第1729例会 沢登り(洗谷)

平田 T

 例年にない長い梅雨がやっと明けたかと思うと連日の猛暑日、いい頃具合に巡ってきた真夏の沢登りに涼を求めて今年も挑戦することにした。
8月7日(日)天候晴れ。参加者はCL窪田、SL田尻S、東、伊達、三田、大塚、平田の計7名。
伊達氏は久しぶりの鳥栖からの参加、大塚氏は北アルプスを一日繰り上げての参加となる。
大塚車と田尻車に分乗しAm6:30今村パーキングに集合し、伊達氏とは三瀬峠先のやまびこの湯前で合流する。
入渓地点手前の駐車場で沢登りの準備をする間に、車2台を下山後の時間短縮のため伊原山自然歩道出口付近にデポする。
9:05入渓、福岡方面は昨夕雷雨が激しかった模様で連日晴天だった割に水量は多い。沢登りにつきもののアブは去年よりも少ないがDEET剤を全身に振りまいていても油断すると襲ってくる。
入渓ほどなく現れる序盤の大滝は去年の荒々しい表情に比べれば今年は水量もやや少なく穏やかな印象だが気は抜けない。
先行者の登りを見ると最上部の激しい水流の横の壁をすり抜けるように登る者もいれば、最上部の狭い両岩壁に四肢を密着させて流れの上をまたがって登る者もいた。
前者のルートでは最上段の壁を登る際に体を横に向けるためザックに思いっきり水流が当たり思わぬ苦戦を強いられるため、ここは迷わず水流にまたがって登るルートを取った。
序盤の大滝をクリアーした後はしばらく幾つもの小滝を登り、倒木や岩を避けながら沢の中を歩き続けているとようやく中盤の2段滝までたどり着く。
この滝は1段目の岩の取りつきが幅広い水流に隠れて探しにくく、冷たい水を浴びながらの作業になるため初心者泣かせの岩である。
去年うまく切り抜けたことを思い出しながら取り付くも、めがねへの水しぶきで視界を失い何回か失敗を繰り返し苦労の末ようやく登り切る。
残るは終盤の大滝のみであるが、あとに続く滑滝や最終の薮漕ぎを残してあるため体力を消耗しないようペースを守って歩く。
11:50大滝の手前で昼食を摂る。大塚氏が用意してくれた冷たいソーメンに癒される。
終盤の大滝を登り、滑りやすい滑滝に悪戦苦闘した後は最終の薮漕ぎ。先導の伊達氏が掻き分けた薮をあえぎながら登り稜線の山道にようやく辿りつき14:17遡行終了する。
登山靴に履き替え井原山登山道をキトク橋方面に下り16:35車のデポ地に到着する。
やまびこの湯でさっぱりした後に解散式を行い伊達氏からツインロープでビレーすれば時間短縮できるのではとの提案があった。
また、CLからは基本である岩登りの研修を行うようにとの訓示あり(小生のことだが・・)、危険防止のためにも必要との思いを胸に帰途についた。
参加者:
CL:窪田、SL:田尻S、東、伊達、三田、大塚、平田 計7名