第1648例会 脊振山系交差縦走 5月11日(日)

A コース

大塚 佐恵子

 『背振山系西部交差縦走』Aコース名付けて「少年団A」は大村湾より福田号に乗り、多久ICで厳木多久有料道路へ乗り終点まで。一般道路を少し走り、唐津ICより唐津道路を走り吉井ランプで下りると、すぐにまむしの湯駐車場着。
 いざ出〜陣!ん?車の荷台にポツンと置かれた持主不明の登山靴。狐につままれた様子の持ち主の所に無事戻り、20分後出発。
 中村登山口の標識より民家の中を通り、すずなりの甘夏を観賞しながら、舗装路を歩く。雨マークが神様のマジックで晴れとなり、心地よい暑さを感じながら山道へ入る。
 杉林の中を落葉で肥えた土を踏みしめながら進む。ルンルン気分で尾根を歩く。岩がごろごろ現れたら登りも急になり、少年団Aから「ハァハァ」と喘ぐ声がする。十坊山(とんぼやま)535mに登頂。
 少年団A、十坊岩(写真左)からの360°の大パノラマにご満悦。唐津湾に浮かぶ島々。海面に映える島影がえも言えぬ美しさ。これから登る浮嶽(うきだけ)、女岳(めだけ)が眼前に聳え立つ。「あの山を登るんだ」と浮嶽だけにウキウキなのか、ガクガクなのか正体見えぬ少年団A。
 15分後十坊山スタート、また急な坂を下る。乾いてたまった落葉に滑る。ストップがきかないすべすべの坂を巧みに下りる。セブンヒルズゴルフ場のある白木峠へ出る。道路反対側の浮嶽登山口に入る。この浮嶽への道が長かった。急勾配のアップダウンの連続。別名、筑紫富士(つくしふじ)と謂われる訳だ。やっと浮嶽頂上(805m)に着いた。Bコースもここで昼食を済ませ、10分後には出発する所で見事に出逢い集合写真に収まる。(Bコース参照)お互いの健闘を祈り別れる。玄界灘を眺めながら昼食タイム。熊谷さんからビタミンCのお裾わけ。ところでCコースは楽しんでいるだろうか。想像以上にご機嫌な山行だったようだ。こんな山頂に石の鳥居があるなんて。背振山もそうだった。さすが霊峰。浮嶽神社上宮の下には亀の石像もあった。
昼食をすませ、また出発。ちょっと下ったところに、大岩展望台、ここからの眺めも絶景。心洗われる。
 この岩の下に社殿がある。白龍稲荷神社。山岳会の安全を祈る。荒谷峠までの道のりもやっと終わる。
ここで初めて足がつる痛みを思い知らされ、リタイヤを決断した東さんと別れ(二丈町に帰る一般車にピックアップ)、最後の女岳(748m)を制覇する。
 登り30分、下り30分。ここも結構な傾斜、下りきった所で車道に出会い、登山道に入り、林道を歩くとほどなくつばき橋に出る。意外と早かった。ちゃんと停まっていました。Bコースが乗ってきた車。無事下山を称え写真撮影。
 木の香ランドの研修所で待ちぼうけをしていた東さんを拾い、まむしの湯へGO。全員集合していました。お湯につかり心身回復。まむしの湯で解散。乗ってきた車に乗り換え長崎を目指す。20時帰宅。お疲れ様でした。
コースタイムA
まむし温泉8:40〜10:05十坊山10:20〜白木峠10:40〜12:30浮岳13:00〜荒谷峠14:15〜女岳14:50〜つばき橋15:30(車)〜まむしの湯16:00

B コース

金木 和義

 Cコースのメンバーとバイパスの吉井ランプで降りて、木の香ランドへ。なぜか勘違いして、行ったり戻ったりして、やっと登山口のつばき橋についた。
コースの説明をして山上さんにストレッチをお願いして、いざ女岳に向けて出発。すぐに広域林道に出る、ここから急登となる。ヒノキ林の中で、あまり景色は良くない。
 女岳(748m)頂上は糸島半島の方向が地図を見るようだが、他の景色は良くない。すぐに荒谷峠(542m)へ下山、急な下りでストックを使う。荒谷峠は浮嶽羽金山線が佐賀県側に降りている舗装された林道だ。
 次は浮嶽(805m)だ。車道からすぐに尾根道に入り、ゆるやかな林の中を30分ほど歩くと急登となり、途中に白龍稲荷神社と大きな岩の展望台を過ぎて、浮嶽頂上についた。
ここには神社の祠があり、祠の下にはなぜか亀の彫刻がある。お参りをすませ、昼食とする。
 Aコース班が登って来るのではないかと思って電話してみるも、応答なし。景色は女岳とあまり変らない。
若いカップルが二組、昼食を取っている。ヒノキの木陰で我々も昼食とする。風もなく、大変きもちが良い。
 携帯電話が通じないので、Aコース班がどこを登っているのか、さっぱり判らない。浮嶽あたりで会うかなと思っていたのだが。
 食事が済んで出発10分前に、やっと現れた。東さんが足を痛めて、お医者さんの平田さんに診て貰ったそうだ。大丈夫かな。私が「もんでやろうか」と言うと結構ですとの事。
 そしてAコース班を後に白木峠(535m)へ出発。急な下りを30分程で左側に佐賀ゴルフ倶楽部が見えて、まもなくして白木峠に着いた。
 この舗装された道を福岡県側に下れば、まむし温泉である。泣いても笑っても最後の登りだ。周りは何も見えない雑木林の中を喘ぎながら、十坊山(369m)頂上へ。
 「着いたぞうーーーー」と2度ばかり言うと「わかったーーー」と面倒臭そう。
巨石に登って周りを見わたせば、唐津の町や佐賀の山々が見える。目の前には、今登って来た浮嶽、女岳と左の方には二丈岳がある。眼下には福岡県の糸島半島が遠望できる、虹の松原は木の陰になって見えなくて残念。
しかし、1週間前は雨の予報だったので上出来である。
 後はゆるやか下りが1時間程あり、まむし温泉に着いて、Bコースの行程は無事終了した。疲れる山行だった。
コースタイムB
つばき橋発9:15〜女岳10:05〜荒谷峠10:40〜浮嶽11:45〜白木峠13:30〜十坊山14:20〜まむし湯着15:30

C コース おまけコース ランランラン♪

馬場 よし子

 少し前、大塚さんに「二丈岳に行ってみたい」と言ったことがある。いとも簡単に願いが叶った。地図を見ると、今回の主コースの上に「来んねー」と言うようにポッコリ二丈岳が構えている。
大塚リーダーの粋な計らいで<ゆらりんこ橋〜二丈岳、おまけコース>が用意されていた。ゆらりんこ、おまけ……楽!と勝手に思い込み、軟弱26年組の相棒内山さんを超楽だから私達向きよと誘い、張り切って参加した。
 下見までしてくださったこちらのリーダー萩原さんも26年生まれ、奇遇です♪今村PAで石川さんをこちらに誘って、4名の五月晴れ登山となった。
 三分の一は加茂川渓谷歩き、三分の一は林道歩き、三分の一は急傾斜の山歩き。
時々散歩になり、時々ハイキング、そして登山。
 二丈岳テッペン(711m)には巨岩(国見岩)があり、そこに登って天空の人となる。
 時間調整の為のんびりと360度の景色を楽しみ、贅沢なランチタイムをとり下山した。
 さるくガイドの金木さんほどではないけれど、時々説明をしてくれるリーダーは花には全く興味がないようで、そんな萩原さんに気を使う事無く女三人、カメラ小僧となり沢沿いに咲いているホウチャクソウ、二人静、金襴を撮りまくって来た。のんびりコースならではの事である。
 登り二時間、下り二時間。バラエティに溢れる楽しい山だった。
コースタイムC
ゆらりんこ橋9:15〜12:15二丈岳13:30〜 キャンプ場経由〜15:30ゆらりんこ橋
参加者
【Aコース】 CL大塚、東T、熊谷、平田、福田(5名)
【Bコース】 SL金木、山上、川口A、西川I、中村E、坂口 (6名)、会員外1名
【Cコース】 萩原、石川S、内山、馬場(4名)
計15名、会員外1名