第1521例会 県岳連登山大会

山上 八郎

6月12日(土)長崎海洋気象台による梅雨入り宣言の出た頃に琴海町のショッピングセンター駐車場に車2台で集合する。 ここで女性組は食料の買い出し、男性陣はアルコール類の調達をして佐世保へと車を走らせる。
山中に入ると道は狭くなり標識も少なく急カーブの多いところを道に迷いながらも(2台ともカーナビが利かず)梅雨空からは今にも雨が降り出しそうなウォーカーズパークキャンプ場に着く。 良く整備されたテントサイトに大小4張りのテントを張り、女性陣は夕食の準備に取り掛かる。 男性組は心配された小雨の降り出した中、佐世保山岳会の大型タープの下で早速交流会が始まる。
 今年の大会は例年と比べ参加団体が少なく、長崎からは長崎山岳会8名と商短山岳会1名だけで島原、雲仙、諫早の各山岳会が不参加で、大村、北松の各山岳会も2、3名程度で淋しい気もした。 反面11月の県体開催を控えた東彼山岳会は石丸会長以下10名程で参加し、翌日に都合のある数名は雨が降る中夜遅くに帰って行った。
各会との交流の中で話題はやはり高齢化のようだ。その中でも佐世保山岳会と大村山岳会は世代交代があり、会長以下の若返りがあったようだ。 遅くに到着した人々との交流が終り、シュラフにもぐり込んだのは11時を回っていた。
 13日(日)昨夜来の雨も止み、登山行動はできるようだ。朝食を終える頃、主催者側から今日の天気を心配して出発時間を予定より早めたいとの連絡を受け急いで身支度をする。
コースの説明や注意事項の伝達後8時15分出発する。尚、中島さんは次回『自然歩道を歩く』での車回送の順路確認のため山内さんと残る。

ウォーカーズパークを抜け、鬱蒼とした杉林の急坂を登り15分で頂上横の展望台に着く。 最盛期は過ぎたもののミヤマキリシマの群落が広がり一大パノラマだ。
 しかしこの頃よりガスが湧き出し周囲の景色はあまり見えない。休みもそこそこに出発し隠居岳頂上着8時55分、頂上付近のみ一面のガスだ。
小休止の後宇土越、郷美池を経てオサイ観音10時5分着。 小さな祠が有るものと思っていたが、かなり広い敷地に高い石垣に囲まれた立派な御堂が有り、周りにはベンチ等多数配置されて家族づれのハイキングコースに良い所だ。
休憩の後九州自然歩道になっている尾根道を通って宇土越へ。暫くの登りの後林道に出て舗装されたコンクリートの上を歩き大山口越を経てウォーカーズパークに11時55分着。
心配された雨も行動中は降らず頂上付近だけのガスで展望は少なかったけどキャンプ場からは正面に大島が望まれ、遠くには上五島の島々が見え適度な霧は美しい風景をかもし出していた。 全員揃った所で閉会式を行い、昼食のオニギリを食べ解散とする。
尚、使用した装備等の持ち出しや濡れたテント類の片付け等すべて西川さんにお世話になりました。ありがとうございました。紙上を借りてお礼申し上げます。
参加者:会員8名