第1653例会 井原山(キツネノカミソリ)

石川 純子

7月27日(日)曇のち晴
 曇り空のもと7:30今村PAに車4台、15名が集合する。例会久しぶりの人や新しい人もいるので自己紹介のあと出発する。
しばらく走ると突然の雨になったが佐賀に入ると降っていない。佐賀大和で高速を降り三瀬方面に向かう。トンネルの少し手前で旧道に入るところ、1台がトンネル入口まで突っ走るというハプニングもあったが、無事三瀬の産直「マッちゃん」でトイレをすませ9:10新村橋に到着する。
草刈りをしていた地元の人の好意もあり、橋のたもとの道路わきに4台とも駐車する。新村からの登山者は珍しいと言われたがそこがねらい目。
 リカちゃん体操で体をほぐし9:25出発する。車道を少し歩きチェーンのある入口から林道に入り、しばらく行くと左手に古いログハウスを過ぎてまもなく登山口の標識があり山道に入る。
ガイドブックには背丈ほどのヤブコギとあったがそれほどのことはない。沢沿いの杉林の道はぬれて滑りやすく気が抜けない。
やがて雑木林の急な道を登ると、ミヤコザサの茂る三瀬峠〜井原山縦走路の新村別れに出た(10:13)。右に行けば三瀬峠、左に登れば井原山である。
ここからお目当のオオキツネノカミソリを求めて反対側の水無へ涸れ沢のザレた道を注意しながら下る。
15分程下ると右側の斜面にオオキツネノカミソリが現れた!が、生茂る樹林の下のせいか何だかひ弱でまだ蕾が多い。
しかし下るほどに道端にも斜面にも花が増えてきて10:40水無鍾乳洞第二洞分岐に着き一休み。
このあたりから野河内渓谷にそっての道や斜面がオオキツネノカミソリの群生地で、花も人もグッと増え、陽のあたるところは花も元気がよく色も鮮やかだ。
しばらく花を楽しみながらゆるやかに登って行く。やがて花もまばらになり沢をはなれて道も急になり、少し早いが杉林の道端でランチタイム(11:25〜11:50)。
 ここからが今日一番の急登で一汗も二汗もかき稜線に出る。ミヤコザサやミツバツツジが茂り、黄色いキクのようなハンカイソウなどの咲く縦走路を西へ5分程で、脊振山系第2の高峰井原山着(12:30)。
983mの山頂は広場になっていて登山者がいく組も石に座って休んでいる。途中下ってきたおじさんが教えてくれたマムシはどこにいるのやら?
空は水色に晴れて、西に雷山、東に脊振、金山、北に福岡市街、玄界灘と360度の素晴らしい展望を楽しんだあと下山にかかる。
縦走路をそのまま東へ辿る。行き交う登山者も少なく静かな気持のいい道だ。
13:30新村別れに着き、ここから朝登ってきた道を下り新村橋14:10着。
 リカちゃん体操でしめくくり、解散とする。急ぐ1台はそのまま、残り3台はやまびこの湯で汗を流しそれぞれ長崎へ。お疲れさまでした。

今回CLの田尻忍さんが国体関係の会議出席のため、突然SLがCLの代行を務めねばならなくなり、SLなんて名前だけとノー天気にかまえていたので大いにあわてたが、コースリーダーの田尻博子さんはじめ運転手の方々や皆さんのおかげで、無事例会を終えることができ感謝の念でいっぱいです。
最盛期にはちょっと早かったけれど、初々しいたくさんの花々に満足だったと思います。図鑑によるとオオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)はキツネノカミソリの変種、葉が広めで花もちょっと大型(雄しべが長い)、関東以西、四国、九州の山野に生育する。
コースタイム
今村PA7:30=佐賀大和8:20=9:10新村橋9:25〜新村別れ10:13〜10:40水無鍾乳洞第二洞分岐10:45〜11:25昼食11:50〜12:30井原山12:50〜13:30新村別れ13:35〜14:10新村橋
参加者 SL石川S、コースL田尻H、倉嶋C、栗崎、中島H、東T、吉村、坂口、水江、石田、福田、川口A、大塚、中村E、山上 計15名