第1615例会 対馬「洲藻白嶽」

西川 陽

 対馬・美津島町に白くそそりたつ双耳峰の洲藻白嶽(すもしらたけ)(519m)は.登高欲をそそる山である。一度は行きたいと例会を発案したものの、離島で時間・費用がかかるため参加者数を心配していた。・・・が、集まったのはなんと12名、これで例会の体をなす。
 7/13夜、21時過ぎに長崎を車3台で出発し、博多港近くに駐車。14日0:10博多港発フェリーで対馬厳原港へ向かう。
3連休で乗客多く、二等船室での雑魚寝となったが、こういう時の我が会員は心強い。
 厳原で7時に下船。港でレンタカー(軽自)3台に分乗し、白嶽に向かうがこの頃より小雨が降り出す。登山口には7:45分到着。
雨がひどくなるが、登山前に全員写真を撮影。
 8時過ぎからゆっくりと歩き始める。登山道・標識はしっかりしており迷うことは無い。
登り始めのゆるやかな道も山頂近くで急傾斜となりロープ伝いによじ登る。最後は雄岳(西岩峰)と雌岳(東岩峰)の間の急斜面のガレ場を左側に廻り雄岳山頂(西岩峰)に9:55に着く。

白嶽遠望

急斜面のガレ場

白嶽の隣の岩峰
 山頂はむき出しの岩盤、雨で滑りやすくなっているため田尻会長がロープを設置、これにより安全に山頂に立つことができた。
山頂は風雨と霧で展望なし。ときおり風で視界が開けるがそれも一瞬。対面の雌岳(東岩峰…ここは登れないらしい)が見えると急いでシャッターを切るが思うように撮れない。


 慣例の山頂全員写真は、山頂スペース狭く動き回ると滑落の危険性もあるためパス。(余裕が無かったというのが本音)それでも山頂からの展望を期待し、10数分山頂で粘るが視界好転せず。
山頂下の神社石祠付近で昼食とした。下りは蒸し風呂のような暑さのなかを一気に下り11:10登山口に到着。
 下山後温泉に直行、ここでサッパリして対馬最北端の上対馬町の韓国展望所に向かう。
ここから韓国釜山までの距離は49.5km、気象条件に恵まれれば釜山の街並みが望めるというが夏の昼間のため見えず。
当日は上県町の宿に宿泊。

浅茅湾
 翌15日は厳原港に向けて南下。途中で豊玉町の烏帽子岳に登り山頂展望台より浅茅(アソウ)湾の変化に富んだ海岸美を堪能、その後厳原町の対馬藩主宗家の墓所「万松院」に立ち寄り、飲食店で昼食。15:25厳原発のフェリーで対馬を離れ博多港には20:10着、現地解散とし23時頃帰崎した。
 費用的には現地プレミアム付商品券「しまとく通貨」利用、及び対馬市ミニコンベンション事業補助金受給により2万円/人に納まった。
白嶽登山中のみ雨(観光時は晴れ)という皮肉もあったが、二日目に予定していた有明山には登らなかったものの、第一目標の白嶽には全員登頂したのでよかったと思っている。
対馬での車走行距離215km、国境の島・対馬を二日間で駆け抜けた感じの例会であった。

コースタイム<7/14白嶽登山>
登山開始8:00〜白嶽山頂着9:55〜下山開始10:10〜登山口着11:10

参加者
CL西川A、SL川口T、田尻S、中島Y、西、田尻H、中島H、川口A、栗崎、中村E、石田、西川I
計12名