第1475例会 お楽しみハイキング
山上 八郎
JR長崎駅前高架広場で例によってハイキングコースの投票をしてもらう。
いささか時間を持て余す様にゆっくり大波止へ向かう。伊王島への船便は10時15分出航なので各自船と温泉のセットになったチケットを野口英世一枚で購入、出発を待つ。
30分足らずの乗船で伊王島に上陸し、昼食の場所、温泉、帰りの船便を考えているとつい急ぎ足になるようだ。
沖の島教会では古くなった外壁の修理中で、良く見学することは出来なかったうえに正面にあったはずの『沖の島教会』のプレートも確認できなかったので『馬込教会』でも正解として、船中で終わっていた採点をやり直すべく考えながら沖島の東端に出て遠見岳へ向かう。
香焼島の西端と沖の島には架橋用の橋桁(脚)がそれぞれ3〜4箇所立派に完成していた。取付用道路も出来上がり橋の完成を心待ちにしている様だ。
海抜0bから今日のコース最高点の149bの遠見岳まで登りやっと休憩する。
頂上には鉄製の大きな十字架が立てられていて、“遠見番所跡”の標柱もあり展望良好の所のようだが、潅木が高くなりその隙間から海を眺める程のことしか出来なかった。
車道は良く整備されていて車は少ない道路を歩き、沖の島から伊王島へ橋を渡り、次の最高点の唐船岳(とうせんだけ)に向かう。
道路の要所には長崎さるく博時に設置された立派な道標があり、初めての人でも島内の名所旧跡を歩いて(又はレンタル自転車で)観光出来るようになっている。
Bのヒントにあった頂上には明治中期に建てられた古い神社があり、ここで昼食にし、成績発表となる。
今回のヒントは全てインターネットで完璧なまでに調べ上げられ、リーダー一人が泣きを見る羽目になった。なんと一位は三田徹、中島義信、平山裕子、田尻博子、馬場よし子の以上5人の皆さんで、商品は“ジャンケン”で決めることにする。
1等商品はザックで三田徹さんが獲得しました。他は12名中9名はほぼ予定コース通りの回答があり、インターネットで検索できないようなヒントの出し方を考え直す時であると痛感させられました。
コースはこれより伊王島を縦断して車道を40分程歩きCヒントの伊王島灯台公園まで。
ここで灯台記念館やその周辺にあるといわれるキイレツチトリモチなるものを初めて観ることが出来た。当初は名前からして“トリモチの木”の一種だろうぐらいに考えていたが、実物は何とツクシの大型かキノコの変形したもののようでまさに珍奇な植物であり、また、11月頃からの3〜4ヶ月間にだけ見られるものと判り、今回実物を観察することが出来たのはラッキーだと思った。
最後は温泉目指して30分、温泉では遠見岳まで一緒してくれた山内さんが待っていてくれて、ほとんどの人が着替え持参なのでさっぱりした気分で、長崎市内ではあるが『海外』ハイキングを終えることが出来ました。
参加者:会員15名