第1510例会 自然歩道を歩く K
田尻 忍
前回までは長崎市内を出発としていたが、コースも終盤になると長崎市内からの集合出発では出発地点まで時間がかかり、目的とする区間を時間内に歩けない事が予想されるので前泊とした。
1月16日(土)
午後1時西友裏に集合、車5台で出発。今日は西彼青年の家泊まりなので、効率良くこのコースの後半、西彼西小学校付近Hから虚空蔵山まで歩くことにする。西彼青年の家に寄り、車2台を置き出発地点へ。
此処は太田和の近く、西彼半島も此処まで来るのは時間がかかる、2時40分出発、お天気は良いが風は冷たい。
みかん農家の庭先のような道を横切り、太田和川まで下りて林道をジグザグに登って行く。
この辺りはみかんの栽培が盛んな土地柄、この時期になってもまだたわわに黄色い実を付けた木が多い。尾根に出てゆるやかな農道を歩く。
途中から農道を外れ虚空蔵山への道に入る。必要な場所にはきちんと標識があって助かる。
予定では2時間位かかるかと思っていたが、案外早く4時には青年の家入り口に到着。虚空蔵山頂には可愛らしい琴平神社があり、陰になった場所には13日の大雪の名残があった。
記念撮影の後、目の前にある青年の家へ。運転手は出発地に置いた車の回収に、他はツリーハウスなど青年の家の屋外の施設を見学する。
林間学校を思わせるような部屋の様子や生活に、生徒時代に戻ってワクワクする。美味しい夕食、入浴も出来、特別メニューの研修会?も充実、明日に備え枕投げなどしないで就寝する。
(記録 田尻 博子)
1月17日(日)
朝7時前を起床としていたが年寄りが多い我がメンバー、6時半頃からゴソゴソ起きだし、前日施設の職員から手ほどきを受けていた寝具を形良くたたみ、いざ掃除へ、男性は玄関の清掃を済ませ、朝食までの時間を利用し虚空蔵の展望台より雲海(放射霧?)を見る、薄い霞が重なり合い濃淡ある水墨の世界に満足する、その内雲仙の左より一瞬赤い光が差し込み見る見る太陽が姿を見せる、空には一点の雲も無く今日も快晴の予感。
廊下と洗面所の掃除を終えた女性陣と合流し7時50分に朝食内容は民宿並みを頂く。
前日のスタート地点Hに車を3台デポし、前回終点の山内に車3台で移動する、今コースを9時35分歩き始める。
まずは車道歩き快晴の下、大雪の名残を横に見ながら山内の集落を過ぎ、県道205号線より軽自動車が通れるくらいの狭い車道へ入り、更に標識に従い少し荒れ気味の歩道を登る、牧場と言われる地点に出るが今は昔、全盛期を思わせる広さと設備はあるが今は数軒の家があるのみ。
牧場からシダの下草が茂る歩道を15人で踏みならし一旦農道に出、広域農道の橋の下で昼食とする。
昼からは暫らく鬱蒼とした林の歩道を行くと、所々にイノシシ被害と見られ石段もひっくり返している。
暫らく下り伊佐浦川の上流を渡渉する、又此処で林道となり、こま切れに歩道に入り10分ほどで又農道に出る、ここからは5km余り車道を歩きHまで続く、歩く慰めになるのは里山の風物や、左手に大島や平戸島、五島灘が快晴の色鮮やかの望まれる事だ。
最後に記念写真を県道43号線のHで撮る、デポしていた車3台に15人効率よく乗り山内へ戻り3時50分解散。
(記録 田尻 忍)
参加者:会員15名