第1657例会 天山

川口 綾子

8月31日(日)晴
 長崎自動車道今村PA8時、4台の車で出発。
花の山に行くので、去年の個人山行時に写した夏の花・秋の花の名を調べ、写真のコピーを配ることにした。
今夏は天候不順。花は何が咲いているだろう?
多久ICを経て厳木・多久有料道路で降り、道の駅風のふるさと館でお昼の弁当と買い物、トイレを済ませ天川駐車場へ。
 去年は天川駐車場入り口にツルニンジンが咲いていたが、今年はないので山は夏の花だろうか?
粘土質の山道をちょっと登ると、緩やかな広いジャリ道のそばにホトトギス、ホソバシュロソウ、サイヨウシャジンが。少し期待が持てるかな?
 約30分で山頂(1046m)に着く。山頂は草原で360度の眺望、1等三角点と阿蘇惟直の立派な墓が建っている。
ゆっくり展望と花の観察に時間を取り、各自草原に花探しに散って行く。
主な植物はゲンノショウコ、マツムシソウ、ウメバチソウ、モウセンゴケetc.
 山の花を楽しんだ後は早めの昼食を摂り、雨山へと向かう。
山頂から南西に下り、分岐点から雨山へ、樹林帯を抜け、緩やかな笹薮の道を登ると狭い雨山山頂(996m)に着く。
藪に覆われ、狭い山頂なので、石ノ塔をぐるりと回って、元の道を下り、分岐点から岸川登山口へと下る。
日当たりの良い場所にはコオニユリ、ノダケ、ヒヨドリバナなどが観れた。
 湿気が多く岩や木の根っこで歩きにくい樹林帯を下ると林道に出る。途中、足元に真っ白で可憐なカラマツソウが観られた。
日に照らされながら天川駐車場へ、花を探しながら歩く。ツリフネソウ、カラスウリ、ボタンヅルなどが咲いていた。
 天川駐車場に全員揃ったところで、湿原植物の宝庫である樫原湿原へと車を向ける。
お目当ては真っ白な羽を広げたサギから由来するサギソウ。咲いていたらいいなー。期待通り、湿原のいたる所に多数咲いていた。とても美しい。
サワギキョウ、ナンバンギセル、オミナエシ、ユウスゲ、ギボウシ、ワレモコウ、睡蓮の花etc.やはり植物の宝庫。
 今例会は、暑い夏の山歩きを短時間にし、ゆっくり山野の花を楽しむことでした。皆さまお疲れ?さまでした。
ここに挙げた以上に沢山の花が私たちを楽しくしてくれました。車を出して安全運転で頑張ってくださった会員に感謝します。
 尚、余剰金1100円は会計へ入金しました。
コースタイム
 長崎道今村PA8:00=9:00道の駅風のふるさと館9:15=9:40天川駐車場9:50―10:20天山山頂11:15−雨山への分岐―雨山11:45―分岐―林道―12:50天川駐車場13:10=13:35樫原湿原14:10=古湯温泉解散15:15
参加者: CL川口A、SL川口T、萩原、中村E、西川A、馬場、平山、金木、石田、水江、西川I、中島Y、栗崎、中島H、坂口、山口 計16名 会員外1名