第1504例会 県民体育大会登山競技参加報告

三田 徹

▼11月14日(土)
参加メンバーの一人である下松八重さんから明石での出張の仕事が延びて参加できないとの連絡があったので、急遽田尻さんに初日の大村シーハットでのクライミング競技の選手をお願いした。田尻さんはボードに触るのも初めて、私も今シーズン初めて(というか、県体の時くらいしか人工ボードには触らないが)しかも五十肩で腕があがらず、とにかく、幾つかのホールドにタッチすればいいや、くらいの気持ちで参加する。オンサイト方式なので、他の選手が登る姿は見ることができない。田尻さんがまずトライした後、私の番だが、予想どおり右手が上がらず、ホールドに微妙に届かない。5分間の制限時間だけは何とか粘ったという感じ。後続のボードに慣れたチームは、バランスよく登っていた。結局、初日は5位と不本意な結果に終わった。
 クライミング競技終了後、シーハット隣のジャスコでアルコール及び食料の買い出し。平山さんに食当をお願いし、カレー鍋の材料を仕入れる。
 幕営地は黒木公民館横の駐車場。入山式は18時からだが、16時にはテントを張り終えてしまい、することもないので山内さん持参のワインを皮切りに飲み始める。地元の大村山岳会からはおでんが振舞われ、入山式前に結構腹いっぱいになってしまう。あとは、お決まりの各山岳会との交流。我が長崎山岳会のテントは一番早く寝静まっていたようだ。

▼11月15日(日)
昨日のカレー鍋にうどんと餅を入れ朝食とする。6時30分からの予備軽量を済ませ、縦走競技は窪田君と私のコンビで7時30分にスタートする。田尻さんは選手スタート後同じコースを歩き、中島夫妻と山内さん、平山さんは新しくなった金泉寺を見に行く。
 縦走競技は、我々は壮年の部なので走る必要はない。成績は隠しタイムに近いチームを決めるとあってはどうすることもできないので、マイペースで歩く。今回は、ゴール後の強制休憩時間がないので、大花山のゴール地点手前で5分間休憩(時間調整)し、スタートから110分でゴールする。地図をもらい、すぐに踏査競技のスタート。ポイントは10か所である。地図とにらめっこしながらポイントを地図に落としていくが、細かいアップダウンを見落としたのか、どうしても地図と合わないところがあり、修正する。その後も微妙な沢に置かれたポイントなどがあり、行きつ戻りつしながら歩くなど、結構難しかった。できれば、1回くらいは下見をしておけば、スムーズに歩けたはずだ。ゆっくり歩きすぎたので最後は走って11時10分にゴール。あまり自信がなかったため今回はダメかな?と思っていた。
 オープン参加の面々も戻ってきて、12時過ぎから成績発表となる。最初にクライミング、縦走、踏査の各種目別の順位が発表される。我が長崎山岳会壮年チームは、クライミング5位、縦走2位(隠しタイム113分)、踏査2位(80点満点中64点)だった。最後に総合の発表となり、当然優勝は他のチームだと思っていたが、なんと長崎山岳会が総合優勝との発表。田尻さん、窪田君と顔を見合わせびっくりする。踏査で満点を取れなかったのは残念だったが、「総合力の勝利」ということにしておきましょう。
 来年は、東彼山岳会主管で開催されます。猪鍋に期待して4年連続の優勝カップを持ち帰りましょう。多くの皆さんの参加を期待しています。

参加者:会員8名