第1541例会背振山系(金山〜小爪峠)

馬場よし子

4月10日
 1、2、3、4、水江さんの掛声で登山開始のストレッチをする。新年度最初の例会、天気はもちろん快晴。長崎から佐賀まで沢山の満開の桜も満喫した。
久しぶり参加の面々もチラホラ。レベルは技術、体力共星二つだし。元気に千石の郷登山口を金山に向けて9:30スタートした。

 沢の音を聞きながら、枯葉の登山道を快適に歩く。快適に歩き始めてもだんだん息が上がって来る。後ろを歩いてくる特別参加のクレちゃんのお友達、蔭山さんは全く息が上がっていない。この差は体力と………体重か………
 それでも山歩きは気持ちいい。前を見ると諸先輩達の歩く姿が見える。
みんな、同じように年を重ね外見はそれなりになって来たが歩く姿は実にカッコイイ。数々の山を歩いてきた実績が体に染み付いている。
 案内標識のてっぺんまでの距離はそれほどでもないが、案外長い。間違ってるんじゃない?と思うほど長い。そろそろきつくなり、周りの木にも飽きてきた頃「もうすぐ」と書かれた標識が出てきた。
その標識からちょっと上がったところに「ツクシショウジョウバカマ」が一輪私達を待っていてくれた。
その先に二輪の「ホソバナコバイモ」が咲いていて、声を揃えて「お疲れ様」と小さく声をかけてくれた。そんな気がする位可憐な花だった。
リーダーと石川さんから花の説明を受けながら、11:45金山(967m)山頂着。


ショウジョウバカマ

ホソバナコバイモ
 山頂には地元の方らしいグループが数組。ここでお昼ごはんになる。久しぶりの例会参加だけれど、お昼タイムはいつもの通り。例会に参加すると何だか実家に帰った気持ちになり心がほのぼのとしてくる。
 さて、ご飯の後は本日のメインルート、金山〜小爪峠。12:25発。例会案内の通りの優しい道だった。
可憐なホソバナコバイモに混じって、寝坊しすぎて今頃起きてしまいましたという感じでフクジュソウが一本元気に顔を出していた。
 途中、展望休憩が入る。ここで吉村さんがセッセとザックのパッキング調整をしていて、パンパンに膨らんだザックがとても重そうに見えた。
試しに持ってみた。ん?上がらん。私より重い(イメージ、イメージ)と騒いでいたら、傍で前日床屋さんに行き、きれいに髪の毛を揃えどんぐりのふたみたいな可愛い頭になっている吉村さんがニコニコと笑いながら「人間は重かとぞ」と言っていた。こんな重いザックを背負い何時間もアルプスを歩くゴイゴイ隊、素晴らしい!
 まもなく西山坊主川分岐に到着(13:30)。ここでリーダーより小爪峠へは行かず一気に下山の説明がある(心の中で拍手)。
 ここまではどうにか良かった。リーダー予告の通り急な下り多々、アップダウン少々、渡渉。いかにも背振山系らしい道である。
今、右目がよく見えない私は山肌を歩く時段差が判りづらく、前を歩く川口だんちゃんの足跡を習ってと思えども、歩幅合わないので所々修正が必要となり、谷底へ転げ落ちないようスーパー緊張で歩いた。
 途中、西川さんのルートハンティングの勉強時間もあり、星ふたつであったけれど、充実山行であった。
 無事登山口に到着(15:30)し、温泉組と直帰組に分かれて解散。
 水江さんのストレッチのご指導が良かったのだろう。翌日も翌々日も筋肉痛は表れず、ストレッチの必要性を感じる。
 不思議なもので、きついと思いながらの山歩きも降りてくるとそのきつさは忘れ、又直ぐ山に行きたくなる。
参加者:会員13名、会員外1名