第1542例会 行縢山(むかばきやま)・可愛岳(えのたけ)

中村 悦子

当日、登山口でリーダーから山行のレポート作成を依頼された。いつもボーッ(?)として参加の私はメモの用意もなくアワワと慌てたが、ボーッとした感想でもよいとのことでしたので報告をします。
▼4月23日 朝2台の車に8名分乗して出発。行縢山登山口にて昼食。隣の行縢神社の案内板に「ムカバキ」とは「山容が馬に乗るときに足につける防具に似る」との説明や、神社の由来が記されていた。古くからの信仰の山だけに廻りには巨木が立ち並びとても気持ちよく歩き始める。大きな石がゴロゴロ続く水の無い沢沿いを登り、「日本の滝百選」に選ばれた行縢の滝を目指す。

途中の滝見橋より雄岳・雌岳の間にある滝を遠眺、水量が少ないのが残念と言いつつ、滝の直下へ。眼前に立ち上がる高さ77m・幅20mの垂直の壁は圧巻でしばし休憩。
 滝を見上げて写真を撮ったり、滝と遊ぶ小鳥を見つけたり、足元の小さなリンドウに見とれたりで本日のハイライトでした。そして山頂(829m)へ、そこより川がゆったりと海に向かう延岡の市街地や後ろの山々を眺め、心をひろびろして記念撮影。そのシャッターを押してくれた中年男性が下りにサッと膝にサポーターを巻いて行く姿に女性陣は成る程と感心しきり。その後はサクサクと同じ道を下り、明日の可愛岳登山口近くで北川のほとりにある西郷さん似の主人が迎える民宿・西郷茶屋に到着。
▼4月24日朝7時宿にて朝食、昼のおにぎり弁当を持ち出発。西郷隆盛宿陣跡資料館前に駐車して、可愛岳登山口・南尾根ルートから登る。登山道は昨日より石は少なめ・小さめで歩きやすい。途中、炭焼き釜跡や前屋敷跡の石積みを見ながら、木洩れ日を受けながら進む。

 「山つつじ」「あけぼのつつじ」「どうだんつつじ」や数々の新芽の新緑を楽しみつつ山頂に。山頂(727m)は風があり、松の梢が鳴っていました。ここでも「ひかげつつじ」と私にとっては珍しい花の名を教えて貰い、楽しく昼食。私達が下る準備をしている頃に地元の方が登ってこられ、山頂から見える山の名を尋ねたりした後下山。途中分岐より別ルートで下山。丈の高いつつじに出会い、日豊線をゆく列車を眺めながら資料館へ。西郷さんを偲びつつ、じっくり見学した後帰り支度、高千穂温泉に入浴しサッパリとして帰路につく。
▼両日とも天気に恵まれ笑顔の内にとても楽しい山行でした。皆さんの山の草花への、地元の歴史への、そして食へのつきない興味への姿勢に感服です。リーダーはじめ皆様有難うございました。これからもたくさんのご教示よろしくお願いします。
コースタイム
4/23(土) 7:00今村PA発→11:30行縢登山口着→12:30登山開始→15:30行縢山頂着→15:45下山開始→17:05登山口着
4/24(日) 8:00可愛岳登山口から登山開始→11:10可愛岳山頂着→11:55下山開始 →14:05登山口着 →西郷隆盛宿陣跡資料館見学→高千穂温泉入浴→長崎帰着22:00過ぎ
参加者:会員8名