第1479例会 長崎港一周@

西川 陽

「長崎港を囲む山々を結んで一周しよう、それも登山者の少ない平日にのんびりと」という計画が 昨年の全体会議で決まり、その第1回が1/14(水)に実施された。
 これは岩屋山を振り出しに稲佐山〜天門峯〜女神大橋〜大久保山〜戸町岳〜烏帽子岩〜唐八景〜彦山〜烽火山〜金比羅山を1月から3月までの平日(水曜日)に3回に分けて歩き山の上から「鶴の港・長崎港の美観を楽しもう」というものである。
 1/14は 時折小雨がぱらつくイマイチの天候、平日の行事でもあり参加者が少ないのではと危惧していたが9人集合、さすがは長崎山岳会、これで例会のていをなすと一安心。
 9時虹ヶ丘バス停出発、岩屋神社で参拝後、岩屋山を目指す。頂上近くの道は雪が積もっており滑りやすかった。岩屋神社から約40分で山頂着。ここで記念撮影。
残念ながら雲仙は見えなかったが 長崎港はよく見えた。山頂でチュニジア土産・ナツメヤシを頂き(これがやたら甘い自然の味で、こんな甘いものがあるのかと妙に感心した)10:20岩屋山を降り、稲佐山方面を目指す。下り道もよく滑ったが約40分で小江原のバス道路へ、団地の通りを約20分歩き11:22稲佐山への山道に入る。毎度のことながらこの山道入口の家の犬に吠えられる。
 稲佐山への道は標高250メートル程度で、平坦な箇所が多く歩きやすかったが、途中、猪が暴れたと見られる形跡が多々あり。12:00過ぎ頃から雨が降り出し雨具着用、昼食は12:40に鉄塔下で喫食。昼食を早めに切り上げ13:08出発、稲佐山展望台を目指す。約35分で稲佐山公園への舗装道路へ出て、展望台には13:47到着。展望台は高さ288メートル、このときには雨も止んで360度の景観が楽しめた。最初に登った岩屋山を振り返り自己満足。この公園展望台は稲佐山(340メートル)からは直線距離で約800メートル程度北北西に位置するが、公園展望台から見る景色は普段見慣れている稲佐山展望台から見るものとは若干異なるなと感じた。長崎港を取り巻くこれから登ろうとする山々もよく見え、長崎港一周山行の醍醐味満喫というところである。展望台からの景観を堪能後、14:02から稲佐山への舗装道路をゆっくりと歩き14:26に西泊方面への山道に入るが、この頃より雪が降り出したため、大谷口から.飽浦方面へ下ることとした。14:41大谷町の老人福祉施設・シンフォニー稲佐の森着、みぞれが降る中を大谷町の坂道を下り15:04水の浦バス停到着、ここで解散とした。
 悪天候により当初予定を若干切り上げざるを得なかったが 所要時間6時間、実質歩行時 約5時間(万歩計21千歩)の山行であった。景況厳しき昨今、現役世代が懸命に頑張るなかで「時間持ちの自由人」が平日に優雅な山行とは少し申し訳ないような気もしたが、神はその辺を加減して悪天候としたのであろうか?
 次回(第2回)は2/18(水)今回下った大谷町のシンフォニー稲佐の森からの スタートです。多数の参加をお待ちしております。
参加者:会員9名