第1472例会 寺岳〜八郎岳縦走

金木 和義

又々たった一人の例会になってしまった。三田さんから「明日は雨になりそうだし、市岳連の行事と重なったので参加者がいないかもしれない。」との電話があったそうだ。
最近はリーダーをすると雨に遭う確率が高くなった。以前は晴男であったが今は雨男である。何で今迄晴れていたのに今日、雨なのか頭に来るな。
 10月26日(日)長崎バス新地ターミナル、やはり誰もやって来ない。空はどんよりしている。
平成15年より八郎岳縦走はやってないし、コースも少し変わっているだろう。意を決して一人で登る事にした。9時20分、三和中学校前にて下車。すぐに歩き始めた。
畑の道も迷いそうだ。いつもの車道に出る。ふと見ると登山道入口の細い道には工事用のワイヤメッシュが鹿が下りて来ないように柵がわりにしてある。ここまで下りて来ているのか。門扉も作ってあり、結構上の方まで施工してある。
寺岳手前の岩棚に10時25分着。空はどんよりしている。ここも5分程で出発。乙女峠には11時15分着。いつも食事を取っている所まで舗装道路が出来ている。どこから登って来ているのか、これからは昔は林とススキの間を道があったが、今は林の中に出来ている。
小八郎岳には11時35分着。とうとう雨が降り出した。傘をさす。八郎岳にちょうど12時着。
誰もいない。当然だ。雨の中で食事する訳にもいかず、すぐに出発。しかし腹もへるしどこかで食べなければ。舗装道路に出て登山道に入り少し登った林の中で傘をさし、尻皮を敷いて静かな食事とする。
雨の音がパサパサするだけだ。少し寒い。そこそこにして出発。中間点の無線塔の所に立つと大山教会が左側に、右側に金比羅山、彦山には東側から雲が駆け登っている。
ここを下ると右側に突如として砂利道の林が出来ていてびっくりである。ここまで道が出来たか。熊ヶ峰分岐から悪所岳の方にのびている。登山道を歩くよりこれを歩いた方が楽だ。
1時30分熊ヶ峰分岐着。ヒノキの枝が大きく伸びて防火帯の役目を果たしていない。早く剪定しなくてはいけないのに。
いつも道路を横断してお万の茶屋へ。手前にまた林道が出現、そしてお万の茶屋へ。なんとお万の茶屋の水場がない。左側に取り付け道路を作った為水場が全部取り取られ姿が変貌していた。
おまけに登山道が切り取られ、崖になって下が工事用の道路になっている訳だ。このダムは何の意味があるのか、まして登山道路をけずり登山者が楽しみにしている水場をなくしおかげで川には水が流れていない。市に言って階段でも造ってもらいたい。
新しく出来た舗装道路を下り、市民の森へ。ここから茂木へ下っていたらドンと音がした。ふと頭を上げると雄鹿が二頭目の前にいる。一頭は逃げたが他の一頭は振りむいてこちらを見ていた。すぐに逃げたが、ここまで鹿が下りて来ているとは。
ここを下った所で道が消えた。何度、さがしたがない。もう少しで人家に出るはずなのに残念。引き返す事にした。
市民の森の車道を約1時間歩いたが車はたった2台、後ろから来ただけでこの道はあまり使われていない。道を捜した分遅くなって4時30分、田上のバス停に着いた。一口香を買って帰る。
参加者:金木 計1名