第1486例会 青螺山と黒髪山

西川 幾恵

長崎山岳会に入会して最初に登った山がこの2つの山でした。もう一度チャレンジしたいと思いつつ10年経っていました。全体会でリーダーも拝命。数回の試登の後の本番でした。
 7:30田尻邸集合。嬉野インターで高速を降り、10年前登った龍門登山口は山開き神事があるので混雑を避け前日の雨で少し雲のかかった桜花舞う乳待坊公園からの出発を選びました。
 乳待坊展望台から雄岩、雌岩の雄大な景色を眺めた後、水江さんの掛け声で準備体操をする。この短時間の準備体操のお陰で少なくとも私は今回完踏できたと信じています。息を吐きながら足、肩、腰、膝のストレッチで体に優しい体操でした。本日のコースを地図で確認し9:20出発。10分程車道を歩いて登山口に着く。見返峠までは少し上り坂。峠に着き一息ついていると長靴姿の男性が黒髪の方から現れた。どちらからですか?と尋ねると青森からと!!! S11年生まれ十和田在住、日本百名山を終了し、200名山に挑戦中でした。記念写真をと言うと軽く拒否して龍門の方に向かって降りかける。八戸の車はこちらにありましたよと乳待坊の方を指すと青年の家の標識を確認してサッサと下られた。72歳に我々も元気を貰って青螺山を目指す。

青螺山

滑る!下り
 ゆっくり歩いて青螺御前を越え10年前に目をむいた青螺山の登りを足取りも軽く難なくこなす。違う所はストック使用者が増えた事。青螺山頂では雲も切れ青空がのぞく。日陰を選んで大休憩。山頂は山開きに参加した龍門からの人で一杯となる。九州脊梁ラリー36Kの歩きこみに来ている人もいた。
 下りは昨日の雨で滑って大変でした。バランスを崩してずるりとなりそれを体とストックを操りバレーリーナのように鮮やかにお尻をつかずに取り戻す。ワア〜キャ〜と賑やかでした。それにさすが山開き、龍門からの登山者にたくさん会いました。青牧峠に近づくと少し楽な道になり峠の手前300mで見返峠に戻る緩やかな巻き道がある。まっすぐ進んだ青牧峠は木々に覆われて鬱蒼としていた。青牧峠の大きい標識の下中央に古い小さい[青螺山⇔牧の山]の標識が針金で取りつけてあった。お昼に近かったが龍門で食べようと下る事にした。標識どおりに下った。試登時迷った所も今回はばっちり標識も復活してクリア。青牧峠から龍門まではひたすらごろごろ道の下り道。30分位と思っていたが50分かかった。龍門でトイレを済ませのんびり昼食を取った。中島さんお得意の漬物もでた。これまでの所要時間が予定より早かったので二俣から後の平を通って黒髪を目指し見返り峠から乳待坊に戻る事にした。

鬼の岩屋?

黒髪山
 こちらの道はなだらかな変化に富む上り道で鬼の岩屋や青螺山を間近に展望できる所や蛇焼山のような伝説のある所などあり飽きません。この道でも青螺山で会った登山者数人に会いました。14:30黒髪山頂着。すっかり晴れ上がり最高の眺望です。小休止して見返り峠に向かいました。お肌つるつるの黒髪の森温泉に入りたくて雌岩は割愛し、一気に乳待坊へ向かい15:35乳待坊公園駐車場に到着後、温泉に入り田尻邸に17:50帰着しました。
 参加頂いた皆さん お疲れ様でした。

コースタイム
乳待坊公園9:20→見返り峠9:45→青螺御前10:21→10:47青螺山頂10:56→青牧峠11:31→12:18龍門P(昼食) 12:57→13:16二股→13:41鬼の岩屋→13:50後の平13:58→14:30黒髪山頂14:41→15:11見返峠→15:35乳待坊公園P

参加者:会員8名