第1680例会 リンドウの丘花見登山(大崩山)

吉村克伸

5/3(日)雨
 4:50三田車に迎えに来てもらい出発する。鳥栖JCT手前のバス停で伊達さんを乗せ、大分自動車道のPAでリーダーの下松八重と合流し、参加者6名そろう。
雨がポツリポツリと落ちてくる。高速道路を大分米良で降りる。三重町では雨が激しくなる。
いつもならコースの変更の話になるのだが今回はいっさいなし。リーダーのリンドウの丘への強い意志を感じる。
 雨の中カッパを着て出発する。何十年か前に作った今は車が通ることができない道路を歩く。
山道に入る手前で休む。二枚ダキの所で下ってくる団体さんと会う。急登がなくなり尾根に登りあがる。アケボノツツジがきれいです。いぜん雨は降っている。
ここからは笹の中を歩き大崩山頂(1643m)に着き写真を撮る。
坊主尾根の方に下る。
なかなかリンドウの丘への道が出てこないのでリーダーが先行して捜す。坊主尾根と別れリンドウの丘へ向かう。沢をすぎた所がリンドウの丘でした。
テントを張り泥だらけになった靴、カッパなどを洗う。後は担ぎ上げたビール、焼酎、ワイン、ウィスキーをうまい料理と、時間を忘れて飲む。

5/4(月)天気快晴
 景色を楽しみながら朝食をとる。昨日と反対方向に行き、道が合流した所で右の方向へ下る。上湧塚を往復し、また下る。登ってくる下関山岳会の3人と会う。下松八重は一緒になって登っていく。
もったいないように下っていく、中湧塚、下湧塚へ行く梯子をみて下っていく。またこの高さを登らないといけないのに、登ってくる若者パーティに会う。下りきって沢に出て休む。
右に行くと大崩山荘、左に行くと吐野、左へ行く。なだらかに登っていく。ロープが設置されている所もあり、吐野に着き三里河原におりる。
  ここからはきれいな三里河原を歩く。これこそ大崩。こんな時間に登ってくる我々にびっくりするカップルがいたが、私もびっくりした。
モチダ谷に入り、滝のところで集合写真。
 稜線目指しのぼる。平成6年に来た時はスズタケをかき分けかき分け登った気がするが、今回はスズタケなどまったくなく、踏跡もなく、テープをさがしさがしのぼる。
左の方向の気がするがテープは上のほうにある。モクモクと登る。
やっと飛行機の遭難場所に着く。ここからひと頑張りで登山道に出て左に下る。
朝下った地点と思って右に下る。なかなか着かないのでおかしいなと思っていたら昨日と同じ道を下っていた。
リンドウの丘への分岐には、下っていくとき会った青年2人のテントともう一テント張っていた。
 沢でビールを冷やして待っていた下松八重のおかげですぐに飲むことが出来た。
靴などを洗い、外で少し飲んでテントの中に入り、二泊目のリンドウの丘をすごす。

5/5(火)今日も天気快晴
 昨日の道を歩き、今日は左に登る。左に坊主尾根分岐をみる。
宇土内から登ってきた登山者に会う。大崩山頂では360°パノラマを楽しむ。
雨の中登ってきた道を下る。天気がいいので気持がよい。同じ所で休む。滑らないように慎重に下る。
やっと車の所に戻ってきて山行を終る。沢でテント、靴などを洗い、美人の湯に入り長崎に戻ってくる。
 美人の湯で買った地図にはモチダ谷からリンドウの丘への近道がハッキリと書かれていたが見つけることができなかった。また行きたいリンドウの丘である。    終り。

 

リンドウの丘花見登山(テント泊縦走)

峯 博之

5月3日(日曜日) 雨
 長崎の空はまだ薄暗く小雨もふるなか、4時30分、三田さんに迎えにきてもらい、車に乗り込んだ際、すでに乗車していた女性の方(大塚さん)が気楽に話かけてもらい、気持ちがすぅーと軽くなりほっとした気持ちになりました。
少しずつ話しているうちに、大塚さんからどこかでお逢いしたような気がするねと言われましたが、私は大塚さんほど山に行っていないから人違いではと・・・・。話しているうちに、同じビルの中で仕事しているようで、びっくりすると同時に、少しだけ親近感がわきました。
私が1階で大塚さんが6階なのでどこかで逢っていたんですね・・・。そうこう話しているうちに、吉村さん、下松八重さん、伊達さん達と合流し、高速を快調に走り大分から大崩登山口に向かう。
 登山口についた頃もまだ雨が降っておりレインウエアを着こみ、また、共同装備、食糧等を分担し、二枚ダキコースで大崩山の頂上を目指しました。
小生、テント・共同装備・食糧等を荷揚げしてのテント泊は初めてで、また、ザックの重量も初めての挑戦で最初から緊張しながら登りはじめました。
 それにしても、今回のメンバーは、フルマラソンを走るなどして鍛えているとのことで、私よりも重たいザックなのに息もきらすことなく、楽らく登っていく姿をみてまたびっくりです。さすがに、大崩頂上近くになったころ、小生は息があがっていましたね。
頂上に着いた時はアケボノツツジが歓迎してくれてほっと一息しましたね。雨もなんとかやみ皆で集合写真を収め、リンドウの丘へと足をすすめた。この下りは、足元が悪く、重いザックで足元はさらに滑りやすくて、慎重に足を運んでいるうちに、ようやくリンドウの丘に到着です。
 テントの設営、食糧の準備、水汲み、当然ビールを真っ先に水場に冷やすことなど、皆さんやることが手際いいですね。
そろそろビールの出番の時間になり、冷たくひえたビールでさっそく乾杯です。それにしても、皆さん、飲むわ、飲むわ・・・・。ビールを飲む者、日本酒?鹿児島の幻の焼酎?をのどをならすがごとくよく飲みますね。また、大塚さんが作った夕食も美味しかったです。
 皆さんは久しぶりの再会で夜おそくまで親交をあたためていた模様ですが小生は早めに大塚邸のテントに潜り込み朝まで爆睡でした。

 5月4日(月曜日)晴れ  
 今日は九州最後の秘境地といわれている「ワク塚尾根」と「三里河原」を一周する縦走です。
 朝、5時ころ、ワク塚尾根となんともいえない景観が素晴らしい岩、谷間の雲海、東から赤くそめた朝日、昨夜の雨でしっとりしたアケボノツツジ、遠方に見える山々の共演による素晴らしい風景画のような景色に感嘆していた下松八重さんが静かにリンドウの丘に立っている姿をみて、その雰囲気にすかさず入りこみ、思わず写真をとりまくりました。山って本当に素晴らしいご褒美を与えてくれるんですね。
 そうこうしているうちに、三田さん、大塚さん、伊達さん、吉村さんも合流して写真撮影会です。天気もよくなり、素敵な花と雄大な景色、朝日を浴びながらゆっくりした朝食時間を過ごすことができた。なかには、昨夜のお酒がまだ残っているらしくフラフラしている者もいたような気がしましたが・・・・・・? 
 朝食もすませ、本日の大崩山群へむけて出発です。
昨夜の吉村さんの提案で、三里河原を歩かないと大崩にきたことにならないとの提案で、ワク塚尾根の上ワク・中ワク・下ワク等、岩と景色を堪能しながら、ワク塚分岐まで下山していきました。
ところが、友は友を呼ぶのですね・・・・。登ってきていた○○山岳会の方が、下松八重さんやメンバーの知合いの方で、下松八重さんは、友達と久しぶりの再会で旧交をあたためるため戦列から離脱し一緒に登ることとなった。すごい縁ですね? 
残り5名は、予定どおり、三里河原を目指して、もくもくと歩いていく。沢は透き通ったきれいな水あり、滝ありと自然に出来上がった景観を堪能しながら歩くことが出来ました。
ところが、モチダ谷吐合から尾根沿いの登りが延々と続きなかなか稜線の道にたどりつきません。気がついたら「遭難の追悼碑」のところに到着です。思わず手をあわせました。あれから相当な年月が経っているのに、飛行機の残骸が残っていました。(ご冥福をお祈りします・・)
 さらに、急登を登りきったところに、宇土内谷からの登山道にようやく出ることが出来た。それにしても長い登りでした。
 「リンドウの丘」へと向かう水場のところに差し掛かったところ下松八重さんがビールを冷やし、水も用意してくれて待ってくれていました。到着早々、ビールで乾杯です。皆さんの、美味しく飲む姿は本当にいい山の仲間という連帯感を感じました。
それから、テントへ入り、食事支度です。ビール、ワイン、焼酎がつぎから次へと入ります。皆さん、本当に気持ちよく飲む酒がおいしそうに見えました。
今夜の、カレー、大きくきざんだ野菜サラダも出来上がり、皆で美味しくいただきました。本当に美味しかったです。小生は大塚邸で早めに爆睡させてもらい、皆さんは、まだまだ、お酒を楽しんでいた模様です。

5月5日(火曜日) 晴れ
 早いもので、今日は下山です。温泉で身体を癒し長崎へ帰路の予定です。
皆さん、昨日の疲れもなく、気持ちいい朝を迎えての朝食です。早々にテント等の撤去、荷物の整理、分担しての下山準備もスムーズに行い、皆さんの手際よい行動に関心しきりでした。
 モチダ谷分岐経由で大崩山頂上から二枚ダキコースを下山していきます。まだ8時頃ですが、大崩山頂上には昨日からの素晴らしい天気に誘われた登山家たちが、すでに来ていました。アケボノツツジを見に来たのでしょう。しばし、頂上で遠くまで見える山々、なんとも可憐な花の鑑賞を惜しむがごとく・・・・二枚ダキコースへと足を進めていきました。
 初日、登る時は周りの景色を楽しむ余裕がなかったが、小積ダキ、二枚ダキの岩を見ながら、また新緑のかおりを感じながら、足元は浮石が多いガレ場を慎重におりました。遠くに車が見えてきたときは正直チョッピリほっとした気持ちになりました。皆さんと握手して、今回の例会を喜び合った。この瞬間って本当にいい例会だったと感じる至福の時間でした。
 私にとっては、初めての共同装備、食糧等を山に荷揚げしての体験・歩きとおしたことで山での楽しさを教えていただき感謝しています。
 下山後、美人の湯で少々疲れた身体に感謝しつつ温泉で癒したあと長崎へ帰る。
 今回、面識もない初めてのメンバーのなかに参加させてもらい、皆さんの山に対するスタイルを垣間見ることが出来、また体験をさせてもらいありがとうございました
コースタイム:
(5/3)登山口着10:40〜11:00出発〜山道に入る12:00〜大崩山頂14:53〜石塚14:58〜リンドウの丘着16:20〜就寝23:00頃
(5/4)5:20頃?起床〜8:20出発〜リンドウの丘を望む展望岩8:50〜袖ダキ展望台10:14〜河原着11:30〜三里河原13:00〜モチダ谷分岐13:39〜モチダ谷の滝13:57〜リンドウの丘着16:39〜就寝21:00頃
(5/5)5:10起床〜7:10出発〜石塚8:00〜林道出合10:20〜駐車場着11:00〜祝子川でテント洗い11:20〜美人の湯着11:56
参加者:
 CL下松八重、SL三田T、伊達、吉村、大塚、峯 計6名