第1488例会 自然歩道を歩くH

中島 義信

前回の終点の畝刈バス停に8:00に集合、天気は上々、今回の参加者は17名。
高架道の下を通ってすぐに旧道にいる。川沿いの車道を上り、庭木の美しい屋敷に驚嘆しながら歩くが、たちまち列が伸びるので、元気が余っているメンバーにブレーキをかける。峠の三叉路を左の鬱蒼とした雑木林に入り、林を抜けると左にさくらの里方面の展望が開け、車道に出る。
日差しを避け木陰を選んで歩くとすぐにさくらの里運動公園に着き、ここでトイレ休憩する。
桜の季節には賑わった運動公園も殆ど人影はない。静かな青葉の桜並木の車道を緩やかに下り、藤ノ尾バス停を過ぎて、自然歩道指道標のある林道入り口に着く。
事前調査でも、今回コースの全体的に少ない指道標を見るとほっとしたことを思い出す。
ここから緩やかな上りがしばらく続く。廃道となった林道を上り、舗装された新しい林道を横切ると、新しく舗装された歩道となる。
静かな気持ちのよい林の中を、鶯などの小鳥の声に歓迎?され、あの石垣は棚田の跡か、屋敷の跡かなど賑やかに話ししながら上る。半分地中に埋没した自然歩道の道標もある。
林が開けた峠近くの休憩所で小休止する。道は車の通るみかん畑の広がる林道となる。峠を下り、車道に出る。車道を上り、山岳会山小屋への分岐を左に見てしばらく歩き、松崎町才木への車道に入る。
集落手前の旧道の木陰で昼食とする。
公民館の横を通って、やっと車1台通る車道を林の中を歩き始めて、道端に数輪のキンランを見つける。今回のコースは鶯など小鳥の声には歓迎されたが、花に出会ったのは初めてであった。
林が開けて牧場の中の道を進む。行く手の電線にビッシリとカラスの大群が止まった異様な光景に皆暫く立ち止まってものめずらしく眺める。と、一人が突然駆け出し大声で叫ぶとカラスが一斉に飛び立ち、嬉しそうに大笑いする。

キンラン

上里にて
再び車道に出て黒埼分岐から林に通じる狭い車道に入る。緩やかなアップダウンの林の中、クルマキ山の裾を歩き、車道の大橋と五島灘の展望がチラッと開けてまもなく今回の終点、上里に着く。
出発前に廻しておいた車1台に、運転者3名と南部へ帰る2名が畝刈まで移動する。残りはここから先に見えた、車道の大橋の袂まで下り、迎えの車に分乗して帰宅する。
今回は緩やかなアップダウンの林道多く、展望は余り楽しめなかったが、十分に森林浴をしたコースであった。
参加者:会員16名、1名

コースタイム:
9:00 畝刈バス停に集合
9:15 スタート
10:30 藤ノ尾バス停
11:00 雑木林峠(休憩)
11:50 才木(昼食)
13:50 上里