第1621例会 多良山系(秋の花)

田尻 博子

 9/15(日)今日は、台風18号の影響か雨が降らなければ良し、というパッとしないお天気。何時もの事ながら、天気だけはどうしようもない。今村PAに7:30集合する。
 黒木で落ち合う事になっている熊谷さんと大塚さんから、八丁駐車場が満車という連絡が入る。
今日は五家原岳から黒木に降りてくる予定なので、大払谷登山口の駐車場に車を停め、東車に8人ぎゅうぎゅうに乗り込み、八丁駐車場まで移動し、今日の参加者10名が揃う。
 8:50簡単に準備体操をして出発。9月になったとはいえ、歩くと直ぐに汗だくになる。鮮やかな赤紫のゲンノショウコ、キンミズヒキ、クサアジサイなどが現われる。
八丁谷登り口と水場で休憩をし、いよいよ秋の花が咲いている登山道になるが、今年の猛暑のせいか、花が少ないし、小さい。キバナアキギリの黄色い花、レイジンソウの紫色の花が咲いてはいるが、まだこれからか?
夏はオレンジ色の絨毯になったであろう、オオキツネノカミソリ群生地を抜けると、林の中にソーセージのような赤い物体が。これはツチアケビの実でラン科の植物。
西野越に上がる手前から、白い花びらがまばらな、オオバヨメナが顔を出す。
10:35金泉寺に着くと、ツリフネソウ、ピンクの可愛いミゾソバが出迎えてくれる。
10:45金泉寺発、多良岳に向かう。途中モミジハグマ、ツクシコウモリソウなど。一見地味だが、小さな花を見ると、何とも可愛い。
国見岳との分岐には、昨日、県岳連の遭難対策で設置された、転落防止のロープが新たに増えている。山岳会代表で参加した大塚さんお疲れ様でした。
山頂直下には木々に隠れるようにして、ツルニンジンのセンスの良い色合いの花が下がっている。11:40には金泉寺に戻り、パラッと雨粒が落ちてきたので、小屋の庇の下で昼食。
今日の男性3人組で記念撮影。東さん曰く「ちょっと見せてくれんね。う〜ん、まあまあね!!」皆で大笑い。何がまあまあ??
 12:00金泉寺を出発する時、登山者の男性が「午後は天気が良くなるよ」と言ってくれた通り、その後雨の心配はなくなった。
西野越まで戻り、五家原岳に向かう。途中、中岳と水神様分岐までの所々に、秋の花園になっている場所があり感激。紅紫のツリフネソウ、ピンクのハグロソウ、白いシギンカラマツ、ヒヨドリバナなど群生している。山の中で花に出会うと、何でこんなに嬉しいのだろうと、何時も考える。花がない冬も山歩きは楽しいが…。
 この稜線は、結構な登り下りがあり長い。紅葉の時期には美しい雑木林も、今はまだ夏の装い。尾根上では風がひどく、木々が揺れ、ゴーッとすごい音もする。
五家原岳に13:50着。風は強いが、寒くないし、直接我々に被害がないので、この風の強さがまた楽しい。
行動食を食べ、記念撮影をして、14:10出発。此処から横峰越までは急な降り。
降りになると風が収まり、それはそれで又暑い。その先は新しい林道に出て、又山道に入り、花もない道を延々と歩かなければならない。
1人ずつしか歩けない朽ち果てた橋を渡り、やっと黒木の集落に着き、ここで解散する。16:00前に駐車場着。それぞれ平谷温泉、かやぜの湯に立ち寄り帰る。

コースタイム
八丁駐車場8:50〜10:35金泉寺10:45〜11:10多良岳11:20〜11:40金泉寺
12:00〜13:50五家原岳14:10〜14:40横峰越〜16:00駐車場(7H)

参加者
CL田尻H、東T、熊谷、平田、石川S、大塚、中村E、中村S、川口A、福田 計10名