥居と祠のある琴ノ尾岳山頂(451m)へは14:10に到着。
山頂展望台から眼下に広がる大村湾や雄大な遠景を眺めながら雑談、休憩。
帰りは急坂の舗装道を長与ダム方面に約3km強(50分程度で)下り、15:30過ぎのJR本川内駅発列車に乗車としていた。・・が、脚・ヒザ不調(不安?)者がいたため、舗装道下りは止めて、メンバーが呼んだ迎えの車に乗せてもらうことにした。
車2台で全員15:00過ぎに本川内駅前着。ここで例会解散とし、JR組・車組に別れて帰路についた。
某老人会も全員元気で歩いたという下山路をスキップしたのは軟弱リーダーの甘さであり、健脚メンバーには申し訳ない気もしたが、これも「自由度の高い近郊の山・ハイキングの特色の一つ」と割り切った。
結果として体力度★★が★となった長与山行だったが、手抜きの影響か疲労感・脚腰の痛みは発生せず。
緊急出動頂いた2名のドライバーさんのご協力に感謝します。
コースタイム:
長与駅前9:45出発→10:43稗ノ岳11:12→11:46丸田岳11:55→12:05タンタン岩12:40→12:57仙吾岳→13:17扇塚峠13:23→14:10琴ノ尾岳14:50(車移動)→JR本川内駅15:00着・解散
参加者:
CL:西川A、 SL:川口T、山上、中島H、金木、栗崎、萩原、田尻H、平山、川口A    計10名