第1682例会 長浦岳

〜長崎の一等三角点〜

田尻 忍

 新たな山行シリーズで長崎の一等三角点を企画し、標高500m以上を対象とした。
500m以上の三角点は長崎県に7点あり、その第一回、第一点に近場の長浦岳を選んだ。
長浦岳の位置は地球規模で言えば北緯32°54′12″7101、東経129°44′41″4283。長崎的に言えば「県民の森」の近くで、県民の森駐車場より頂上までユックリ歩いて25分。
ハイこれで今日の例会終わりでは余りにアッケない。そこで今回の報告は海老のテンプラ衣の如く、小麦粉の衣を厚く着けて報告とする。
6月7日(日)
市内の山であり時間も掛からないので、現地「県民の森」10時集合とする。足の無い会員は西友裏で乗り合わせ集合場所へ、東ゲートの駐車場に5台で全員集合。
 出発に先立ち、軽い体操と自己紹介を行う。
一旦「県民の森」東ゲートを出て国道側に歩き暫く行くと、防衛省レーダーへの取付道路に入り、5~6分も歩くと下見時につけたテープを発見、ここでガードレールを乗り越え林の中へ。
スギ林の中に僅かな踏跡とテープが頂上へと導いてくれる。頂上に着くと確かに一等三角点と標識が有り長浦岳(560.77m)を確認する。展望はない。
 10分で駐車場に戻り、余った時間を使って「県民の森」を探索する。
「県民の森」は西彼杵半島のほぼ中央部に位置し、広大な面積(382ha)を有している、一般に言うところの東京ドームの何個分かと言えば81個分であり、かなり広い。
3時間の予定で園内をハイキングする。
「県民の森」の施設については、私達を含め多くの県民も、良く知らないのでは無いかと思う。
広大な敷地内にキャンプ場、オートキャンプ場、アスレチック施設やバンガロー、常設テント場等が有り、これ総て税金である、利用しない手は無い。
園内に張り巡らされた遊歩道を山歩きらしく組み合わせハイキングを楽しむ。
このハイキングで感じた事は「県民の森」の敷地内を流れる岩背戸渓谷は流れも緩やかで所々に小さな滝や淵があり、沢登りと言うより沢歩きが楽しめるのではないか。8月頃真夏の例会に組むのも好いかも知れない。
園内の1/4 位を歩き終了する。
第四駐車場〜水車小屋〜オシドリ淵〜林道岩背戸〜健脚の路〜一般バンガロー〜森のつり橋〜瞑想庵〜第四駐車場まで  行程3時間。 
2時過ぎに解散、長浦岳はアッケなかったが「県民の森」は新しい発見であった。
参加者:
CL田尻(忍)、SL内山、栗崎、金木、中村(悦)、馬場、碇、坂口、山口、田尻(博)  計10名 会員外1名