第1741例会 黒髪山〜青螺山〜牧ノ山

橋口

11月6日(日)
7:40  有田ダム登山口
有田ダムの200-300m手前の駐車場に車を止め、駐車場の奥の登山口から登山開始。
まずは標高279mの小ピークを目指して登っていく。道はよく整備され、踏み跡もしっかりついている。
小ピークからは、360°の眺望が開け、目前の英岩(はなぶさいわ)から黒髪山までの稜線が概ねなだらかに続いているのが見える。
有田ダム以外にも周辺に小さなダムやため池があちこちに見え、「ダムの多かね。」「昨日買ったばかりの地図にのっとらん。」「地図はいまどぎネットよ!」と会話に花が咲く山岳会メンバーである。
この先、下山まで木には種類を記したプレートが頻繁につけられている。杉に「スギ」と書く丁寧さで…。
聞いているだけで楽しい。山岳会のこういう雰囲気が好き。
標高279mの小ピークまで、駐車場から約150mの標高差、30-40分。
低山のわりに堂々とした稜線。稜線までは、小ピークから、標高で50mほど下った後、200m登り返す。急ではあるが、距離は短く、先頭の倉嶋リーダーがゆっくり登ってくれるので、心拍数が上がることなく稜線につく。
9:14  英山
稜線に上がって間もなく英山。前黒髪山(492.5m)まではアップダウンの少ない稜線歩き。灌木にさえぎられて、あまり眺望はきかないが、ときおり現れる岩から伊万里の造船所のあたりまで見える。ただし、この日まで開催中の熱気球世界大会の気球は、残念ながら見えませんでした。
9:43  前黒髪山
前黒髪山から黒髪山は、150mぐらい下って、160-170m上る。距離は短いが、急である。「雨や霜で濡れていると神経を使うかもしれないね。」という声に同意しながら、内心「今日晴れたのは自分のおかげかも」と秘かに『晴れ男』としての自負を高めたのでした。確証バイアス(思い込み)とわかってはいるんですけどね。
10:45 黒髪山
黒髪山(516m)の山頂には、「コンビーフの缶」状に岩が6-7m盛り上がった場所があり、そこで昼食をとる。干し柿や、全国の各地の甘柿を分けていただく。旨い。雌岩・雄岩、その奥に青螺山とばっちりな眺め。と516mしかない低山とは思えぬ高度感。小学生も含む、他の登山客も多く、そこそこ混雑している。
雌岩・雄岩もそうですが、道沿いの岩は白っぽく、ネットで調べたら、マグマが固まってできた流紋岩らしい。流紋岩が温泉の作用で変化すると、磁器原料の陶石になるとのこと。雌岩の断崖はクライミングに向いていそうですが、クライミングなどは禁じられているとその先に道沿いに看板があった。
11:45 見返峠
見返峠の手前で、竜門ダムまで車を移動してくださる田尻さん・福田さんといったん分かれて、残りのメンバー6人は青螺山・牧ノ山方面に進む。
12:16 青螺御前
12:40 青螺山
黒髪山から青螺山(618m)までも急な下りと急な登りである。私は、今回、荷を普段スロージョギングするときに背負うぐらいの軽さにしてきたので、なんともなかったが、このコースで一番きついのはここだろう。
13:40 青牧峠
14:25 龍門ダム登山口
時間を考え、青螺山から青牧峠を経て竜門ダムキャンプ場まで下山したのだが、青螺山直下は、牧ノ山方面は、かなり急な下りである。逆方向の登りはしんどそうだ。
青螺山方面から黒髪方面に南下するより、今回のように北上するほうが早めに眺望のきく場所にたどり着けるし、急な下りが短い分、安全だろう。下見を重ねてくださったリーダーのお二人に感謝である。
                    
参加者:
CL:倉嶋C、SL:福田、田尻H、橋口、吉村、金木、碇 計7名 会員外1名