第1642例会 長崎港一周C

西川 陽

 最終回(第4回)は3月24日(月)蛍茶屋から烽火山・金比羅山を歩いた。天候晴れ、温暖。参加者は前日雪の大山例会より帰崎したばかりという意欲満々の金木さんを含め8名。
 蛍茶屋電停横で準備体操後9:13出発、水神神社に参拝し、烽火山を目指す。
登山道は緩やか、地元の人のご尽力でよく整備されており足裏が心地よい。
武功山(349m)経由烽火山(426m)には10:54到着。石積み・円形の烽火台に座り写真撮影後、仏舎利塔方面へ下る。
 七高山巡りの時の烽火山頂はいつも混雑しており素通りすることが多かったが、今回は下山まで他の登山客と会うことなし。仏舎利塔前で昼食、桜は3分咲き、桃の花も美しい。
 昼食後、高部水源地バス停から九州自然歩道のルートで金比羅山に向かう。
民家の間の細い道から長い石段を黙々と登り、ドンク岩のある広場で休憩。ここで今年初めて蝶々と出会う。まさに春到来の感。前々回の「猪」の皮、前回の「鹿」の角と、今回の「蝶」で「役が出来た」と思わず笑う。
 金比羅山(366m)山頂には14:00着。山頂は南側の木が伐採されており長崎港方面の眺めが良くなった。
長崎港、大村湾、橘湾の三つの海が見えるのもここの素晴らしいところだ。
最初に登った岩屋山から稲佐山、立神山、天門峰、女神大橋から大久保山、戸町岳、唐八景、英彦山、烽火山まで長崎港一周の軌跡を確認しながらゆっくりくつろぎ25分後に下山開始。
 15時過ぎに江平三丁目の自然歩道入口で解散とした。
 最終回は比較的短いコースで(小生万歩計で16000歩)少し物足りない気もしたが天候にも恵まれ、よい山歩きとなった。
 2月、3月の月曜日に5年前と同じ条件で歩いた「長崎港一周」は全4回で参加者は延べ40名(実質13名、全4回参加者は4名)と5年前の参加者(延べ30名)を上回りまずまずの盛会。
参加者の高齢化?もありややハードかなと心配していたが全回、全員完歩。日頃の運動不足解消と共に低山ながら変化の多い長崎港周辺の山々と景観を楽しむことができたものと思っている。
コースタイム
蛍茶屋電停前出発9:13〜10:21武功山10:26〜10:54烽火山11:07〜11:52仏舎利塔前(昼食)12:35〜13:28金比羅山ドンク岩広場13:40〜14:00金比羅山頂14:25〜15:05江平3丁目(解散)
参加者
CL西川A、SL山上、西、金木、川口T、川口A、石田、西川I、計8名


長崎港一周例会を終えて

石田 由紀子

 今は諫早の住人となっていますが、30年ほど前までは長崎市内の稲佐山の中腹の家に住んでいました。家からは英彦山を眺め、背後の稲佐山は小・中学校での遠足は勿論のこと、幼い頃は友達とよく家の裏手から登って遊んでいました。
 今回、長崎港一周@〜Cの例会予報をみて技術・体力のほどはさておき、早くから参加を決めてワクワクと楽しみにしていました。今まで眺めるだけの英彦山へ登り、そこから是非稲佐山方面(実家周辺)を眺めてみたいと思ったからです。
 長崎港一周@では悪天候の中、急坂の下りでよく転び、足も痛くなって、「下り坂トラウマ」になりかけたにもかかわらず、帰途の長崎駅高架橋から岩屋山〜稲佐山の稜線を見た時の感激は何とも言えませんでした。(ホントに私、あそこを歩いてきたと?って感じで)足の痛みも忘れしばらく立ち止まってニンマリしていました。
背振〜金山交差縦走の下り坂恐怖に始まり、一周@での悪天候・下り坂―。60過ぎからの再スタートはほぼ初心者同然、無謀だったかな?と思い始めた矢先でした。でも、あの感激が忘れられず、「もういっぺん!」の想いが一層強くなっていきました。
 それからは諸先輩方の助言を元にサポートタイツ、ストック等を揃え、技術・体力以前の弱(ヤワ)な気力に喝を入れ再び一周A〜Cへと臨みました。間でトレーニング登山にも連れていってもらいました。
そして忘れてならないのが山上さんからの細やかな技術指導です。後ろからの声にハッとさせられ自分ではわからない姿(足の運び)に気づかされました。
水分の摂り方では飲んでいる途中で「ハイ!そこまで!!」の声に思わず吹き出してしまいました。でもすべてが正論で違わず、しかもユーモア入りでためになることばかりでした。本当に感謝、感謝です。これからもあきれずにご教示
お願いします。
 皆さんのおかげもありついに一周の目標は達成されました。英彦山からの眺めも、金比羅山からの長崎港を取り巻く山々の眺めも最高でした。改めて皆さん
有難うございました。
【追 伸】
 この文章を書きながら気がついたことがあります。それは何と入会当初に比べ筋肉痛が激変してほとんど痛みがありません。これも今回大きな収穫でした。