第1679例会 花見登山(夏木山・小表山)

川口 綾子

5月2日(土)晴
観音滝駐車場⇔観音滝往復
 今村PA8時集合。長崎自動車道から大分自動車道を大分米良で降り、国道326号を南下、宇目道の駅で昼食。
藤河内キャンプ場受付でバンガロー宿泊の受付を済ませ、狭い林道を対向車を気にしながら先に進む。広い駐車場に車を止め、観音滝の標識から遊歩道を歩く。
 最初は遊歩道らしく整備されている。花崗岩だそうで、大きな一枚岩に歩道橋が掛けてあり、川底は水力で削られた無数のおう穴が美しく、岩と新緑がよくマッチして、いい季節に来たと実感する。
途中整備されていない橋もあるが気を付けて歩く。程なく緩やかな山道となり、踏み跡やテープを探しながらいくつかの小さな沢を渡り、急な尾根道を少し登り、観音様を祀ってある祠の前を過ぎると、目の前に赤い壁の観音滝が現れた。
巾2m高さ77mの花崗岩一枚岩にまっすぐに水が落ちる姿は、優美で荘厳。冬には凍って氷瀑の形が観音様の様に見えるのだそうだ。早速川に下り、鑑賞し、記念撮影後、観音滝を後にし、遊歩道入口へ戻る。
コースタイム: 観音滝入口13:25〜14:38観音滝14:55〜15:47観音滝入口

5月3日(日)雨
犬流れ越登山口〜夏木山〜夏木山登山口
 今日は雨が降ると分かっていたので3時に起床、4時40分車で藤河内バンガローを後にする。舗装路と悪路の整備されていない林道を車の底が傷まない様に、慎重に進む。
夏木山登山口の脇に車を止め、ポストに登山届を投函し、体操後出発。
10分程度歩くと犬流れ越登山口と地図に書いてあったが20分歩いても登山口がなかなか見つからない。探しながら引き返し、やっと地味な登山口を見つけ、6時15分登りだす。
 杉林の中を20分登り体温調節の為衣服の調整をする。ボツボツ雨が降り出し、ひどくなったので、7時20分雨具着。
なんせ濡れた木の根っ子と滑り易い石と急勾配な登山道、キツイキツイ。これもアケボノツツジを見たいと頑張る。犬流れ越分岐7時52分着。
 
これから岩場や梯子が始まる。雨の日の岩場や梯子は濡れて危険なので、ひとりずつ通過を確認し慎重に行動した。
後ろから山上さんが「ザイルを掴まず岩を掴め!」。一番気になっていた鹿の背も男性軍の見守りで、ゆっくり確実に鋸切尾根を通過する。
雨に濡れたイワカガミ・ヒカゲツツジ・シャクナゲは見るが、肝心のアケボノツツジの花弁は根元に散っている。まあ仕方ないかなあ。
10時57分夏木新道分岐に到着する。長かったー。ここまで来ると夏木山は直ぐだ。
 11時14分平べったい山頂の夏木山着。五葉岳の方へ50mほど行くとご褒美のアケボノツツジが咲いており、皆歓声を上げて雨の中を撮影会。
私たちが山に行く前にここを歩いた田尻(博)さんよりの情報の通り、ピンクのアケボノツツジほぼ満開。今年は開花時期が早かったんだな。
撮影会後、夏木新道を下る。 この新道も急な下りで慎重にゆっくり下る。
途中誰かが「おなかすいた」。一休みの度に行動食を口に入れたために、昼食時間を取っていなかった。12時37分昼食。下から登ってきたグループにアケボノツツジの様子を聞かれる。この急な滑り易いコース、目的の花が咲いてなかったら、失望するだろうな。頂上下に花が咲いている情報を伝えると、安心したような顔になった。
急な長い下り、身も心も、もういいと思ったところに登山口に止めていた車が大きく見えた。
 雨で滑り易く、急な下りで歩行時間も長く疲れていたのか、1人が転倒し唇を4針縫うケガをした。
福田さんが日曜当番医の三重の総合病院へ搬送してくれ、幸いなことに口腔外科できれいに唇を縫ってもらった。
 
5月4日(晴)
 快適な宇目キャンプ場、昨日の雨ですべてがグチャグチャに濡れてしまったので、小表山・鷹巣山はやめにして、由布の桜草を見て帰った。
各係の皆さん、自家用車を運転して下さった皆様のおかげで無事例会を行うことが出来、感謝します。

イワカガミ

ヒカゲツツジ

シャクナゲ
コースタイム:
キャンプ場4:40⇒5:15夏木山登山口5:45〜6:15犬流れ越登山口〜7:52犬流れ越〜鋸切尾根〜10:57夏木新道分岐〜11:14夏木山11:25〜12:37昼食〜13:34夏木山登山口
参加者:
CL川口A、SL川口T、山上、中島H、石川S、栗崎、西川I、福田、中村E、石田 計10名