第1699例会 郡岳〜経ヶ岳縦走

田尻 S

前回の「郡岳〜経ヶ岳縦走」例会は2008年の1月だった。
このコースは多良山系の中では難コースで知られ、つげ尾の分岐では「これから郡岳まで難コースにつき体力、時間に余裕(自信)をもって臨む事」と但し書きのプレートがある程である。
11月6日(日)
今日は県内での山行と言うことでいつもの今村PAに7時集合し、車5台12名が揃う。
黒木では市営駐車場に大村の熊谷さんが参加し総勢13人となる。
今日のコースは登山口と下山口が違うので此処に3台の車を残し、全員3台の車で郡岳南登山口に向かい、8時過ぎ郡岳を目指し出発する。
天候は曇り、汗をかかない程度のペースでゆっくり歩き出す。
このコースは冬山前のボッカトレにはもってこいのコースで、適度のアップダウンがあり、窪田、田尻は20kg前後、ランナー吉村も20kgで付き合いをしてくれる。
郡岳山頂の展望は霞んでいて風もあり少し寒いくらいである。西川A、萩原の両氏は春日越までの予定であり、更なる配車で少し遅れている。
我々と一緒に登った西川Tさんは両氏を途中迄迎えに行く。
このコースはかなり前までは踏みあとも定かでなく、テープを頼りの尾根道であったが、昨今歩く人も多くなり、明瞭な踏みあともあり随分と歩きやすくなっている。
踏みあととテープを頼りに落ち葉の林のなかを気持ちよく歩く。
途中林道工事で道が寸断されているが、元の道に戻り遠目山に着く。
ここで昼食とし朝が早かった分エネルギーを補う。
昼食後は春日越、岩屋越と大小のアップダウンを繰り返す。
尾根道は殆どが雑木に覆われて足元には落ち葉、林を透かすと梢越しに見通しもよく新緑の時の圧迫感もない、急な登り下りがなければ楽園の道である。
岩屋越を過ぎて名もなきピークの急な下り斜面では立木に?まりながらズリ、ズリと下る。
尾根道も一本調子ではなく尾根の分岐もあり、その要所、要所には立派な標識がある。
このコースが今後は一般的山道になるのは近い将来かも。
「狸だまり」と一風変わった地名を、昔の人の知恵とユーモアに敬意を払って通過する。
この先に釜伏山があるはずだが何故か見逃す。
更にこの尾根上、つげ尾の分岐迄5〜6の中小ピークがあり、それらを越える度にあの坂、この坂、ま坂の1時間でペースもカクンと落ちる。
つげ尾の標識が見えた時はホッとする。
ここまで登山口を出発して7時間10分、ちなみに8年前は6時間で歩いている。
その差は何か、それはリーダーの都合(冬山トレーニング)で20sを背負い全体のペースを遅らせてしまったのではないかと反省している。
つげ尾で3時半を過ぎており、経ヶ岳まで登ると駐車場に今日の予定時間である16時30分の帰着は無理と判断し、つげ尾から大払谷をダイレクトに下る。
この下り、登る時には殆ど感じないが、ガレ場が嫌らしい事この上ない。舞岳の下りも急だが足場が良い分、大払谷よりマシかもしれない、そんな事を思わせる下りである。
黒木の市営駐車場に17時10分に着く。
全行程8時間50分、皆さんご苦労様でした。
尚、西川夫妻と萩原さんの3人は春日越から下り、14時30分頃現地解散したとの連絡あり。
コースタイム:
南登山口8:20発〜郡岳9:50着10:10発〜遠目山11:20着(昼食)11:40発〜岩屋越13:20着13:30発〜つげ尾15:30着15:50発〜駐車場17:10着 (前回の経ヶ岳、舞岳は登っていない)  所要時間 8時間50分
*参考 2008年のコースタイム
南登山口7:40発〜郡岳〜経ヶ岳〜舞岳〜駐車場着16:10  所要時間 8時間30分
参加者:
CL:田尻S、 石川S 、田尻H、坂口、西川A、西川I、萩原、窪田、吉村、峯、熊谷、碇、平田、 計13名