第1574例会  雲仙を歩くD早春

田尻 博子

昨年の春あざみ谷を歩いた時、早春の小さな花に感動して、是非例会で歩いてみようと思った。ところが、今年の冬は寒く何時までも春の兆しがない。それでもやっと春めいてきて4月8日の例会当日になる。自然が相手の事だから、気をもんでも仕方がないのだが、花がどれくらい咲いているのか…。
 参加者は14名。車4台で唐比のファミマに8時集合する。お天気は晴れ、これだけで大いに価値あり。9時前に小地獄の青雲荘に車を停めて出発する。今日は自然歩道を歩く事になる。
小地獄から10分も歩くと、道の両側に多くのツクシショウジョウバカマ(猩猩袴)が現われる。この花は3月中頃に咲き始めるため、今は茎が伸び、色も茶色っぽくなっているのがある。山内さんは「少女袴」と思っていたらしいので、こ

れは「おばさん袴」かな。でも、「少女袴」らしく、白くてしべがほんのり紫色の初々しい花もまだ多い。
ここで、山内、中島義信さんは引き返し、車で仁田峠へ。後の12名は自然歩道を辿り、地獄裏手から急登して矢岳園地〜池の原へ。池の原では小さなハルリンドウが出迎えてくれる。仁田峠までの道にはエイザンスミレ、フウロケマン、地味でとても花とは思えない、カンアオイの花を見る。
展望台の横を通りあざみ谷への登山道に入ると、早速ユリワサビが咲いている。セントウソウの小さな白い花、まだ蕾が多いハルトラノオを愛でながらあざみ谷の休憩所に11時30分に着き、ここで昼食。お天気は良く、他の登山者もなく、静かで気持ちの良い空間でのんびり過ごす。
よくよく地面を見ると、シロバナネコノメソウやコガネネコノメソウの蕾がびっしりとあり、谷はこれから暫らくはこの小さな花達で埋め尽くされるのだろう。
山内、中島組に会えるかと思っていたが、居ないということは元気に先へ進んだと思われる。12時、普賢岳へ向けて出発。紅葉茶屋でお昼を食べている二人組発見。ここで参加者全員の写真を撮る。
山内さんは「俺は降らんぞ」ということで、妙見尾根を登り、リーダーの忠告通り?ロープーウエイで仁田峠までになった。お供は豪華に中島、山上、内山さん。残り10名は普賢岳へ。
12時46分頂上着。何時も風が強かったり、寒かったりの頂上だが、今回は展望もあり気持ちが良い。しばし休憩して、双眼鏡で鬼人谷を眺めると、4人組が妙見尾根への急登を歩いているのが見える。がんばれ〜。この4人組には、仁田峠から第二吹越まで車を回すという大事な使命があるのだ。
我々も4人を追って普賢岳を降り、妙見尾根に上がる。何時歩いてもこの坂はきつい。以前、金木さんがお嬢さんと来た時、息が切れるので立ち止まったら、「お父さんリズムが狂うから立ち止まらないで!」と言われたそう。シゴキのワンゲルで鍛えられたお父さんも若者には敵わない。
第二吹越への道に入る。小地獄から歩いている足はだんだん疲れ、丸太で作ってあるこの道は急で歩き難い。こんなに長かった?「5〜6年前の自然歩道の時もここを降ったよ」「その時はこんなにきつかった覚えはないね〜」途中一箇所だけ、エイザンスミレが咲いていてちょっと慰められる。
14時30分第二吹越の駐車場には4人組が車で待っていてくれた。感謝。その後青雲荘に移動して汗を流す。花は期待していたより少なかったが、一面に咲く小さな花の健気さが何ともいえず清々しかった。


エイザンスミレ

ユリワサビ

ツクシショウジョウバカマ

ハルトラノオ

参加者:会員14名