第1719例会 三瓶山

田尻 H

4月14日に熊本で起きた地震の影響で、脊梁・国見岳例会も山の変更をせざるを得なくなった。
山に行く者にとって、熊本、大分の山にいかにお世話になっていたか、改めて考えさせられた事だった。ちょっと遠出になるが、島根県の「三瓶山」に決め、予定通り4月29日〜5月1日に実施した。
4月29日(金・祝)
午前8時30分に9名2台の車で、今村PAを出発。道中、新緑や見事なフジの花を楽しみながら、GWの渋滞にも遭わず、16時には「三瓶山北の原キャンプ場」に到着。
広々とした気持ちの良いキャンプ場には、ファミリーのテントが多く、中高年のキャンパーは我々だけ?2張りの常設テントに落ち着く。
お天気は良いし、早い時間から美味しい夕食とアルコールを楽しむが、今日はとにかく寒い。後日知ったが、北アルプスで大量遭難があったのもこの寒気の影響だったようだ。
4月30日(土)
早朝、陽さんと会長に車を下山口の西の原登山口に回してもらい、キャンプ場を6時30分に出発。姫逃池登山口からまずは男三瓶山を目指す。
お天気は上々。良く整備された歩きやすい自然林の登山道。
8時30分に男三瓶山(1,126m)着。風が強く、ゆっくり展望を楽しむ気にもなれず、頂上直下の避難小屋まで下るが、なんと使用禁止だった。
三瓶山は、男三瓶山〜女三瓶山〜孫三瓶山〜子三瓶山が「室ノ内」という昔の火口を取り囲んでいる。
稜線からはこれから歩く縦走路が見渡せ、足元には幾種類ものスミレ、鮮やかな青色のヤマルリソウが咲いている。
9時30分テレビの中継局アンテナが立つ女三瓶山(957m)着。九州の新緑とは一味違う柔らかな緑の景色を楽しみ、予定より早い歩きに、火口湖の室ノ内池へも下ってみる。
10時50分孫三瓶山(903m)の山頂では、みんなに会いに米子から駆けつけてくれた米子在住会員の吹野さんと会う。
昼食後、会長、大塚さん、理香さんは完全縦走を目指し(実は車を回す為?)子三瓶山から男三瓶山を登り返し、キャンプ場に置いているもう1台の車を取り、我々が下る西の原登山口まで来てもらう事に。
3人は孫三瓶山をあっと言う間に駆け下り、見えなくなった。
これが最後の登り、フウフウ言いながら、子三瓶山(961m)12時20分着。
男三瓶山へ登り返した3人はどの辺りを歩いているのだろうか。我々は下るのみ、赤雁山を経て、扇沢分岐から西の原へ。
13時35分、定めノ松という樹齢400年の立派な松がある西の原登山口着。広々した草原でレストハウスもあり、早速「ソフトクリーム」の看板を見つけて「ウ〜ン美味しい!!」
その後元気3人組が到着して三瓶温泉へ。勿論、その夜も吹野さんを交え、「鳥取産二十世紀梨チューハイ」も出て話が弾む。
5月1日(日)
朝から爽やかな佇まいの「姫逃池」を散策し、吹野さんと別れる。その後、約4000年前に三瓶火山の噴火で埋もれた木々が眠る「三瓶小豆原埋没林公園」と世界遺産の「石見銀山」を観光し、20時過ぎに長崎着。
往復1,100KmのGW例会を終える。運転手の皆さんお疲れ様でした。
コースタイム:
4/29今村PA8:30〜16:00三瓶山北の原キャンプ場
4/30キャンプ場6:30〜姫逃池6:50〜8:30男三瓶山8:45〜9:30女三瓶山〜太平山10:10〜10:40孫三瓶山11:50〜12:20子三瓶山12:30〜12:50扇沢分岐13:05〜13:35西の原登山口〜三瓶温泉〜キャンプ場
5/1北の原キャンプ場8:30〜三瓶小豆原埋没林公園〜石見銀山〜20:30長崎
参加者:
CL:田尻H、SL:西川A、山上、田尻S、大塚、石川S、西川I、中村E、福田、吹野 計10名